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教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

国歌斉唱時の不起立で停職覆る 都への賠償命令確定 

2013-07-14 08:21:59 | 学校の法化現象
☆朝日新聞2013年7月12日(金)21:16によると、

東京都立の養護学校の創立記念式典で、君が代斉唱の際に起立も斉唱もしなかったとして、都教委から停職処分を受けた元教員の女性が都に損害賠償などを求めた訴訟で、30万円の支払いを都に命じた差し戻し後の東京高裁判決が確定した。最高裁第二小法廷(小貫芳信裁判長)が12日付の決定で都の上告を退けた。

☆国歌斉唱時の不起立が正しいかどうかではなく、

☆停職処分が不適切だということだと思うが、

☆これは大きな前進である。

☆というのも1891年の内村鑑三不敬事件以来

☆ここまで来るのに

☆122年かかってているのである。

☆封建制の残滓をまた一つ無くすことができた

☆のかもしれない。

☆とくに今回は女性が訴えていたから重要である。

☆内村鑑三の時は宗教も背景にあっただろうから、

☆今回もひとつの格差の背景があったのだから、そこは見逃せない。

君が代訴訟問題 「権利の闘争」続く

2011-09-17 06:23:26 | 学校の法化現象
☆毎日新聞 9月16日(金)18時49分配信 によると

学校行事で起立して国歌を斉唱しなかったことを理由とした停職処分は不当だとして、東京都立高校の元教諭2人が都を相手取り、処分取り消しなどを求めた訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は、11月28日に弁論を開くことを決めた。最高裁は2審判決を見直す場合に弁論を開くため、「都による停職処分は裁量権の逸脱には当たらない」とした2審判決(今年3月)が見直される可能性が出てきた。

原告の一人、河原井純子さん(61)=八王子市=は「最高裁が、大阪の条例化の動きにブレーキをかけてくれようとしている予感がする。司法の良心に期待したい」と話した。

☆2審判決は、思想良心の自由が、法律上保障されないということを

☆明白にしたのではないか。

☆法律上保障される条件が実はないので、人間関係の力学や

☆大衆民主主義的な権力というかポピュリズムを正当とみなしてしまう危険性があるという問題。

☆あくまでもコミュニケーション行為によって解決する

☆そのシステム構築の保障をしなければならないのに、

☆コミュニケーション行為というものが、成熟していないために、

☆つまり悪法も法であるという法制度を批判できないコミュニケーションシステムに

☆なっているために、話し合いができないので、反発する言動で対抗することしかできず、

☆しかし、それは罰せられる行為としてみなされるわけだ。

☆集団のルールに従えと。

☆その集団の正統性は、文科省であり、国家であると。

☆で、その国家の主権者は、だれかというと、罰せられてしまう声を持った人でもある

☆という矛盾をどうするか。

☆強いやつが勝という。

☆法律なんてそんなもんだ。

☆権力の正当化そのものなのだと。

☆そんな権力が権利になりすましている現状に闘おう!

☆といったのが、イエーリング。

☆最高裁は、この「権利のための闘争」の精神を継承しているのだろうか。

☆だとしたら、牧野英一がここで復活するのだが、自然法論は、

☆法実証主義者にとってはなかなか受け入れられないのでは・・・。

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学習院問題

2010-03-06 01:19:39 | 学校の法化現象
学習院側は、昨年7月に複数の男子児童による迷惑行為があり、父母会を開いたり、見張り役の教師を配置したりするなどした結果、11月には迷惑行為がなくなり、通常の態勢に戻したと説明。今回の愛子さまの「不登校」は、男子児童が猛スピードで走ってきたため、愛子さまが当時のことを思いだしてショックを受けられたことが「一番の理由だろう」としたが、記者側からは「それだけでショックを受けるのか」などと疑問を示す声も相次いだ。2010年3月5日22時32分配信 産経新聞

☆残念ではあるが、

☆会見の様子を見れば、

☆抑圧体制の存在が見え隠れするような気がする。

☆保守主義・リスク隠蔽主義・偏向主義・・・・

☆こういったものが、もしもあって、

☆それが子どもたちの言動に転移として表れたとしたら、

☆それを責めることはできないだろう。

☆日本の社会をそろそろ抑圧型・排除型社会から

☆解放しないと、子どもの未来は明るくない。

☆いずれにしてもこの綻びが露わになった事件の1つなのかもしれない。

教員自殺を公務災害認定

2010-03-06 01:14:37 | 学校の法化現象
2006年6月に新任2カ月で自殺した東京都新宿区立小学校の女性教員=当時(23)=について、地方公務員災害補償基金東京都支部審査会が公務災害を認めたことが5日、分かった。審査会は、学校側の支援が不十分で強度の精神的ストレスが重なったと判断した。・・・・・・父親は「信頼し合える同僚との関係があれば、こんな悲劇は起きなかった。若い先生を支えるシステムをつくってほしい」と訴えた。2010年3月5日20時10分配信 時事通信 

☆あまりにも悲しい事件だ。

☆父親の「信頼しえる同僚との関係」という言葉も

☆重たい。

☆コミュニケーションは、同調圧力が強くても

☆成り立っているように思える。

☆信頼しあえるコミュニケーションの難しさ。

☆しかし、それをつくりあげる方法の追究は

☆必要だ。

神奈川県教委 法的面でサポート体制

2010-02-24 06:17:24 | 学校の法化現象
いわゆる「モンスターペアレント」や部活動中の事故などへの対応で、県教育委員会は2010年度、弁護士を含めた相談窓口を設置する。学校や教員をサポートする体制を整備し、問題解決や未然防止を目指す。亀井貴嗣氏(公明、横須賀市)の一般質問に、山本正人教育長が答えた。カナロコ(2010年2月23日23時45分配信)

☆20年ぐらいまでは、学校で起きたことや教育の展開において、学校を絶対的に信頼し、保護者との間で訴訟が起こるということは例外だっただろう。

☆ところがベルリンの壁が崩れ、IT革命が起きて、フラット化や権威というものへの見直し、組織内の法的順守の問題が一般化してきたことによって、学校の聖域というイメージも崩れてきた。

☆権力や権威としての壁が崩れるのはよいことであるが、公共的精神と自由のバランス基準をもっていない現代日本社会にあって、その基準をつねに法廷によって判断してもらわなければならない状況が生まれているのである。

☆モンスターペアレンツの問題は、この表現自体、学校や教師側の目線の場合もある。つまり、保護者側からすれば正当な主張なのに、それを妥当でないいちゃもんとしてとらえられていると感じる場合もあるだろう。

☆もちろん、実際にモンスタークライアントは、どこの領域にでもいる。

☆しかし、その見極めは難しい。その見極めにはリーガルマインドが必要になる。

☆難しい社会になった。

☆しかし、それはなぜだろう。

☆それは価値観の多様化ということだろうが、価値観の多様化とは何を意味するのか。

☆判断基準の多様化である。

☆だから、第三者的判定をたのむしかない。

☆ある意味スポーツのルールと同じだ。

☆スポーツでそこは常に議論されるが、最終的にはおちつく。

☆なぜか、スポーツマンシップという価値観が共有されているからだ。

☆学校において、この共通価値、つまり共通の判断基準がないわけだから、

☆どんなにコミュニケーションをしても、合意形成ができない。

☆私立学校は、この基準は教育理念である。入学試験はその理念を共有するという

☆最初の合意の儀式である。しかし、最近はペーパー試験のみで、面接試験がなくなっているために、この儀式の意味が薄れてきているが・・・。

☆公立学校は、この儀式がつくれない。国民の権利養成の場であるから、

☆権利の闘争の場と化する。学校の法化現象は、権利を守るための場から

☆権利の闘争の場にシフトしていることを意味する。