福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

報恩について思い至りました

2010-11-22 | 法話
昨日96歳の義母の入院を見舞ったとき、義母が足の骨を折って痛がっているのでおもわずお大師様、お不動様に義母の苦痛を和らげてくださいと祈りました。

其の瞬間、「こうして何度も佛様に色々なことをお願いしてばかりで本当に申し訳ない、人間でもお礼をしない人には二度とつきあいしたくなくなるものだが、佛様は無数の人がお願いをしても其の都度お慈悲をかけていただいている。そして自らの業を棚上げにしてお願いばかりした挙句、お礼はけろっと忘れている。こんな愚かな自分達をよくも見捨てないでいてくださっている。これからは本気でお礼行に励もう。」と思いました。

そのまま拝んでいると義母の痛みはすぐに引きました。夢を観たようで何度も笑いました。ありがたいことでした。

けさ勤行しているときも「これからは、佛様にいままでの数限りないお蔭の万分の一でも御礼行をしておかえししていかなければ」との思いが強く湧いてきました。すると気持ちがとてもすっとするのです。いままでのいろいろな計算ずくの考えががすっと消えて本当に清新な力が漲ってきました。逆にああしてこうしてと計算ばかりしているときは其のとおりにならず不安と焦燥ばかりでしたが・・・。ふしぎなものです。

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