工学院大学学園百二十五年史 - 工手学校から受け継ぐ実学教育の伝統 | |
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中央公論新社 |
☆「富国強兵、殖産興業」
☆「優勝劣敗」
☆近代官僚国家を支え、今もその尻尾をつけている
☆20世紀型産業構造。
☆これを推進してきた正当化理論は
☆東大初総理加藤弘之らの歪曲した社会ダービニズムと法律進化論。
☆しかし、この思想に啓蒙思想やキリスト教で対立し、
☆戦後教育基本法に実現させた希望の思想が≪私学の系譜≫にはあった。
☆政治経済的には微力であり続けるが、その気概は大きい。
☆一方、思想だけではなく、
☆テクノロジーも、国家に仕えるか、
☆市民をサポートするか、
☆≪官学の系譜≫VS≪私学の系譜≫があった。
☆工学院125年史にその≪私学の系譜≫が脈々と継承されていることが
☆書かれている。
☆思考とテクノロジーが一体となった工学院の歴史は、
☆≪私学の系譜≫そのものであり、20世紀型産業構造と袂を分かち
☆21世紀型社会の実現の道しるべとなる光を放っている。
☆2013年を迎えるにあたり、熟読すべき書である。