教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

ウクライナ・カトリック

2005-08-01 13:49:03 | グローバリゼーション
ウクライナ人のカトリック教会が、ロンドンの
オックスフォード・ストリートの近くにというかメイフェアの近くに
ある。

ウクライナ・カトリックはロシア正教とも違うが
ローマ・カトリックとも違う。しかし、雰囲気は
東方教会系だ。イコンのような画像がチャペルの
真正面にあるのはそうだろう。

日曜日のミサに参列したが、500人ぐらいで一杯になっていた。
ミサはウクライナ語。全くわからなかったが、
ミサの流れは世界共通なので
困惑はしなかった。
アレルヤはいっしょに歌えた。
ただ、クロスのきり方も、聖体拝領の仕方も
ローマ・カトリックとは違っていた。

それにしてもオルガンなしでアカペラで、
全員で聖歌を歌うのであるが、
実に上手い。これはちょっとした大聖歌隊だ。

しかし、そのぐらい大事なのだ。
異国の地、しかも1991年独立後も激しい政治の動き
の中にあって、コミュニティーなくして
生きていけない。

コミュニティーの重要性が日本でも説かれているが
この切迫感がないのに、コミュニティーを体験的に
実感してもらおうという方法論だけでは、日本では
おそらく本物を回復できないだろう。
ウクライナ人のような状況に日本はないからだ。

日本に必要なのは、コミュニティーの必要性を実存的に
かつプラグマティックに知るシミュレーション学習である。

必要性の希薄なところには、体験×チーム学習×論理という
学習プログラムを開発する必要がある。


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