教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

キプロス問題は、日本にとって対岸の火事か?

2013-03-28 10:38:04 | グローバリゼーション
☆グローバリゼーション

☆ということで、キプロスの小さな経済困窮問題は

☆EUにつながり、よって日本にも影響を及ぼすという

☆バタフライ効果の影響があるということを

☆言いたいのではない。

☆それは間違いないし、そうなるのだろうけれど、

☆キプロスの問題は直接的に言うと

☆ユーロというと貨幣システムの信用問題。

☆このシステムが信用できないから、現金だという話に

☆なっているが、

☆その現金も、

☆貨幣システムの信用がなくなれば

☆ただの紙切れ。

☆そんなことは歴史が繰り返しているから

☆当たり前なのだが、

☆のど元過ぎれば・・・

☆ってやつである。

☆そういう意味では、バタフライ効果を待つまでもなく

☆日本の経済は、いきなり破たんする可能性もあるし、

☆イノベーションで、エネルギーの自給などの見通しが立てば

☆それに基づいた生活経済が展開するから、

☆貨幣システムは破たんしない。

☆しかし、まだそれでも不安定なのは、

☆商品経済であって、

☆創造経済ではないということ。

☆創造という資源が、

☆貨幣システムを支えれば、

☆そのシステムは永劫回帰のシステムになる。

☆ジャイロ効果を盛り込んだ貨幣システムの構築がなければ、

☆キプロス経済システムは、現在でも我が国の経済システムのプロットタイプであることに

☆変わりない。

講談社の女性誌「Grazia(グラツィア)」と「GLAMOROUS(グラマラス)休刊へ

2013-03-27 08:07:36 | 文化・芸術
☆Fashionsnap.com 3月26日(火)18時5分配信によると、

講談社の女性誌「Grazia(グラツィア)」と「GLAMOROUS(グラマラス)が、7月6日に発売する2013年8月号をもって休刊することがわかった。同社は2誌の休刊決定を機に、将来的な雑誌の役割を見据えた「新しい雑誌ビジネス」の開発に取り組むため、新雑誌研究部を立ち上げるという。

☆雑誌がすべて売れないというわけではないだろうが、

☆どこか身近でないファッションは

☆流行らなくなっているということだろうか。

☆安価で、かわいくて、

☆癒し系で

☆あこがれの人をではなく、

☆自分をプロデュースできる現実的な

☆ファッションがよいということか。

☆「個性」を大事にするということでもなく、

☆ファッション誌に押し付けられるのでもなく、

☆カジュアルだけれど、

☆品があって

☆やはりかわいくて

☆少しユーモラスで

☆AKB48のように作られた身近さや自分らしさ

☆でもなく、

☆何だろう。。。

☆美大生的なファッションということだろうか。。。

☆もちろん、彼女たちは業界的でもない。

「なめらかな社会」という新しい社会構想 貨幣を超えて

2013-03-21 08:56:31 | 
なめらかな社会とその敵
クリエーター情報なし
勁草書房


☆カール・ポパーが「開かれた社会とその敵」で

☆批判した啓蒙思想の系譜。つまり≪私学の系譜≫が復活。

☆ポパーの想定した「開かれた社会」が

☆近代国家の正当化論にすぎず、

☆近代国家の国家、組織、個人という

☆3つの壁を乗り越えられない、

☆つまり身近なレベルから国際レベルまでの戦争状態が継続し、

☆どのレベルも克服できないでいる≪官学の系譜≫の構造であることを見通して、

☆「なめらかな社会」という

☆プロセスフォリオを

☆信用経済、投票、法のシステムに

☆徹底的に流し込むことで、

☆構成的社会契約論ベースの社会を提案している。

☆それを可能にするのは、

☆情報革命によって誕生したデジタルデータでありながら

☆アナログ分析で読み解く

☆ログライフのビッグデータを蓄積し、活用できるからだという。

☆開かれた社会の敵は閉じられた社会という幻想

☆ではなく、

☆実はなめらかな社会だったのである。

☆市場の原理を、ポートフォリオではなく

☆プロセスフォリオに貫徹することで、

☆社会的貢献度のログライフを計算でき、

☆その計算結果が貨幣に反映していく。

☆善なる動きをすれば、それが投資活動として

☆経済にフィードバックされる。

☆善なる活動と経済とそしてその信頼性を

☆保障する法システムが可能となるということ。

☆なんというサンデル教授の思想のスーパー具体化。

☆すごいチームと優れたアイデアが

☆経済と法システムで保障される世界が拓かれる。

TPP交渉参加の必然

2013-03-16 09:45:37 | グローバリゼーション
☆NY株の盛り上がりは

☆「根拠ある熱狂」と言われ始めているようだ。

☆その根拠とは

☆シェール革命をはじめとする

☆米国のエネルギー供給量の増加であると。

☆化石燃料争奪戦をやらなくても

☆自前で供給できるとなると、

☆米国のモノヅクリ産業は復活するし、

☆エネルギーを輸出することもできる。

☆というよりも、シェール革命をめぐる

☆マネジメントやコンサルサービス業もにわかに活況を帯びる。

☆膨大なステークホルダー集団ができあがる。

☆エネルギーを輸入しなくてよいのだから、

☆インフレはない。インフレなき経済成長。

☆これは、たしかに「根拠ある熱狂」。

☆シェール革命という再びゴールドラッシュが起こるということ。

☆なるほど、ファブラボやメーカーズスペースを学校にというオバマ政権の教育政策も

☆合点がいくじゃないか。

☆そして安倍政権がTPP交渉参加に踏み切ったのも。

☆エネルギーは工業用だけではなく、

☆人間用もある。それは食である。

☆カロリーエネルギーを大量に生産できるところが

☆インフレなき経済成長を可能にする。

☆日本の農業の質は、TPPによって、

☆競争に勝てるから、まず自給率があがる。

☆そして輸出が可能になる。

☆質と量が増えることにより、

☆自給率があがり、インフレなき経済成長をということ?

☆しかし、自給率があがり、輸出するとなると

☆今度は「水」が不足する。どうやら日本海側や東北、北海道の

☆水資源開発がそのエリアの経済を活性化するということではないか。

☆産業エネルギーとカロリーエネルギーの両方を取得したところが

☆21世紀世界の覇権を握ることになるということか。

☆すると、またしても米国ルネサンスということか。

☆安倍政権はそこに一縷の望みをというわけなのか。

☆カロリーエネルギーとなるとサプリ産業、医薬品産業もということ。

☆そして遺伝子工学ということになるなあ。

☆つまり最後は人間遺伝子工学ということ。

☆人間とは何かに立ち戻るということ。

☆農業、人間、化学・・・

☆宮沢賢治ルネサンス・・・。

絶望の果てに光はあるか?

2013-03-09 08:52:16 | 
フランクル『夜と霧』 2012年8月 (100分 de 名著)
クリエーター情報なし
NHK出版


☆昨年8月、諸富祥彦教授が

☆NHKの100分de名著という番組で語ったテキスト。

☆フランクルの邦訳「夜と霧」は、あまりにも有名であるが、

☆最近、読書会をしつつ創作活動をしている

☆20代後半のロンドンで学んでいる留学生が、

☆20世紀で見失われた思想を発掘している中で

☆話題にしていた。

☆その話題の理由が、たまたま諸富教授の視線と交差していたので、

☆テキストを読み返してみた。

☆フランクル自身が言っている

☆コペルニクス的転回。

☆つまり、「人生に意味を問いかける」のではなく、

☆「人生に意味は問いかけられる」のであるという発想。

☆絶望は、「人生に問いかけ」解答がないときに訪れる。

☆しかし、「人生が問いかけてくる」である。

☆自ら創り、感動し、自らを他者のために開く

☆価値は、いかなる追撃にあっても

☆失うことはない。

☆このコペルニクス的転回を

☆あらゆる領域、文化や経済、法律、政治、医療、介護・・・

☆に広める活動=アート、それはいかにして可能か。

☆これが人生から問われていることであると

☆若い世代が活動を開始した。

☆絶望の果てに光があるというより

☆絶望と希望は表裏一体であるということを

☆つねに受け入れながら

☆それが電流となって、

☆光を放つのであると。

☆留学生たちは、なぜいまここで

☆「絶望と希望」を受け入れられるのか?

☆諸富教授は、現代社会は「見えない強制収容所」さながらであると

☆語る。

☆なるほど、日々絶望であり、それを認識し

☆そこから脱する内面の希望を見出した時、

☆光が生まれるのであるということか。。。

☆その背景を抱きつつ

☆ポジティブシンキングが光となるならすばらしい。

☆しかし、その背景を抱かない結果、

☆たんじゅんに希望のみをいだくだけなら、

☆ポジティブシンキングは光を放てないのであると。

1ドル96円に

2013-03-09 06:41:46 | グローバリゼーション
☆8日朝NYドルは、1ドル96円に突入。

☆米景気の動きに合わせて、

☆ドル買い、円売りが

☆ということだが、

☆日本景気の動きがあれば、

☆ドル売り、円買い・・・

☆などということがなさそうなのは、

☆デフレ基調でも円高だったから

☆そう簡単ではないとすぐにわかるだろう。

☆為替のレートは

☆理屈ではなく、

☆思惑という情緒によるものと

☆考えたほうがよい。

☆気分というわけだ。

☆いや、商品の売れ行きもそうなのだろう。

☆倫理の必要性は

☆どうやらここにある。

☆しかし、経済学やマネジメント論は

☆あたかも論理でなんとかなると思われている。

☆倫理を学ぶコトはあまりないだろう。

☆本当は倫理が関係しているのに、

☆倫理を無視して論理で解決しようとしている。

☆いや、真実は倫理が入り込まない論理を構築している

☆ということだろう。

☆はたして、倫理があれば、イノベーションは起きないのだろうか?

☆いや、倫理があると、それが邪魔だと思っている利益集団が

☆あるだけだろう。

☆歴史のダイナミズムは、そのように動いてきた。

☆これは変わることが可能なのだろうか。

☆おそらくない。

☆結局倫理即経済という信念で利益を生むコミュニティを創出するしかないのか。

☆それとて、利益集団に変わりはないが。

日本株期待高から実力高にシフトするか?

2013-03-07 09:17:55 | 経済
☆7日、9:16、日経平研は、12,043.96円に。

☆リーマン・ショック前の水準(2008年9月12日の1万2214円)まで

☆いよいよ300円弱に接近した。

☆円高修正

☆とことん金融規制緩和派の日銀新総裁就任

☆という期待高なのか実力高なのか。

☆しかし、そのどちらでもないし、どちらでもあるのだろう。

☆要は、EUや米国の経済の状況や思惑が、

☆日本と一致しない限り、

☆市場の原理は、常に歪むから、

☆期待感は、持続可能は難しい、

☆かといって、そういう国家間の交渉を

☆乗り切るというのは実力があるということ。

☆もっとも、実力といっても、政治的なものではなく、

☆もう少しファンダメンタルなものを期待しているのだが。

☆いずれにしても、国家をうまく活用して

☆市場の方は、国家を超えて広がることになる。

☆その売り上げや利益が、どの国に属するかは、

☆実は一貫しない各国の制度設計によるもの。

☆根拠がまったく自然原理にない。

☆市場の原理は、制度によっても設計されるが、

☆もともとは、生活という自然の原理とシンクロしている。

☆その乖離が修正される時、実力高がみえてくる。

☆TPPはよかれあしかれ、市場の原理と自然の原理がシンクロする

☆方向に向くのだろう。

プレイフル・ラーニングが経済を活性化する

2013-03-01 09:09:52 | 
プレイフル・ラーニング
クリエーター情報なし
三省堂


☆愉快。

☆弁証法を

☆プロットタイプ→語り合う→リファイン→・・・

☆の循環にしている。

☆難解な哲学や現代思想が

☆誰でも使える思考の道具になった。

☆だれでも自分でセオリーをメイクすることができる。

☆他者に事物に自然に働きかけながら

☆プレイフルに学ぶ。

☆これぞ経済活性への奥義♪