教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

長崎で心打たれた ルース駐日米大使

2010-09-27 07:33:56 | 平和
☆時事通信(2010年 9月26日 19時15分配信)によると、

ルース駐日米大使は26日、就任後初めて被爆地・長崎市を訪問した。駐日米大使の長崎訪問は4人目で、1994年のモンデール大使以来16年ぶり。・・・・・・ルース大使は資料館で「深く心を打たれた。核兵器なき世界を求めるオバマ大統領の決意の重要性を強く認識した。長崎の不屈の精神を見せていただき感謝している」と記帳・・・・・・。

☆今回の訪問と

☆この記帳の言葉

☆信じたい。 
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80年代の日本の社会現象をたどる資料的価値の本

2010-09-23 19:58:42 | 
ストリートの思想―転換期としての1990年代 (NHKブックス)
毛利 嘉孝
日本放送出版協会


☆80年代以降、とくに90年代以降何かが変わった。

☆それをテレビでは得られない、ポップカルチャーや

☆サブカルチャーの多様な運動を歴史順に配列した

☆資料的価値のある本であるが、

☆何が変わったかは判然としない

☆傍観的労作である。

☆反貧困闘争と大学知がフラット化する

☆ストリート思想。

☆そういう現象が起きていることはわかるし、

☆テレビだけではこのような塊で情報を収集するのは

☆難しいから、重宝するが、

☆何が変わったのかわからない。

☆どうしてストリート思想のような変化が生まれたのか。

☆制度が変わったのか、

☆経済が変わったのか、

☆あたりまでは多少論じているが、

☆なぜそのような価値を感じ、

☆考えるようになったのか、

☆人間の認識の仕方の変化がまったく書かれていない。

☆著者の認識の方法は、物象化され、要素還元主義的認知論のままである。

☆20世紀型の認識のフィルターで見ているから、

☆本当はどう変わったのか見落としている可能性がある。

☆たとえば、ハーバーマスを引用しても、

☆コミュニケーションという認識の転換の兆し、

☆つまり、カントやヘーゲル、マルクスなどの認識論の転回

☆もしくは破壊的創造の変化を見逃している。

☆とても宮台真司氏や東浩紀氏と議論できる土俵に立っていいるとは

☆いい難い。。。。

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水島ヒロさん挑戦か

2010-09-22 15:24:16 | 自立
☆スポニチ(2010.9.22)によると、

20日付で所属事務所を退社し、作家に転身することが明らかになった俳優の水嶋ヒロ(26)。・・・・・関係者によると、すでに、シンガー・ソングライターで休養中の妻・絢香(23)と2人で会社を設立。この会社をもとに、2人の創作活動をベースとした事業展開を行っていくものとみられる。

☆21世紀型クリエイティブ・クラスのプロットタイプになれば、

☆高校生や大学卒業生の就活の新たな道が拓かれるのだが。。。
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オタクはシャレかオシャレか?世界を拓く可能性

2010-09-18 10:28:06 | 
日本的想像力の未来~クール・ジャパノロジーの可能性 (NHKブックス)
クリエーター情報なし
日本放送出版協会


☆村上隆氏が、現代思想されているのがおもしろい。

☆氏の作品の大きな特徴の1つは<かわいい>。

☆<かわいい>はシャレなのかオシャレなのか。

☆その両義性は、本質と上辺という二元論ではない。

☆本質と本質であり、上辺と上辺でもある。

☆上辺と本質であるかもしれない。

☆そもそも関係ないかもしれない。

☆そこにクール・ジャパノロジーの社会関係を切断する

☆超然とする<かわいい>戦略がある。

☆社会関係を切断するから、ひきこもりもでてくるが、

☆そこだけを捉えること自体、矮小化された因果関係を

☆押し付ける。この抑圧主義的フロイトのビジョンをどう解体するか。

☆クール・ジャパノロジーのまだ気づかれていないエネルギーは、

☆欧米の歴史的文脈すら相対化するパワー。

☆それはクール・ジャパノロジーを分析・根拠づける社会学的考察ではなく、

☆アニメやコンテンポラリーアートやポップカルチャーそのもののパワー。

☆このパワーはいかにマネタイズするのか。

☆そこに終始話題が立ち戻るのが、実に学問的だ。

☆学する時間をできるだけ得ながら、生きる糧を

☆持続可能な状態にできる市場をいかにして形成していけるのか。

☆カントもヘーゲルも、モーツアルトもベートーベンも

☆それがいつも問題だった。

☆もちろんマックス・ウェーバーも。

☆学としての市場形成について語らない日本の教育は

☆すでにそこが問題なのである。
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村上隆個展「MURAKAMI VERSAILLES」始まる

2010-09-18 02:51:58 | 文化・芸術
☆フランス・パリ郊外のヴェルサイユ宮殿で、村上隆氏の個展「MURAKAMI VERSAILLES」が14日(現地時間)から始まっている。

エキサイトイズムで、その模様を見ることができる

☆すごい。時を超え、空間を超え、座敷わらしが、ベルサイユ宮殿に出没したという感じ。

☆写真だからなのかもしれないが、違和感なくベルサイユの空間に出現している。

☆空間のど真ん中にあるオブジェでも、目立たないが、よく見ると、たしかに日本のアニメがそこにある。

☆もちろん、壁際にも配置されている。

☆しかし、それらは、作品と言うよりも、

☆背後霊や座敷わらし、あるいは妖怪のように、

☆観光客とともにいる。

☆この共にいるという不可視な雰囲気を

☆可視化している。だから見れども見えないのだ。

☆クール・ジャパノロジーの極致のクリエイティビティ。

☆いかなる反対者も訪れて見よ。

☆なんと見えないから。

☆12月12日まで催されている。
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円、一時82円台突入!

2010-09-14 23:46:33 | 菅政権
☆本日、民主党代表選の結果は、菅直人首相に決まった。

☆一方、時事通信(2010.9.14)によると、

14日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、民主党代表選の結果などを受けて、円が大きく買い進まれた海外市場の流れを引き継ぎ、一時1ドル=82円97銭を付けた。82円台に突入したのは1995年5月31日以来、約15年3カ月ぶり。

☆さて、菅政権の目論みは何か。

☆21世紀型民主主義に大転換するつもりなら、円高はわからないでもないが、

☆20世紀型民主主義をサポートしてきた産業人は、お怒りになるであろう。
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国際教養大学 中嶋嶺雄学長の限界

2010-09-12 10:49:57 | 
「全球(グローバル)」教育論 (think book)
中嶋 嶺雄
西村書店


☆本書は、避けて通れないグローバリゼーションの時代に、

☆それを乗り越える人材を育成する中嶋学長(公立大学法人国際教養大学理事長・学長)の

☆一世一代の偉業の歴史が書かれている。

☆内村鑑三は本書でも登場してくるが、

☆鑑三の語る後世に贈る最大遺物ではないが、

☆最も優れた精神に触れる思いのする書である。

今月10日、九段センタービル( 東京都千代田区九段北4-1-7)で、

☆全国私立中学高等学校私立学校専門研修会が行われたが


☆そのとき中嶋学長は「グローバル化の中の国際教育」と題して、基調講演を行った。

☆そのときの内容は、本書のエッセンスで、

☆本書を読んでいると、中嶋学長の肉声が蘇ってくる。

☆中嶋学長の講演は、これからもどこかで行われるだろうから、

☆そのような機会があったら、ぜひゲットして欲しい。

☆偉大な学者から影響を受ける気迫は、萎縮している私のような人間には

☆必要である。

☆しかし、同時に、中嶋学長の限界もある。

☆それは自らの立場を第三者的にみていないということである。

☆その立場は、中嶋という人間が作ってきたものではあるが、

☆学問の枠組みの中で、作られてきた部分もある。

☆だから、中嶋という人間が語っていても、その前提に

☆学問の枠組みがあるのだ。

☆21世紀は人材育成の時代だと学長自身も語るが、

☆人材育成とは、コミュニケーションや言語の能力の再構築の話である。

☆コミュニケーションや言語の能力の再構築は思考力の再構築である。

☆それが21世紀の「知識基盤社会」といわれるゆえんであるが、

☆中嶋学長の背負う理論負荷の世界は、20世紀までの学問の知なのである。

☆この知の枠組みで「知識基盤社会」を暗黙のうちに了解しているところこそ

☆打破しなければ、グローバルな時代をサバイバルできる人材育成は

☆結局はできないのである。

☆愛国心それは確かに大事であるが、国民が参加する実感のない国家の

☆愛国心をただ持てと言われてもそれは難しい。

☆学者としての暗黙の愛国心の知識を提案するだけでは、

☆日本や世界の社会は次のステージにとべない。

☆その暗黙の部分を拓いて、国民が相互にシェアできる議論をする必要がある。

☆しかし、福沢諭吉が100年以上前に語っているように、日本人は議論ができない。

☆なぜなら、暗黙の部分を拓かないから、それは抑圧になっている。

☆しかもその抑圧に気づかない。

☆学問と市民の思考をつなぐ社会が「知識基盤社会」であるかもしれないというビジョンは、

☆本書にはない。市民や世論はレベルが低いという響きがどこかにある。

☆もっとも、あなたのコンプレックスではないか、と一笑に付されるのがおちかもしれない。

☆しかし、そこに次の世代が乗り越えなければならない限界があるのだ。

☆この限界を示したことが、中嶋学長の偉業だと思う。
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スタバ戦略 コーヒーも「ウチ飲み」志向

2010-09-07 04:13:07 | 経済
☆J-CASTニュース( 9月6日11時22分配信)によると、

スターバックスコーヒーが、家庭用コーヒー市場に本格参入する。2010年9月から、4月に発売したスティックタイプのコーヒー、「スターバックス ヴィア(R) コーヒーエッセンス」などを、関東地区のコンビニエンスストアやスーパーで販売していく。景気低迷で節約志向が高まり、コーヒーも「ウチで飲む」傾向が高まっている。マーケティング調査の富士経済によると、スティックタイプにあたる商品の2009年の市場規模は223億円で、前年比21%増と伸び盛りの分野だ。

☆お酒がそもそも「ウチ飲み」志向戦略だったのが、

☆スタバのコーヒーもついに。。。

☆しかし、考えてみれば、お酒と違い、コーヒーならば、

☆オフィスでも飲めるわけで。

☆市場規模はたしかに大きくなる。

☆しかも、スティックタイプでドリップコーヒーと

☆違いがないとしたら、その便利さゆえにさらに拡大する可能性がある。

☆それよりもなによりも、都市空間のデザインが変わる。

☆水と氷とお湯が出るおしゃれなスタンドと

☆お茶も紅茶もコーヒーもスティック化され、自動販売機で購入できる。

☆あとは庭園がひろがっていればよい。

☆その庭園は、エコとアートで満ちているから、新たな雇用が生まれる。

☆それは美しくなければならない仕事だし、賢くなければならない仕事である。

☆庭園では、モバイルPCやiPhoneやiPadで、研究や企画、編集が行われている。

☆演奏やドラマなどのパフォーマンスの庭園劇場もある。

☆日本の気候は、暑く湿度が高いから、それをしのげる設計は必要だろう。

☆アートエコロジカルな仕事と時空のデザインは、食が変えるのかもしれない。
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鈴木寛氏がどこまで熟議を広げられるかがカギ

2010-09-06 12:09:37 | 
「熟議」で日本の教育を変える 現役文部科学副大臣の学校改革私論 (教育単行本)
鈴木 寛
小学館


☆本書は、タイトルがまず謙虚すぎる。本書を読めば、日本の教育を変えるばかりか、日本そのものの知識基盤を変革することになるから、「熟議」で日本を変える、世界を変えるということだろう。

☆この本の内容は、わかりやすいし、水準というかハードルが同時に高い。

☆この熟議のレベルをデフォルト(初期値)として、対話ができるのならば、

☆すずかんさんの言うように、日本は「哲学」で世界に貢献できるだろう。

☆まさに明治維新の思想の原動力を醸成した塾のような存在がたくさんできるのだろう。

☆しかし、なぜ日本の教育を変えると、段階的なタイトルをつけたのだろう。

☆そこにすずかんさんに遠慮させる何かが民主党に働いているということだろう。

☆文科省の副大臣としての立場?それもあるかもしれないが、もっと他の壁・・・。

☆いずれにしても、読むときに注意をしなければならないのは、

☆その制約である。枠組みである。あくまで、国家正義を前提とした経済的自由を保障する

☆国家的リベラリズムであり、市民社会的リベラリズムというか、宮台真司氏的な

☆卓越主義的リベラリズムではないということだ。

☆ましてサンデル教授の語るようなアリストテレス的コミュニタリズムでもないだろう。

☆パーフェクトなリバタリアニズムでもないし、コンサバでもない。

☆あるポジショニングで有効な理論をすずかさんは論じているのだから、

☆ポジショニングを括弧に入れて話そうという前提には、クリティカルシンキングが必要である。

☆ビジネス的には、価値は中立な方がよいから、括弧に入れるというより、マスクをかけようということになるか。

☆何でもよいから新しいことをやって儲けようよという発想もありだからだ。

☆しかし、はっきり言えることは、ここから熟議を本当にスタートできるとしたら、

☆福沢諭吉がずっと懸念していた、議論のできない日本人の壁を、

☆100年以上経って、やっと崩せるのである。

☆2回の戦争で、すっかり明治維新当時の精神を忘却してきたわたしたちではあるけれど、

☆竜馬人気に便乗して、その続きをやろうではないかということのようである。
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少子高齢化対策がパラダイムを変える

2010-09-01 05:16:44 | 
人口負荷社会(日経プレミアシリーズ)
小峰 隆夫
日本経済新聞出版社


☆GDPで、中国が日本を抜いたのはついこの間の話題であったが、

☆実質すでに2008年前後から抜かれているという。

☆リーマンショックは、少子高齢化という人口負荷社会の一つの現象だったにすぎない

☆ということに気づかされる論考である。

☆労働力が減少し、GDPに代表されるような量の指標はどんどん下降線をたどるが、

☆それよりも重大な問題は、

☆世代間格差による富の偏った配分、

☆世代間格差による政策の偏り、

☆若者世代の過酷なストレス、

☆貯蓄の減少による資金の減少・・・

☆などなどあまりよいことはない。

☆天然資源から人的資源へ

☆援助から自立へ

☆失業率から就業率へ

☆このようなものの見方を転換する少子高齢化政策こそ

☆議論しなければならないということなのである。

☆GDPの向上ではなく生活の質の向上ということ。

☆頭ではわかっていたが、本書を読むと

☆身に染みてわかる。
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