教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

ナチスブーム?

2013-04-29 06:38:45 | グローバリゼーション
☆ロイター 4月28日(日)13時52分配信 によると、


ドイツでは今、ヒトラーやナチスといった言わば自国の「闇の歴史」に対する国民の関心が高まっている。権力を掌握するに至ったナチスの歴史を扱った展示会には数万人が足を運び、第三帝国をテーマにしたテレビドラマには数百万人の視聴者がつく。ヒトラーが現代のベルリンに現れるという小説は、一夜にしてベストセラーとなる人気ぶりだ。

☆ここだけ読むと、エッ!て思う。

☆おそらく、今の日本の憲法改正の話や

☆スイス・ジュネーブで開かれた

☆2015年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けての準備委員会で、

☆核兵器の非人道性を訴えて24日に発表された共同声明に、

☆日本政府は署名しなかった話題などは、

☆同じようにエッと思われている可能性がある。

☆もっとも、ドイツの場合は、ナチスを讃えるブームではないということになっている。

ドイツでは今年、ナチスに関する歴史の節目を迎えるため、これまで以上に自国の歴史に興味を持つ人が多くなっているようだ。あの時代に祖父母が何を経験したのか、海外で平和活動に従事する今日のドイツ人にとってナチスの負の遺産がいかに障害となっているか、ギリシャやスペインの失業者がなぜメルケル首相を「新たなヒトラー」と揶揄(やゆ)するのかなど、テレビや新聞、ネット上でもナチスに関する話題は尽きない。

☆「負の遺産」の障害をいかにクリアして平和活動に邁進するか。

☆そのために歴史を振り返っている。

「悪魔は抽象的な歴史の闇から何度でもよみがえる」。ナチス時代について書かれた記事の中で、シュピーゲル誌はこう記している。フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙は、戦時中の若き5人のドイツ人を描いたテレビドラマ「Unsere Muetter, unsere Vaeter(われらの母、われらの父)」を製作したニコ・ホフマン氏のインタビューを掲載。「それが終わることはない」と見出しを付けた。3月に放送されたドラマは700万人が視聴した。

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また、ヒトラーが2011年のドイツによみがえり、テレビで人気者になるというストーリーの小説「Er ist wieder da(彼は復活した)」はすでに40万部以上売れ、現在他の言語に翻訳されているほか、映画化も進んでいる。

著者のTimur Vermes氏は、「ヒトラーは当時と違った方法を使い、現代でも成功を収める可能性があるということを表現したかった」と執筆の動機について語った。

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首都ベルリンでは、ヒトラーによって崩壊したワイマール共和国の芸術性や知性に富んだ暮らしを称え、当時の一般市民の生活を垣間見るために、「失われた多様性」というタイトルの展示会や舞台、映画などが年中開催されている。


☆「悪魔は抽象的な歴史の闇から何度でもよみがえる」

☆「ヒトラーは当時と違った方法を使い、現代でも成功を収める可能性がある」

☆多様性が失われると、蘇るというのである。

☆ここで愕然。

☆日本は多様性は他国に比べて圧倒的にないのではないか。

☆グローバル人材育成は、一部エリートではなく

☆市民全体がそうである必要がある!ということだろう。

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