言継卿記 / 天文十四年(1545)六月十日条
「十日 大神宮及ビ清水寺ヲシテ雨ヲ祈ラシム」
天皇は後奈良天皇 (室町幕府は12代足利 義晴)
戦国時代の真っただ中であるにもかかわらず後奈良天皇は降雨祈願をさせています。
後奈良天皇は大変民草のことを心配された天皇陛下でした。当時天下大疫平癒を祈願、心経を写経され全国一宮に納められたのが残っていて国宝となっています。その奥書に「今茲天下大疾万民多阽於死亡。朕為民父母徳不能覆、甚自痛焉。窃写般若心経一巻於金字、(中略)庶幾虖為疾病之妙薬。(ことし天下大疫、万民多く死亡におつ、朕民の父母として、徳覆ふ能はず、 甚だ自ら痛む、ひそかに般若心経一巻を金字に写し義堯僧正をして之を供養せしむ。こひねがはくは、ああ疾病の妙薬となさんことを)時に天文九年六月一七日」
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