教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

中学受験でロジカルシンキング

2011-09-30 11:06:12 | 
頭のいい子が育つロジカルシンキングの習慣
クリエーター情報なし
中経出版


☆学習塾ロジムの経営陣であり、講師である苅谷進さんと野村竜一さんによって

☆考え方=学び方が紹介されている本。

☆学習塾経営者が執筆すると、塾のシステムの宣伝になる場合が多いが、

☆本書はまったく違う。

☆ロジムで学ぶその方法であり、その方法はまた考える過程でもある。

☆受験勉強するためには、どこまで知識を詰め込むかという従来型の話ではなく、

☆既存の知識を使わずに考える問題を出題する上位校に進むには、

☆どのような学び方を学ぶとよいのか、その方法論を展開している。

☆一見難しい話はしていないように見えるが、

因果関係とは何か?

集合論的な論理の階型理論の考え方

前提の仮説とその論理的検証

知の階層構造(ツリー構造)


☆といった数学的論理というか、コンピュータのプログラミング言語の論理

☆といった知のベースがある。

☆そんなことは受験生や保護者は知る必要ないので、

☆そこはすっ飛ばして書いているが、

☆学問的背景がまったくなく、入試問題をひたすら解いて

☆秘伝(すぐれた秘伝は結局学問的には経験論的結論につながるのだが)

☆を伝授する昔ながらの塾とは全く違う発想である。

☆ロジムは、経営ではなく知のコンサルティングを行っているということだろう。

☆もっとも、経営自体は知識工学が必要な昨今だから、

☆上位校の入試問題を素材にトレーニングすることは、そのまま

☆知識基盤社会に通じるということだろう。

☆未来社会に適合する新しい塾のあり方の一つだと思う。

☆そして、あまり強調されていないが、

☆学年があがるにつれて、

☆前提や仮説は、自ら思い描かねばならないが、

☆その体験知てきな重要性は、残念ながら麻布や桜蔭、

☆開成などのような上位校の入試問題でしか、今のところ味わえない。

☆また、集合論的な論理の展開には、パラドクスがつきもので、

☆それを解決する能力のスタートが、そのような入試問題を解くロジカルシンキングの

☆プロセスでもあり、そこがスリリングなのだが、

☆そのような入試問題を作成する学校が少ない。

☆それゆえ、ロジカルシンキングの学び方を学ぶ塾として、

☆ロジムで学ぶ生徒は、仕方がなく上位校を目指す生徒になってしまう。

☆世界リスク社会では、ロジカルシンキングは世界市民の重要なサバイブ能力の一つ。

☆上位校に限らず、既存の知識に依存しないロジカルシンキングで解ける問題を

☆がんがん出題するようになれば

☆日本の社会も少しは変化するはずである。

☆ただし、学び方を学ぶ学習は、従来型の第一次学習よりは次元が高い

☆第二次学習であるが、その次の次元の学習は、中高一貫校で学ばなければ

☆日本の社会が大きく変わることはないが、

☆そこの保証がまだ見えていないのが、実際のところである。

☆ロジムの次の戦略は、そこにあるのかもしれない。
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キンドル・ファイア iPadに挑戦

2011-09-29 08:34:17 | イノベーション
☆毎日新聞 9月29日(木)0時50分配信 によると、

米アマゾン・コムは28日午前、タブレット型多機能端末「キンドル・ファイア」の販売を米国内で11月15日に始めると発表した。アマゾンは電子書籍専用端末「キンドル」を展開しているが、タブレット端末の販売は初めて。価格は199ドル(約1万5000円)で、タブレットで先行する米アップルの「iPad(アイパッド)」(499ドルから)の半額以下に設定。市場では「最大の競合相手になる」とみられている。

☆日本での販売は未定とは・・・。

☆しかし、どんどん英語の需要がふえるなあ。

☆そして読解力・速読力・情報圧縮力・・・。

☆文科省の学習指導要領ではおいつかない・・・。
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野田首相 増税の可能性ほのめかす

2011-09-29 08:24:56 | イノベーション
☆産経新聞 9月28日(水)23時58分配信 によると、

野田佳彦首相は28日の参院予算委員会で、東日本大震災の復興事業が拡大した場合の対応について「税金の負担額が増えるか必ずしも言えないが、その可能性もある」と述べ、さらなる増税を行うこともあり得るとの認識を示した。財源確保のため政府・民主党が決定した臨時増税案については「いずれ増税すればいい、経済がよくなってからやればいいということでは復興債償還の道筋を明らかにすることにはならない」と述べ、増税時期の先送りを否定した。

・・・・・・・また、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設について「私も先頭に立って頑張らなければならない。なるべく早く現地で話をできるようにしたい」と述べ、早期に沖縄県を訪れる意向を表明。県内移設に反発する沖縄の理解を得られるよう全力を挙げる決意を示した。


☆新しい知恵がない。

☆国による統制、89年前の冷戦構造を

☆踏襲しようとしている野田政権。

☆来春は「リーマンショック2×大増税」W恐慌か・・・。

☆個人的には農村とのネットワークと

☆イノベーションのネットワークと

☆早急に絆を深めなければ・・・。

☆大企業はもはや海外移転は空洞化ではないという

☆パラダイム転換をしなければならないだろう。

☆文化(お金に換算するから結局お金だけれど)とお金は、日本に実はあるという

☆リアルな信用を築かねば・・・。


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モダニズムとポストモダニズムを同時に乗り越える本

2011-09-27 03:08:17 | 
個人化社会 (ソシオロジー選書)
クリエーター情報なし
青弓社


☆モダニズムは永遠の権威を破壊し、

☆ポストモダニズムは進化の権力を崩壊させた。

☆しかし、その残骸は生き残り、

☆それぞれ勝手な小さなビジョンで自己実現という

☆自己満足の世界と無意識の中に創造性というレッテルだけの

☆安楽の地を見出した。

☆それは超自我とその抑圧を

☆避ける最終地上のパラダイスである。

☆今や無意識が形式知化とか

☆見える化とか呼ばれ、

☆むき出しになっている。

☆ケイオスの状況が多様性であり、多価性であると

☆錯誤されている倒錯状況である。

☆しかし、それは通訳不可能な言説。

☆つまり独白どうしの状況である。

☆そのような状況の中でいかにして

☆コミュニケーションは可能なのか。

☆それは、ポストモダニズム後の残滓である

☆個々人に微分化して残っている権威や権力を

☆捨て、誇りに転化することである。

☆胸中にある寄らば大樹の陰を捨て、

☆自他共に認めあう共通の座標軸を作ることである。

☆それは決して与えられた座標軸ではない。

☆それは決して押し付けられた座標軸ではない。

☆誰にも押し付けない座標軸。

☆無意識ではなく、暗黙知を無限に探求していく過程そのもの

☆が座標軸をつくる。

☆結局黄金律ということなんだろうけど・・・。
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衛星落下破片 そろそろ日本上空を通過?

2011-09-24 01:55:14 | グローバリゼーション

☆読売新聞 9月23日(金)21時15分配信 によると、

文部科学省は23日深夜、寿命で地球に落下しつつある米国の大気観測衛星(UARS)について、米航空宇宙局(NASA)の情報を基に、大気圏に再突入するのは日本時間の24日未明から25日未明にかけてとみられると発表した。

24日午前2時に北方領土付近、同3時半に愛知、岐阜、福井県など中部地方付近、同5時に沖縄本島の南側の上空を通過すると見込まれる。

☆破片が地上に到達することもあるようだ。

人に破片が当たる確率は3200分の1で、特定の1人に当たる確率は20兆分の1以下になるとしている。

☆この確率、低いのか高いのか?

☆東京─ニューヨーク間約1万キロを12万5,000回往復して死亡事故に遭う確率は、

☆輸送実績1億人キロあたりの死亡乗客数「0.04人」という数字があるそうだが、

☆それと比べてどうなのだろう?

☆ピンとこないが、0でないということは、

☆いずれにしても、これもまた新たな人類の科学のリスクとして

☆増えたということは確かというコト。
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円しわよせ高とまらない

2011-09-22 08:36:24 | グローバリゼーション
☆産経新聞 9月22日(木)7時56分配信 によると、


再び円高圧力が高まってきた。21日の東京外国為替市場で円相場は、一時1ドル=76円11銭を付け、東京市場での戦後最高値を更新。8月19日にニューヨーク市場でつけた全市場での最高値の75円95銭まで16銭に迫った。欧州の財政危機でユーロから逃げ出した投資マネーが円とドルに流入。さらに米国の追加金融緩和観測を背景にドルに流れた資金も円に向かっている。日米欧の“三角関係”によって、円がしわ寄せを受けるという構図だ。

米国で21日午後(日本時間22日)に予定される連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、緩和観測が台頭。金利低下リスクのあるドルを売り円を買う動きが活発化した。

欧州では、ギリシャのデフォルト(債務不履行)危機は、16、17日にポーランドで開かれた欧州連合(EU)の財務相会合が追加融資の実施で合意し、ひとまず回避された。だが、19日に米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がイタリア国債を格下げしたことで財政危機の波及不安が一気に広がった。債務悪化国の国債の値下がりで、保有先である欧州金融機関に巨額の損失が発生するリスクも高まり、投資家はユーロを見限り始めている。

欧州内では、安全資産としてスイスのフランが人気だったが、スイス国立銀行が無制限の介入によるフラン高阻止を表明。受け皿を失った資金が最終的に行き着く先は、消去法で円しかなかった。


☆米国の金融政策への失望感

☆ギリシャの経済危機によるユーロへの失望感

☆フラン高阻止の介入による避難所の喪失感

☆円はしわよせ高・・・。

☆それにしても、

☆22日8:30段階で

☆米ドル→76.59円

☆ポンド→118.70円

☆ユーロ→103.97円

☆なんということだ。。。。。
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昨年の米世帯所得 貧困率上昇

2011-09-21 05:36:57 | 経済
☆ウォールストリート・ジャーナル(日本版)2011年 9月 14日 10:50 によると、

米国勢調査局が13日発表した生活水準に関する年次報告によると、米国の標準的な家庭の所得(年収の中央値)はインフレ調整後ベースで前年比2.3%減の4万9445ドル(約381万円)だった。この所得中央値は、高い失業率と厳しい雇用環境を受けて給与の増加が難しくなっているため、07年以降減り続けている。

プリンストン大学のジャスティン・ウォルファーズ客員教授(経済学)は、「これまでの10年は幻想に過ぎなかった」と述べた。つまり、過去10年の賃金上昇がそれほど大幅ではなかったにもかかわらず、人々は住宅価値の急上昇と、イージークレジット(融資基準の緩さ)を利用して稼ぐ以上に消費できたためだと指摘した。

☆平均所得減少の理由は、

①賃金格差が広がって高賃金ないし低賃金の仕事が増え、米国の多くの中間層にとってわりの良い仕事が減ったこと

②より低賃金の労働者のいる海外との競争が激化したことがある。 

☆女性の賃金上昇によって家庭の所得は上がっているようにみえるが、

☆女性は依然賃金面で男性に比べ低い。以外にも?、日本と同じ事情か。

☆貧困者は数で見ると4600万人というから、日本の人口の半分弱。すさまじい格差だ。

☆2010年の医療保険加入者の数は2億5620万人で、前年の2億5530万人から微増となったという。

☆なんだかんだといって、オバマ大統領を支持する層は盤石かもしれない。

☆革命によってではなく、市場の原理によって、政治も変わる機能がやはりアメリカということか。

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ギリシア ユーロ継続しない議論も

2011-09-21 05:24:16 | 教育政策
☆ロイター 9月20日(火)10時46分配信 によると、

ギリシャのカティメリニ紙(オンライン版 http://www.ekathimerini.com )は20日、ギリシャ政府が財政危機への対応を強化するため、ユーロ加盟継続の是非を問う国民投票を実施する可能性があると報じた。・・・・・・首相はこれまでいかなる形の国民投票にも反対していたが、国民投票の実施で、あらためて国民の信認を得られれば、財政健全化を進めやすくなるとみているという。

☆国民投票を実施する可能性については、わからないが、

☆ユーロのシステムに何らかの

☆改善が求められ、そうなっていくという兆しだ。

☆ある意味コントロールせずに市場の原理にできるだけまかせようとしたユーロは

☆理想ではあるがということなのだろうか。
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メルケル政権 支持率低下

2011-09-20 01:05:59 | グローバリゼーション
☆毎日新聞 9月18日(日)19時14分配信 によると、


ドイツのメルケル連立政権が、「リビア」「ギリシャ」を巡る対応で批判を集め、支持率急落に直面している。メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟と連立相手の自由民主党は09年総選挙で計48.4%の得票率だったが、今月の世論調査では支持率で計35%にまで下落。政権運営は危機を迎えている。

☆リビアに関しては、英国とフランスから非難されている。

☆ギリシアを巡っては、国内から抵抗を受けている。

☆これにより、

最大野党の中道左派・社会民主党は09年総選挙時の得票率23%から、現在その支持率を29%にまで上昇させた。東電福島第1原発事故後、「脱原発」世論を背景に支持を拡大する緑の党は19%で、両党の合計は48%に達し、連立与党の計35%を大きく引き離している。

☆ということである。

☆しかし、リビアとギリシアの話は、結局化石燃料派からの抵抗であり、

☆脱化石燃料の具体的な道が見えない限り、

☆なんとも分が悪い。

☆理想に向かってどのような言葉を新たに生めるかにかかっている。
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君が代訴訟問題 「権利の闘争」続く

2011-09-17 06:23:26 | 学校の法化現象
☆毎日新聞 9月16日(金)18時49分配信 によると

学校行事で起立して国歌を斉唱しなかったことを理由とした停職処分は不当だとして、東京都立高校の元教諭2人が都を相手取り、処分取り消しなどを求めた訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は、11月28日に弁論を開くことを決めた。最高裁は2審判決を見直す場合に弁論を開くため、「都による停職処分は裁量権の逸脱には当たらない」とした2審判決(今年3月)が見直される可能性が出てきた。

原告の一人、河原井純子さん(61)=八王子市=は「最高裁が、大阪の条例化の動きにブレーキをかけてくれようとしている予感がする。司法の良心に期待したい」と話した。

☆2審判決は、思想良心の自由が、法律上保障されないということを

☆明白にしたのではないか。

☆法律上保障される条件が実はないので、人間関係の力学や

☆大衆民主主義的な権力というかポピュリズムを正当とみなしてしまう危険性があるという問題。

☆あくまでもコミュニケーション行為によって解決する

☆そのシステム構築の保障をしなければならないのに、

☆コミュニケーション行為というものが、成熟していないために、

☆つまり悪法も法であるという法制度を批判できないコミュニケーションシステムに

☆なっているために、話し合いができないので、反発する言動で対抗することしかできず、

☆しかし、それは罰せられる行為としてみなされるわけだ。

☆集団のルールに従えと。

☆その集団の正統性は、文科省であり、国家であると。

☆で、その国家の主権者は、だれかというと、罰せられてしまう声を持った人でもある

☆という矛盾をどうするか。

☆強いやつが勝という。

☆法律なんてそんなもんだ。

☆権力の正当化そのものなのだと。

☆そんな権力が権利になりすましている現状に闘おう!

☆といったのが、イエーリング。

☆最高裁は、この「権利のための闘争」の精神を継承しているのだろうか。

☆だとしたら、牧野英一がここで復活するのだが、自然法論は、

☆法実証主義者にとってはなかなか受け入れられないのでは・・・。

権利のための闘争 (岩波文庫)
クリエーター情報なし
岩波書店
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