テレビ朝日で、
ヒルズ族vsニート族
というテーマで番組をやっていた。
やっていたなというだけで、
中味は見ていなかったが。
思うに前回「浜田宏一論文」を引用したように
以下のような日本社会の弱点、
あるいは、
従来の日本社会のパラダイムでは
21世紀のパラダイムに通用せず、
その不具合がでてきて、以下の5つの
弱点が現象してきたのかもしれない。
そしてその結果、アセットの二極化が生じ、
「ヒルズ族vsニート族」のような現象が
生まれたのだろう。もっともこのような
対義語が正当かどうかは?ではあるが。
①少子高齢化
②教育の弱点
③経常収支の赤字
④政府部門の非効率性
⑤アジアとの対立
さて、この5つの弱点はいかにして
クリア可能なのか。
①→国内労働力から移民の労働力へ
②→3Rから3Xへ(知識重視から議論・探究・プレゼンへ)
③→貯蓄から資産運用の技術獲得へ
④→大きな政府から小さな政府へ(要するに天下り機関の廃止)
⑤→日米同盟から世界協働へ
この変化が現状ではバラバラに起こっている
それゆえ、
①に大しては海外からの労働者の犯罪が
クローズアップされてしまう。
②では、基礎基本をトレーニングしてから思考力だ
などというばかげたリニアー論がでる。本来は
DNAのように両極のシナジー・システムを考案したほうがよい。
③では、実物経済をやっていないのに
お金だけ儲けているのはおかしいみたいな
批判がでる。
④では実際には変わらないのに、単純に公務員の
リストラをすれば、小さな政府へと構造改革できると
幻想を抱いている。
⑤では、そうはいっても、宗教や歴史観が違うために、
アジア諸国の反日感情に対してうまく対話ができない
というようなアジアとの平和戦略が妥協どころか撤退
してしまうような雰囲気が流れる。
これらを解決するには、どうしたらよいのか。
それは極めてシンプルである。
新しいアイデンティティとしての文化を
創造するコミュニケーション。
“The Third Way of Creative Communication”
という道を歩むことである。
サミュエル・ハンチントンの
「分断されるアメリカ」(集英社2004)
は、
アメリカは入植の国であり、移民の国ではない
というようなことを言っている。
だから移民国家として新たにシステムを
構築するべきで、それは本来的なWASP回帰
だとするのは違和感があるが、
いずれにしてもアメリカは
移民国家としてどのように新たな
アイデンティティとしての文化を
創るのかが重要なのである。
これは日本においてもそうなのだ。
アメリカのように入植という歴史は
体験していないが、
移民政策は実はアメリカに限らず
先進諸国の同一の問題なのだ。
新しいグローバルな移民のシステムを
世界協働するリーダーシップを発揮する。
もちろんファシリテータ的な
リーダーシップでなければ
うまくいかないだろうが。
このようなコンセプトが
上記5つの問題にすべて
結びつく国際平和方程式を
創ることが2006年以降の課題である。
このような方程式の発想を持てることが
初等中等教育時代の大きな役目である。
そしてその方程式を最先端技術で実現する
専門性を大学以降の時代で構築していく
というキャリア・デザインになるだろう。
ヒルズ族vsニート族
というテーマで番組をやっていた。
やっていたなというだけで、
中味は見ていなかったが。
思うに前回「浜田宏一論文」を引用したように
以下のような日本社会の弱点、
あるいは、
従来の日本社会のパラダイムでは
21世紀のパラダイムに通用せず、
その不具合がでてきて、以下の5つの
弱点が現象してきたのかもしれない。
そしてその結果、アセットの二極化が生じ、
「ヒルズ族vsニート族」のような現象が
生まれたのだろう。もっともこのような
対義語が正当かどうかは?ではあるが。
①少子高齢化
②教育の弱点
③経常収支の赤字
④政府部門の非効率性
⑤アジアとの対立
さて、この5つの弱点はいかにして
クリア可能なのか。
①→国内労働力から移民の労働力へ
②→3Rから3Xへ(知識重視から議論・探究・プレゼンへ)
③→貯蓄から資産運用の技術獲得へ
④→大きな政府から小さな政府へ(要するに天下り機関の廃止)
⑤→日米同盟から世界協働へ
この変化が現状ではバラバラに起こっている
それゆえ、
①に大しては海外からの労働者の犯罪が
クローズアップされてしまう。
②では、基礎基本をトレーニングしてから思考力だ
などというばかげたリニアー論がでる。本来は
DNAのように両極のシナジー・システムを考案したほうがよい。
③では、実物経済をやっていないのに
お金だけ儲けているのはおかしいみたいな
批判がでる。
④では実際には変わらないのに、単純に公務員の
リストラをすれば、小さな政府へと構造改革できると
幻想を抱いている。
⑤では、そうはいっても、宗教や歴史観が違うために、
アジア諸国の反日感情に対してうまく対話ができない
というようなアジアとの平和戦略が妥協どころか撤退
してしまうような雰囲気が流れる。
これらを解決するには、どうしたらよいのか。
それは極めてシンプルである。
新しいアイデンティティとしての文化を
創造するコミュニケーション。
“The Third Way of Creative Communication”
という道を歩むことである。
サミュエル・ハンチントンの
「分断されるアメリカ」(集英社2004)
は、
アメリカは入植の国であり、移民の国ではない
というようなことを言っている。
だから移民国家として新たにシステムを
構築するべきで、それは本来的なWASP回帰
だとするのは違和感があるが、
いずれにしてもアメリカは
移民国家としてどのように新たな
アイデンティティとしての文化を
創るのかが重要なのである。
これは日本においてもそうなのだ。
アメリカのように入植という歴史は
体験していないが、
移民政策は実はアメリカに限らず
先進諸国の同一の問題なのだ。
新しいグローバルな移民のシステムを
世界協働するリーダーシップを発揮する。
もちろんファシリテータ的な
リーダーシップでなければ
うまくいかないだろうが。
このようなコンセプトが
上記5つの問題にすべて
結びつく国際平和方程式を
創ることが2006年以降の課題である。
このような方程式の発想を持てることが
初等中等教育時代の大きな役目である。
そしてその方程式を最先端技術で実現する
専門性を大学以降の時代で構築していく
というキャリア・デザインになるだろう。