○ベルリオーズ 「ローマの謝肉祭」序曲
○サン・サーンス 序奏とロンド・カプリチョーソ
○サラサーテ ツィゴイネルワイゼン
○ガーシュイン ラブソディ・イン・ブルー
○(アンコール)
○ブッチーニ 「蝶々夫人」から「ある晴れた日に」
○ヴェルディ 「運命の力」序曲
○ヴェルディ 「運命の力」から「神よ、平和を与えたまえ」
○ラヴェル ボレロ
○江間章子(作詞)、中田喜直(作曲) 夏の思い出(アンコール)
加藤知子(Vn)、山中千尋(Pf)、中嶋彰子(S)
大友直人/群馬交響楽団
今日の演奏会は、「群馬県文化基本条例」制定を記念して、群馬にゆかりのある女性ソリスト3名を招いてのスペシャル・ガラーコンサート、題して「ミューズたちの華麗なる協演」
そして、まさに題名通りの素晴らしい演奏会でした。
加藤さんは、20年くらい前にNTTのチャリティ・コンサートで四季を聴いて以来です。そのときも感じたことですが、それが難しいフレーズであってもどこか楽々として演奏していて、それでいて芯が通っていて淀みのない素晴らしい音色を奏でるという感じです。
山中さんのラプゾティ・イン・ブルーを聴くのは、3回目になります。
もう走り出したら止まらない、止められないという感じでした。音はマシンガンのようにダッダッダッ・・・と打ち込まれるように圧倒的に力強く、そしてクリヤな音です。
演奏後の話では、リハーサルとは全く違う即興をやってしまったとのこと。オーケストラも唖然としているようでした。ガーシュインの曲でなく、山中千尋「ラプソディ・イン・ブルーの主題による即興曲」といったところでしょうか。
中嶋さんは、昨年3月の群響定期で、ラヴェルの「シェエラザード」を歌われ、妖艶な姿と歌唱に魅了されたものでした。今日も迫りくる豊かな声量と曲の本質に迫る歌唱に魅了されました。
中嶋さんは、群馬県の観光大使(的なもの?)に就任されるとか。今日も司会をされていました。
(ベイシア文化ホール)