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信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

今日聴いた曲

2022-01-02 19:12:04 | 他の音楽
○ドヴォルジャーク 交響曲第8番 ノイマン/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1971年10月24、26日

ノイマンというと、1968年、アンチェルが演奏旅行中に起きたチェコ事件で亡命した後、ライブチヒの地位を辞職して帰国、チェコ・フィルの首席指揮者に就任していますが、以前よりオーケストラのレベルが下がったとか、田舎くさいとか先入観があって、ほとんど聴くことはありませんでした。しかし、聴いて見ると、その先入観は誤りだったのではという気持ちになりました。

このCDは、もともとはアンチェルの「売られた花嫁」、「謝肉祭」序曲が目的で購入したもので、メインの第8交響曲は聴いたことがありませんでした。(その後、交響曲全集を購入しているので2枚持つようになりました。)
ここ数日、いろいろな指揮者の第8交響曲を聴いている流れで、聴いてみたところ素晴らしい演奏であることがわかりました。

とても折り目正しくオーソドックスを地で行くような演奏ですが、そこにはアンチェル時代の音色が垣間見えるな気がします。
もちろん、アンチェルのような強烈な個性はありませんが、それをほどよく引き継いでいるのではと思います。
例えば、ティンパニですがアンチェル時代のような強烈なものではありませんが、それでも他の演奏と比べれば、十分目立っています。また、「いぶし銀」とも比喩された弦楽器の音色は、引き継ぎつつ、よりしなやかな音色になっているように感じます。
コメント
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