教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

ノーベル賞効果 理系志望増える

2010-10-31 12:07:37 | 経済
☆産経新聞 10月30日(土)8時36分配信 によると、

来春の大学入試で理系志望の受験生が増加していることが、大手予備校の志望校調査で分かった。10年ほど前から子供たちの理系離れが進み、ものづくり大国・日本の将来が危ぶまれていたが、近年の日本人科学者のノーベル賞受賞ラッシュなどを追い風に理系人気が回復。「理系離れに歯止めがかかった」とみる専門家もいる。・・・・・・「理系の経営学」などの著書がある東大大学院工学系研究科の宮田秀明教授は「理系離れに歯止めがかかったのでは。学生が長引く不況で、しっかりと技術を身につける必要があると感じ始めたのだろう。IT技術はますます進歩していくので、情報・通信系に人気が集まるのは喜ばしい。産業界で日本企業の成功例が増えれば、理系人気はさらに高まる」と話している。

☆IT技術は重要であるから、

☆たしかに、喜ばしい傾向であるが、

☆ITといえばクロスやインターフェースが得意。

☆そろそろ文系とか理系という分け方を超えられないものだろうか。

☆あるいは、生涯学習の中で、両方を学びながら

☆生活ができるという状況はやってきてもよいのではないか。

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候補者も「見た目」大事。

2010-10-29 07:36:45 | 文化・芸術
☆CNN(2010.10.28)によると、

候補者は政策のことなど知らなくても、外見さえ良ければ有利――。有権者の投票行動を調べた調査で、選挙にはこんな傾向があることが分かった。調査結果はマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームがワールド・ポリティクス誌に発表した。それによると、有権者は「それらしく見える」というだけの理由で誰に投票するかを決めており、頭が良く有能そうな候補者や魅力的な外見の候補者に一票を投じてしまうという。

☆この傾向は米国にとどまらず、他国でも同様だという。

☆候補者を外見で選ぶのは時代を超えて共通のようだ。

研究者は「アリストテレスの時代から、雄弁で外見のいいカリスマ的指導者が世論をわかっていなくても票をさらってしまうのではないかとの懸念が書き残されている」と指摘している。

☆車選びの時もそうだと知り合いのデイーラーから聞いたこともある。

☆デザインの時代と言われているが、

☆なんだ昔からじゃないか・・・。

☆というわけでもない。こういう理屈が知識として

☆世に広がることは、

☆外面と内面の一致を、当事者たちが意識するようになる。

☆それはそれで成熟の時代ではないか。
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公立学校を変えるプレイフル・シンキング

2010-10-28 19:23:37 | 
プレイフル・シンキング
上田 信行
宣伝会議


☆1989年ベルリンの壁が崩壊して、欧米の学習理論は大きく変わった。

☆その変化をめちゃくちゃわかりやすく説明している。

☆基本的にはメタ認知への気づきが肝。

☆そこにいたるまでに、プレイフルなワクワクするような

☆学びを演出しようという本だ。

☆学力のレッテル張りではなく、

☆学力の成長を引き出す対話の環境を

☆クッキングを媒介にしたり、

☆風船を媒介にしたり・・・。

☆たしかに対話とは、言説の媒介なのだが、

☆特に声の言葉は見える化しにくい。

☆それゆえ難しくなるし、わからなくなる。

☆だから、言葉を見える化するために、

☆ポストイットを使ったり

☆大きな模造紙を活用したり、

☆ドキュメントを作成したり、

☆しかし、それらも最近では当たり前になっている。

☆当たり前になったデスメディアは、気づきをなくす。

☆そこでパスタだとかレゴだとかランチョンマットだとか。

☆媒介=メディア=ツールを千変万化。

☆それはワクワクする。

☆公立学校はまずはこのワクワク感を取り戻したい。

☆ただし、本書のベースはピアジェであり、コンストラクショニズム。

☆要素還元主義ではないから、実は超難しい。

☆この点を理解しないで、模倣だけでは、

☆ワクワクではなく、ノビノビやっているだけで、

☆実は最近接領域は知の次元を飛ばすことができない。

☆ここから先は、文科省の副大臣鈴木寛氏のハーバーマス流儀の「熟議」の理論を

☆導入する必要がある。

☆これは今文科省のメンバーが猛勉強の最中と聞き及ぶ。

☆だから、公立学校の学びの環境は変わるのではないかという期待もかかる。

☆同時並行して、高等教育(大学)の入試制度も変えたいという話だ。

☆大学が高校に歩み寄る高大接続が話題になっている。

☆従来のように学力不足を補うために高校が大学に追いつこうという話ではない。

☆両者が対話を始めているわけだ。

☆そうすることで、両者が求める学びに変化が起こることを期待したい。

☆私立学校は、すでにプレイフルであり、コミュニケーション行為の成長段階を

☆メタ的にとらえているところが多々ある。

☆そういうところとも話し合ってみると公立学校は、いよいよ教育の質を変えられるのだが・・・。
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県立高校授業滞納増える(静岡)

2010-10-27 06:49:04 | 菅政権
☆毎日新聞 10月26日(火)12時29分配信 によると、

09年度の(静岡)県立高校の授業料の滞納額が過去最も多い約164万円だったことが県教委のまとめで分かった。前年度の約2倍で、累積の滞納額も過去最多の約257万円。県教委は08年秋の「リーマン・ショック」後の不況が要因とみている。県教委は滞納者に支払いを督促する考えだが、政府が4月から授業料の無償化を始めたことで「さかのぼって払いたくない」などと拒まれるケースが増えないか、懸念している。

☆杞憂だとは思うが、

☆無償化という制度がもたらす

☆人間の反応を想定してのことだろう。

☆結局、無償化という公共的支援がよいのか

☆市場の原理がよいのかは、

☆制度の前に人間の立ち位置だろう。

☆経済合理的に考える人間が多い時には、

☆やはり市場の原理を欲求する制度を欲するだろうし、

☆社会的正義を重視する人間が多い時には、

☆公共的支援の制度を充実させたいという欲求が増すだろう。

☆この関係が交差すればどうなるのか。

☆当然矛盾が生じそうなわけだが、

☆滞納者54人が、09年度は83人になったのを約2倍になったと

☆表現するが、前年対比154%を2倍と見るかどうかは?でもある。

☆なによりも、65500人の静岡県の高校生の人口に占める滞納者の割合は、

☆08年は、0.08%、09年度は0.13%である。

☆この数字が政策の矛盾であるかどうかの判断も難しい。

☆それに経済的な問題の背景に本当に横たわっている

☆滞納の理由ははっきりしていない。もちろんあるかどうかもはっきりしていない。

☆人間の立ち位置も、実ははっきりしていない。

☆今回の件は、政治に対する反応もまたはっきりしないというのが

☆本当のところだろう。

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教育問題を正しく視るために

2010-10-25 07:13:02 | 
教育問題はなぜまちがって語られるのか?―「わかったつもり」からの脱却 (どう考える?ニッポンの教育問題)
広田 照幸,伊藤 茂樹
日本図書センター


☆本書は、教育問題の立て方、認識の仕方、解決の仕方が、

☆あまりにも恣意的で、操作的になりがちな現状の社会構造、

☆それを生み出している言説(メディア情報や日常のコミュニケーションなど)

☆の質を問うている。

☆したがって、筆者の言う社会構造と言説の正当で信頼のおける捉え方や視方を

☆身につければ、教育問題だけでなく、あらゆる問題に応用できる考え方がまとめられている。

☆いずれにしても、1人ひとりが、社会構造や言説をとりまく文脈を視ることが

☆できるようにならねば、いつまでもあらゆる問題は、

☆強迫観念として、つまり抑圧的、ある意味パワハラ的

☆な言説として、外部から煽られっぱなしになる。

☆そこは、筆者の言うように、社会構造も言説も、たとえ微力であっても、

☆1人ひとりが影響を及ぼすことができる社会になる必要がある。

☆それが民主化の究極の到達点だろう。そしてそれが簡単ではないから、

☆究極なのである。しかし、IT革命はそこへの突破口を開いたことも否めない。

☆ただ、道具はそろっても、まだ十分ではないのである。

☆それにはまず、流布されている言説の認識リテラシーと

☆いかに活動するか解決リテラシーが必要となる。

☆この両方を合わせてコミュニケーション行為というのだと思うが、

☆コミュニケーション行為の正当性・信頼性・妥当性を問う

☆パースペクティブの立ち位置に気づくモニタリング視点も重要だ。

☆本書では、このモニタリング視点は、筆者自身の視点で、それは

☆暗黙知として、読者が読みとってくださいという暗黙の了解が

☆ある。

☆たしかにこのモニタリングの視点を「へそ曲がりな問い」と称してはいる。

☆しかし、リバタリアニズム、リベラリズム、コンサバティズムは批判してはいるが、

☆それを批判している筆者のパースペクティブは、やはり不透明である。

☆このモニタリング視点、あるいは「へそ曲がりな問い」=「斜めから視る問い」を

☆明らかにするには、サンデル教授の正義の講義ぐらいの量を重ねなければならないから

☆やむを得ないのだが、そのことを認識しているかどうかは、わからない。

☆というのもコンサバティズムとコミュタリアニズムの違いがまだはっきりしていないからである。

☆とはいえ、サンデル教授の着想に、これほどわかりやすく近づける書も少ない。


これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
マイケル・サンデル,Michael J. Sandel
早川書房
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52%は本が必要ない?

2010-10-24 12:48:13 | 文化・芸術
☆読売新聞(2010年10月24日01時25分)によると、

読売新聞社の読書に関する全国世論調査(9月25~26日実施、面接方式)で、1か月間に1冊も本を読まなかった人は52%だった。・・・・・・読まなかった理由(複数回答)は、「時間がなかった」46%(昨年51%)、「読みたい本がなかった」21%(同21%)、「本を読まなくても困らない」16%(同18%)などの順に多かった。

☆今始まったわけではないが、iPhoneもあるしiPadもあるし、同じような携帯がどんどん発売されているのだから、

☆紙である本は読まなくなるのは、当然のような気もする。

☆紙でないにしても、本当に読まねばならない本は、

☆一生に100冊あるかどうかではないだろうか。

☆あなたにとって価値ある本は、今まで何冊読みましたか?

☆この質問をしたほうが良いのではないだろうか?

☆もっとも、その価値もあまりに多様ではあるが・・・。
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村上隆氏の作品議論ますます ルイ14世の子孫が仮処分申請へ

2010-10-23 18:46:02 | 文化・芸術
☆時事通信(10月23日 8時26分配信)によると、

パリ郊外のベルサイユ宮殿で開催されている現代美術家、村上隆氏の作品展について、同宮殿を建設したフランス王ルイ14世の子孫らが22日、宮殿管理者に中止を求める仮処分をベルサイユの行政裁判所に申請することを明らかにした。「祖先と宮殿の尊厳を守るため」という。

☆シクストアンリ・ドブルボン公が仮処分を申請するのは、立ち位置からいうと

☆正当性はあるが、コンテンポラリーアートという立ち位置からは、

☆そうはいかない。

☆まして、村上隆氏の作品は、権力をはぎ取るトリガーゆえに、

☆ルイ14世の子孫とは、価値観が違う。

☆帝国と1市民の違いが、明確に投影される

☆まさに芸術そのものではないか。

☆作品だけでは、まだ芸術は完成しない。

☆作品をとりまく喧騒、議論、マーケットの動き

☆そのすべての「動き」「流れ」の全貌こそが

☆芸術である。

☆なるほど、これを岡本太郎は、かつて爆発と呼んだのかー。
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脳に悪い相手とはどうしたらよいのだろう?

2010-10-17 12:10:00 | 教育政策
脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)
林 成之
幻冬舎


☆脳科学の本ではない。

☆大脳皮質神経細胞に、脳に悪い情報を入れないようにすると、

☆そのあと様々な脳の領域が連合して循環する

☆ダイナミック・センターコアが良質循環し、

☆やる気は起こるは、創造力はみなぎるは、

☆人助けはするは、

☆世の中ハッピーに出来るよ!

☆という痛快丸かじり元気がでる本。

☆だから、次のように疑問を持ってはいけない。

☆脳に良いこととは、自己のためではなく、人のために働くことだと。

☆しかし、すでに悪循環しているダイナミック・センターコアの存在は、

☆いかにしてこの人のために働くことを認識できるのだろう?

☆情けは人のためならずだから、結局自己保身じゃん。

☆などと愚痴をいっちゃあ脳には悪い。

☆「疲れた~」と言っていたら、脳に悪いし、周りの人の脳も悪くしちゃうと。

☆しかし、そんな相手をなんとか助ける貢献が、脳にはよいわけなのだから、

☆「疲れた~」連発の人とつきあうことはよいことか?

☆でもそうするとこっちも脳に悪い習慣ができてしまう。

☆このジレンマどうしたらよいのか~?

☆とブログなど書いていることは脳にとってもよいとも書いてある。

☆しかし、そもそも脳に悪いとはどういうことか?

☆生命危機情報(もちろん毒物もふくめ)以外、悪いということはそもそもない。

☆これだ!!!!!

☆実は愚痴も「疲れた~」もよい情報なのである♪

☆だってそういう寛容さこそが、人間関係を柔軟にし、

☆社会貢献することにもつながるではないか。

☆生命危機情報以外、すべて悪い情報なんてないのだ。

☆そう考えることにしよう♪
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首相、APECで福田氏に助言求める

2010-10-17 07:04:30 | 菅政権
☆時事ドットコム(2010/10/16-22:59)によると、

菅直人首相は16日夜、首相公邸に自民党の福田康夫元首相を招き、約40分間会談した。11月に横浜市で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で議長を務める首相は、2008年の北海道・洞爺湖サミット(主要国首脳会議)などで議長を務めた福田氏に「意見を伺いたい」と助言を求めたという。・・・・・・福田氏は首相に「準備や会議の進行とか、外務省、お役所がしっかりやってくれるから、ロジ(後方支援業務)を信頼して会議に臨むのが成功のもとだ」などとアドバイス。

☆中国にパイプをもっている福田氏だけに、そのリソースを活用するオープンな姿勢は

☆何かを変えるかもしれない。

☆政治家の意識が変わる?

☆民主党や自民党の組織が変わる?

☆国民の意識が変わる?

☆他の国々の見る目が変わる?

☆コミュニケーションの仕方が変わる?

☆マスメディアのフィルターが変わる?

☆いずれにしても何かが変わるには、

☆オープンな姿勢を徹底し続けるところからか。
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菅首相 vs ミセスワタナベ

2010-10-16 01:07:06 | グローバリゼーション
☆時事通信(2010年10月15日)によると、菅首相は円高を食い止めようと意志を固めているようだ。

☆ということは円が安くなる、つまりドルが高くなる。

☆となると、円高で買っておいたドルを売ると儲かるのか?

☆ミセスワタナベは、やはりドルを売るのだろうか?

☆となると、菅首相の意志は打ち砕かれるのか?

☆いやそれよりも、米国の株式市場はどうなるのだろう?

☆他の国に比べ社会進出が遅れた50代から60代の主婦層。

☆しかし、今や在宅でグローバル世界をかけめぐることができる。

☆金融市場に進出できる。

☆むしろ自宅にいる時間が長ければ長いほど世界に進出できる。

☆こんなことができるのは、日本の団塊・断層世代の主婦。

☆つまり、ミセスワタナベ。

☆彼女は80年代バブル時の金を持っているという。*

☆それを売って資金を作れば、投資もできる。

☆安い商品を見つける感性で金融商品も見極めるという。

☆本質なんて関係ないと言われている。

☆しかし、この生活感覚こそ本質ではないか。

☆サバイバルスキル以外に何か本質的なことがあるのだろうか。

*参考文献)

2011年ユーロ大炎上! 日本経済復活の始まり
松藤 民輔
講談社

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