○マーラー 交響曲第2番「復活」 高関健/群馬交響楽団他 2006年3月11日(ライヴ)
高関/群響のマーラーについては、2003年に演奏した3番が素晴らしかったことから、以後、楽しみの演奏会になりました。
「復活」は、カプラン校訂による版の日本初演ということで話題になった演奏です。私は、前日の音楽センターでの定期演奏会に行くつもりでしたが、チケットの手配が遅れ、満席になってしまったため、すみだトリフォニーホールでのこの演奏会に行きました。
演奏はもちろん満足いくもので、特に弦楽器の絶妙な音色は、日本のオケとは思えないほど素晴らしいと思いました。終楽章での鐘の音量が大きすぎるということもありますが、これが却って個性を感じさせ、私はむしろ肯定的に思っています。
私が好きなのは、終楽章の後半、声楽が出てくる前、ホルンが遠くから聞こえ、トランペットが音をちりばめる、まるで寄せる波に太陽光が注いで、キラキラ光っているような感じがします。
なお、定期演奏会はFM放送があるのでエアチェックしようと思っていたのですが、忘れてしまい、大変残念に思っていたのですが、その年の12月、CD化され大変喜びました。CDを購入した日が群響クリスマスパーティの日であったため、パーティの席上、池田さんはもちろんのこと、高関監督にもCDにサインをいただきました。