☆「北京の私服警官だらけの光景 新聞はどこまで伝えきれたのか(連載「新聞崩壊」第2回/佐野眞一さんに新聞記者再生法を聞く)2008年12月31日(水)13時0分配信 J-CASTニュース」によると、
新聞の危機は経営面だけではない。インターネット上には、マスコミを揶揄する「マスゴミ」という表記があふれる。「あまえたちはゴミ」という掛詞なのだが、そこには記者たちへの不信感がにじみ出ている。相手の話を正しく聞き、意図を読み、そして伝える……。そんな「力」を記者たちが取り戻し、信頼を得るにはどうしたらいいのか。「新聞記者再生法」について、「カリスマ」などの著書があるノンフィクション作家の佐野眞一さんに聞いた。
☆「マスゴミ」の批判の的が微妙にずれている。「記者たちへの不信感がにじみ出ている。相手の話を正しく聞き、意図を読み、そして伝える……。そんな「力」を記者たちが取り戻し、信頼を得るにはどうしたらいいのか。」というところはなんか違う。
☆「相手の話を正しく聞き、意図を読み、そして伝える……。」そんな力を取り戻しと言うが、この力はものすごくあるのが今の記者ではないか。
☆これは戦後の学習指導要領の成果である。OECD・PISAの結果で、記述や論述が弱い、だから全国学力テストで、記述を出して、トレーニングするきっかけを、新学習指導要領で、言葉力をということになっているが、選択式であれ、記述式であれ、形はどうでもよいのだ。
☆どんな形の問題も、それぞれ思考のレベルがある。思考のレベルは世界標準でいけば6段階だ。選択式の問題でも、思考のレベル1から6まであり、記述式の問題でも思考のレベルが1から6まである。記述式の問題だからと言って、世界標準のレベルをすべてクリアしているとは限らない。
☆実は義務教育の学習指導要領は、レベル3までしか学ばないような仕掛けになっている。文言上はレベル4まであるが、現場ではそこまで行きつかない。
☆レベル1とは情報・知識の確認。レベル2は情報の整理。レベル3は情報の分類・照合。レベル4は論理。レベル5は批判。レベル6は創造だ。
☆学習指導要領では、情報を分類し照合できればよい。比較できればよいわけだ。新聞記者の読解力や思考力もここまででよいようにシステムがきちんとできている。
☆「相手の話を正しく聞き、意図を読み、そして伝える」という力は、レベル3で十分だし、レベル4が加われば優秀なコラムニストではないだろうか。「マスゴミ」と批判する側も実は、レベル3か4までのモノサシで批評している。だから突破口が見えないである。
☆だがしかし、このレベル3までの膨大な情報のデータベースこそ、すべての基礎である。だいいちDB作りには、膨大な資金力も必要だ。レベル4から6の力は生活者や市民が持てばよい。生活者や市民は資金力がないからだ。
☆「マスゴミ」と批判するなかれ、これを磨くのは生活者であり市民である。その一つの活動家がαブロガーだろう。しかし、ブログに限らない。これからは携帯市民が大いに活躍するだろう。
☆携帯機能に、レベル4から6の200字感覚を身につけたモバイル・シチズンが生まれるに違いない。もちろんブログ・シチズンも大事。モバイル・シチズンが詩人であるなら、ブログ・シチズンは思想家だからだ。2009年、詩や哲学は、ネットの中で再生する。
新聞の危機は経営面だけではない。インターネット上には、マスコミを揶揄する「マスゴミ」という表記があふれる。「あまえたちはゴミ」という掛詞なのだが、そこには記者たちへの不信感がにじみ出ている。相手の話を正しく聞き、意図を読み、そして伝える……。そんな「力」を記者たちが取り戻し、信頼を得るにはどうしたらいいのか。「新聞記者再生法」について、「カリスマ」などの著書があるノンフィクション作家の佐野眞一さんに聞いた。
☆「マスゴミ」の批判の的が微妙にずれている。「記者たちへの不信感がにじみ出ている。相手の話を正しく聞き、意図を読み、そして伝える……。そんな「力」を記者たちが取り戻し、信頼を得るにはどうしたらいいのか。」というところはなんか違う。
☆「相手の話を正しく聞き、意図を読み、そして伝える……。」そんな力を取り戻しと言うが、この力はものすごくあるのが今の記者ではないか。
☆これは戦後の学習指導要領の成果である。OECD・PISAの結果で、記述や論述が弱い、だから全国学力テストで、記述を出して、トレーニングするきっかけを、新学習指導要領で、言葉力をということになっているが、選択式であれ、記述式であれ、形はどうでもよいのだ。
☆どんな形の問題も、それぞれ思考のレベルがある。思考のレベルは世界標準でいけば6段階だ。選択式の問題でも、思考のレベル1から6まであり、記述式の問題でも思考のレベルが1から6まである。記述式の問題だからと言って、世界標準のレベルをすべてクリアしているとは限らない。
☆実は義務教育の学習指導要領は、レベル3までしか学ばないような仕掛けになっている。文言上はレベル4まであるが、現場ではそこまで行きつかない。
☆レベル1とは情報・知識の確認。レベル2は情報の整理。レベル3は情報の分類・照合。レベル4は論理。レベル5は批判。レベル6は創造だ。
☆学習指導要領では、情報を分類し照合できればよい。比較できればよいわけだ。新聞記者の読解力や思考力もここまででよいようにシステムがきちんとできている。
☆「相手の話を正しく聞き、意図を読み、そして伝える」という力は、レベル3で十分だし、レベル4が加われば優秀なコラムニストではないだろうか。「マスゴミ」と批判する側も実は、レベル3か4までのモノサシで批評している。だから突破口が見えないである。
☆だがしかし、このレベル3までの膨大な情報のデータベースこそ、すべての基礎である。だいいちDB作りには、膨大な資金力も必要だ。レベル4から6の力は生活者や市民が持てばよい。生活者や市民は資金力がないからだ。
☆「マスゴミ」と批判するなかれ、これを磨くのは生活者であり市民である。その一つの活動家がαブロガーだろう。しかし、ブログに限らない。これからは携帯市民が大いに活躍するだろう。
☆携帯機能に、レベル4から6の200字感覚を身につけたモバイル・シチズンが生まれるに違いない。もちろんブログ・シチズンも大事。モバイル・シチズンが詩人であるなら、ブログ・シチズンは思想家だからだ。2009年、詩や哲学は、ネットの中で再生する。