教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

児童虐待のセンサー感度上がる

2011-07-21 04:06:59 | パラダイム
☆読売新聞 7月20日(水)14時34分配信 によると、


全国の児童相談所(児相)が2010年度、児童虐待の相談・通報を受けて対応した件数は、前年度より1万941件多い5万5152件(速報値)で、過去最高を大幅に更新したことが20日、厚生労働省が公表した集計でわかった。同省では、「虐待防止への関心が高まり、近隣住民などからの通報件数が増えたとみられる」と分析している。

☆通報件数が増えたのは、

昨年は、大阪市西区のマンション一室に幼い姉弟が放置され死亡した事件など、社会的な関心を集める虐待事件が多発。同省では、これが虐待防止への関心が高まった背景にあるとしている。

☆虐待防止への関心が高まったから、児童虐待という行為が見えるようになったということか。

☆昔も今も児童虐待は同じくらいあったのだけれど、

☆それが見れども見えなかっただけ・・・。

☆たしかにそれもあるかもしれないが、

☆おそらく、国家的な制度によるイデオロギー的に正当化された

☆虐待が暴かれ、その改革を行わねばならなかった戦後の教育政策が、

☆つまり、戦争中までは、そのファシズム国家によって正当化された制度的虐待やストレスを

☆生活世界という人間関係に持ち込んできた教育の改革を行わねばならなかったが、

☆それを取り除いて空白にしただけで、普遍的道徳性を教育できなかった

☆というこれもまた制度的欠陥そしてそれを自律機能として埋め合わせを

☆できない生活世界の現状を露わにしているのが、

☆児童虐待の件数が認識されるようになっている事態なのではないだろうか。

スマートフォンの台頭!

2011-07-16 17:35:12 | イノベーション
☆日経新聞(2011.7.16)によると、

☆スマートフォーン市場が、デジカメや電子辞書、

☆携帯プレーヤーを飲み込む勢いだとか。

☆たしかに、移動中もすぐに調べらるし、

☆バッテリーさえ安定すれば

☆いっぺんに音楽聞きながら

☆新聞読みながら、

☆調べながら、

☆メールしながら、

☆電話しながら・・・。

☆一つのスマートフォンでやってしまっている

☆最近の自分。

☆仕事がら、お客さまのところと

☆東京中のスタバをはしごしている。

☆今もこうして暑さをしのいで、ノートPCをたたいている。

☆こればかりは、太い指でスマフォをたたくわけにはいかない・・・。

☆私に知恵はない。

☆お客さまとコミュニケーションしながら、

☆アイデアを生み出し、電車の中でスマフォでネット検索しながら

☆補強していく。

☆寝ているときも、欧米に研修旅行しているお客様方の

☆メールをスマフォで時々見ながら、目覚ましもスマフォに依存。

☆自分の座標軸を日々確認しなければ、

☆と思うが。

☆ときどき友人が、ズレてるぞと指摘してくれて、

☆やっと気づく。。。

☆絆は離在の関係で保たれる。

☆おっと、暑気払いに友人と飲む時間だ。きっとスマートフォンで

☆調べながら、電話しながら、メールしながら。。。


質的研究の視点を学びたい

2011-07-13 12:02:50 | イノベーション
質的研究入門―「人間の科学」のための方法論
クリエーター情報なし
春秋社


☆GDP競争、偏差値競争、学歴競争・・・、

☆すべては勝ち組負け組という優勝劣敗発想。

☆勝つか負けるかは、数字の多寡が基準。

☆こんな時代が明治以降、ずっと日本社会の時代だった。

☆そんなことはない。絵画や彫刻、骨董、切手収集などは、数字では測りきれない質の世界

☆だろうと・・・。

☆それは勝ち組の中での話で、負け組には縁遠い話し。

☆質的なものは、万人に開かれている。

☆だから、質を測る視点を身につけたい。

☆互いのコミュニケーションの質をたがいに評価できるようになれば、

☆人の出会いの質は向上する。そこにお金は介在しない。

☆ギブ・アンド・テークだけがコミュニケーションではない

☆ことを了解し合える人間関係。

☆それは質的モノサシをトレーニングし合うことであるが、

☆果たしてそれはいかにして可能か?

☆本書はその実践的入門書。

☆ただし、1人で読むのは辛いかも。

☆実際に教師、カウンセラー、介護や家族の世話をしている人々が

☆集まって読書会をすれば、実感しながら了解できるだろう。


厚生労働省 4大疾病から5大疾病へ

2011-07-08 06:43:19 | 教育政策
☆読売新聞(2011年7月7日01時59分)によると、

厚生労働省は6日、「4大疾病」と位置付けて重点的に対策に取り組んできたがん、脳卒中、心臓病、糖尿病に、新たに精神疾患を加えて「5大疾病」とする方針を決めた。うつ病や統合失調症などの精神疾患の患者は年々増え、従来の4大疾病をはるかに上回っているのが現状で、重点対策が不可欠と判断した。・・・・・・同省の08年の調査では、糖尿病237万人、がん152万人などに対し、精神疾患は323万人に上る。

☆5大疾病に共通していることは、

☆大量消費・大量生産・大量移動による

☆生活空間と時間が密閉状態になっていることによる

☆抑圧感から密閉状態の時空で解消しようという

☆さらに抑圧度を自らに課してしまう社会構造に問題がある。

☆密閉状態の中で、抑圧→解消→抑圧→のスパイラル。

☆酒もダイエットもグルメもスポーツジムも高学歴もブランドも薬も

☆それへの欲望は、抑圧からの転移に過ぎない。

☆結局は死滅へのトートロジー。。。。

☆四大疾病から五大疾病へということは

☆ますます高ストレス抑圧社会度が増すというコト。。。。。。。。。。。。。。