教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

未来なき今か未来ある今か 2人の加藤

2012-12-22 08:07:47 | 
現代社会はどこに向かうか《生きるリアリティの崩壊と再生》(FUKUOKA U ブックレット1) (FUKUOKA Uブックレット)
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弦書房


☆明治維新をけん引した国家戦略は

☆富国強兵、殖産興業。

☆この戦略が拠って立った思想は「優勝劣敗」

☆天賦人権説や宗教を捨て、

☆強いものが勝つ、

☆日本は列強と戦い

☆追い抜く未来を描いた。

☆これは自然状態という不易を捨て流行を追うことになる。

☆この思想的拠点を東大に設けたのは

☆初代東大総理の加藤弘之である。

☆この「優勝劣敗」思想は、今も「勝ち組負け組」という

☆格差社会にそのまま転移している。

☆しかし、明治のころから100年以上たった今、

☆重工業産業社会から情報社会という虚構産業社会に変容した。

☆未来を空虚に描くが、今は変わらない。

☆この不変は虚構世界でどんなにハッピーに生きても

☆当然変わらない。

☆虚構に未来を創る力はなく、リアルは足踏みをしたままだ。

☆リアルは不変ではなく、未来にむかって変わらなければいけないはずだったのに。

☆変わりゆく未来へ向けてのリアルを求めて、

☆人は様々な生き方をする。

☆ボランティア、リストカット、秋葉原無差別殺人・・・。

☆求めるものは同じなのであると。

☆リアルは不変ではなく、不易流行だったのを、

☆流行だけにして、変わることをよしとした。

☆不易流行とは意匠としての流行の中に普遍性を見いだすことだ。

☆いかに変わろうともそこに普遍性を見出さなければ

☆旅は続く。

☆しかし、変わるだけをよしとすれば、普遍性はどうでもよく

☆変わらない日常を、我慢するだけだ。

☆この抑圧から解放されるために、

☆様々な生き方が生まれる。

☆秋葉原無差別殺人は、この不易を捨てた流行を追い求める

☆優勝劣敗思想が生んだといえる。

☆その事件を起こしたのは加藤智大。

☆「弘」と「大」にその因縁のメッセージが隠れていたのかもしれない・・・。
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日本は知性と感性のリゾート地になる

2012-12-14 13:15:53 | グローバリゼーション
☆日経新聞2012年12月14日によると、

「ジャパン・バッシング(日本叩き)」から「ジャパン・パッシング(日本軽視)」、一時は「ジャパン・ナッシング(日本無視)」とまで言われた日米関係。米西海岸と東京(成田)を直接結ぶ航空路線が相次いで新設・復活し、米国で「アジアの玄関」として日本に再び光が当たり始めている。中国をはじめアジア諸国の存在感の高まりが、日本の地政学的な価値を再認識させているようだ。

☆モノ作りの国としてではなく、

☆飛行機の中継地として活況を帯びてきたということは

☆寂しい気もするが、

☆日本の知性や感性が豊かにつまったサービスを提供できるということである。

☆おもてなしやマナー、作法、礼法、つまり道が魅力的になる。

☆やはり武士道であり、大名庭園なのである。

中国は人口が多いし、国内総生産(GDP)の総額では日本を抜いて世界第2位だ。しかし、1人あたりGDPではまだ日本の方がはるかに高い。知的財産権の問題や価格競争の厳しさを考えると、日本市場の方が魅力的な分野がまだ多いのだ。

 日本の電機製品が韓国や中国製品に駆逐されても、すし店やラーメン店には行列が絶えない。日本風のサービスやセンスを売り物にする日本人の美容師は大人気だ。原発事故の風評で一時は逆風も吹いたが、観光地としての日本の魅力や日本文化への高い評価は、米国社会にすっかり定着している。


☆世界のモノ作り産業は、かつての日本の労働環境を生み出す。

☆そんな世界の人々に、せめて

☆日本経由で癒して

☆24時間働ける

☆元気と勇気を授けようではないか。
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大規模金融緩和の真実

2012-12-13 12:29:38 | グローバリゼーション
☆日経新聞(2012年12月13日)で、渋沢健氏は

払い切れないほど莫大な債務が積み重なった場合、最後に泣かされるのは借りた債務者ではなく貸した債権者――。こうした前例は、人類の歴史の中で繰り返されている。国が破綻した場合、企業と違って領土という存在が失われるわけではない。政府がなくなるわけでもない。国民と国民の生活も残る。失われるのは、国の信用(紙幣や債券)と国民の富(現預金の価値)だ。

☆大事なのは信用なのだと、さすがは「論語と算盤」を思想とした

☆渋沢栄一の家系である。「論語」のベースに経済にしっかりとつないでいる。

☆しかし、次のようにも語る。

 このような最悪なシナリオが現実となる可能性は低いかもしれない。しかし、起こったら衝撃的な「ロングテール」の分布になる。「想定外」と片付けて思考停止に陥ることは止めよう。財産が現預金に偏っているのであれば、日本国民は海外資産や持続的に成長できる優良企業の株式など、他の資産に投資リスクを分散すべき――こう考えるのは当たり前のことではないだろうか。

☆と、コモンズ投信会長として「算盤」をはじいている。

渋沢栄一が岩崎彌之助に丸の内タウンの広大な敷地の奪取競争に負けたとき

☆すかさずレンガ工場をつくり、

☆丸の内タウンの赤レンガ建築のレンガを販売。

☆商売道は今も生きている。

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世界経済への懸念後退 ♪or?

2012-12-11 07:32:41 | グローバリゼーション
☆日経『米国株、ダウ続伸 世界経済への懸念後退、「崖」は依然重荷に』(2012/12/11)によると、

10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸した。終値は前週末比14ドル75セント高の1万3169ドル88セント(速報値)と、11月6日以来、約1カ月ぶりの高値をつけた。世界経済のけん引役である中国の景気が持ち直しつつあるとの見方が浮上。

☆とはいえ、米国の「財政の崖」はたちはだかっているとも。

☆結局、バブルを膨らませて

☆崖を空高く飛んで超えていくしかないということか。

☆そのときの空は好天なのか荒天なのか

☆空虚なのか。

☆だいたいは予想がつくだろうが。。。
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美しき花は危険な環境の予兆?

2012-12-05 22:35:30 | 
宇宙人のしゅくだい (講談社青い鳥文庫 40-1)
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講談社


☆小松左京さんの短編ファンタジー集。

☆小学生といっしょに読んで

☆いつも大いに楽しんでいる本。

☆物語の中で、子どもたちは

☆牧歌的。

☆しかし、その背景には環境変化や

☆宇宙人の襲来がせまっている。

☆ところが、子どもたちは無知の知がゆえに、

☆つねに危険の方でさらなる危険を察知し

☆自滅する。

☆いっしょに読んでいる小学生たちは、

☆そのオチを大いに満足気に

☆説明してくれる。

☆言葉はいかに誤解の中でバランスをとっているのか

☆リアルな説明をしてくれる。

☆そのチャンスを子どもにエンパワーした小松左京さんは

☆すぐれた教えない教師の鑑である。
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また あいたくて なにかに

2012-12-05 22:26:47 | 
新編 あいたくて (新潮文庫)
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新潮社


☆静かだが強烈な映像を

☆脳網膜に結ぶ詩集だ。

 また あいたくて なにかに
 きょうも あるいていく

☆この「なにかに」というのが、

☆この詩集に掲載されている

☆「こころのなかに見える景色」という詩に描かれているように

☆思えてならない。

 こどもの あのまんまるい口のかたちは もしかして
 地球の芯をつらぬく一本のパイプではあるまいか

☆この口から覗く、地球の芯。

☆それが「なにか」のような気がする。
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工学院 日本初の私立工業学校 松下村塾の流れも

2012-12-05 02:32:48 | 
工手学校―日本の近代建築を支えた建築家の系譜―工学院大学
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彰国社


☆工学院が工学系の≪私学の系譜≫本流であることが

☆確認された。

☆工学院は工手学校からスタートするが、

☆その成立時の教授に

☆辰巳金吾のみならず、

☆片山東熊がいる。

☆高杉晋作の下で長州奇兵隊の少年銃士として活躍した。

☆また、藤本寿吉がいる。

☆藤本の叔父が福沢諭吉。

☆それゆえ、工手学校ははじめ

☆築地で開学している。

☆思想のみならず、工学にも≪私学の系譜≫があることを

☆再認識した。
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メイカーズ DIY精神が経済を自らを豊かにする

2012-12-05 00:55:34 | 
MAKERS―21世紀の産業革命が始まる
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NHK出版


☆モノづくりの産業が変わる。

☆DIY(Do it yourself)精神が

☆大規模な工場という設備投資をせずに

☆モノ1個から

☆何億個まで可能にする時代。

☆サイバースペースとリアルスペースをつなぐ

☆ことで可能になる。

☆この発想、レゴのマインドストームやロボティックスから

☆ヒントを得ているらしい。

☆つまりは、北欧文化であり

☆MITラボ発想であり、

☆構成主義的発想である。

☆メイカーズと教育が直結する。
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