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橋下徹 大阪府知事、堂々の正論 -「増税をするならまず公務員、役所から範を示さないと」

2008-06-25 | いとすぎから見るこの社会-全般
全くその通りです。
これから間違いなく税負担は重くなり、
医療や年金など社会保障の劣化は進行します。

国民の不満を放置しておくと、年金記録や居酒屋タクシーのような
枝葉末節のところでも、蜂の巣をつついたような騒ぎになります。
これでは本質的な議論や抜本的改革ができません。

持続可能な社会保障制度を再構築するには、
エスタブリッシュメントが信頼されていることが絶対不可欠です。

国家公務員給与削減を=自民のヒアリングに 橋下大阪知事(時事通信)
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-080625X836.html?fr=rk

” 自民党の無駄遣い撲滅プロジェクトチーム(座長・園田博之政調会長代理)
 は25日午後、党本部で総会を開き、大阪府の橋下徹知事から府財政の再
 建策についてヒアリングした。橋下氏は府民の支持で府職員の給与削減な
 どの改革が可能になったとした上で、「国家公務員の給与を10~15%
 削れば国民も付いてくる」と述べ、国家公務員給与を削減すべきだとの考
 えを示した。
 また、橋下氏は「国からの補助金はいらないので、代わりに財源を与えて
 ほしい」と国から地方への税源移譲も求めた。会合後、橋下氏は記者団に
 「国民に負担を求めて反発を受けるのは、身を削る覚悟がないからだ。増
 税をするならまず公務員、役所から範を示さないといけない
」と指摘した。”

 → 知事の政治感覚は見上げたものです。
   府の職員は猛烈に抵抗していましたが、
   その恵まれた身分保証への自覚のなさと、
   当事者感覚のなさこそ財政悪化の一因です。

   同様のことがキャリア公務員にも言えます。
   はっきりいって皆、「国益より省益」です。

▽ この本を読めばキャリア公務員の本性が分かります。




『さらば財務省!―官僚すべてを敵にした男の告白』(高橋洋一,講談社)

「小さな政府」と「大きな政府」を単純に二分しているのが欠点です。
(政府予算の組み方は、規模が似ていても国によって大きく違います)

橋下知事「国の無駄遣い納得できない」 自民本部で講演(asahi.com)
http://www.asahi.com/politics/update/0625/OSK200806250069.html?ref=goo

” 「美辞麗句を言われても、今の国で行われている無駄遣いを見せられると国
 民は納得できない」――。大阪府の橋下徹知事は25日、自民党本部で開
 かれた「無駄遣い撲滅プロジェクトチーム」(座長・園田博之政調会長代
 理)の会合で講演し、中央省庁などの無駄遣いを批判した。
 会場は自民党国会議員ら数十人が集まる盛況ぶり。「行政に携わって4カ
 月の僕が皆さんに政治の話をするのは大変恐縮だが」と切り出した橋下知
 事は、後期高齢者医療制度が批判されているのは国の無駄遣いが背景にあ
 ると指摘。「やはり、中央のお役人さんが自分たちの身をどれだけ削った
 のかということが、国民にはわかりやすい」と述べ、国家公務員の人件費
 削減などを求めた。
 橋下知事は前日、人件費を大幅削減する府の予算案を発表したばかり。出
 席した山本一太参院議員は「『行動で示さないと国民の理解は得られない』
 というのが印象的だった」。片山さつき衆院議員は「国の来年度予算をつ
 くるうえで、大阪府を下回っちゃいかんという気持ちでやらないといけな
 い」と話した。”

こちらは朝日新聞の記事です。
政治は最後には国民の意思で決まります。
キャリア公務員はそれをよく理解しておかなければなりません。
省内政治で決まるのではありません。

自民党の皆さんは感心しているようですが、
これは決して他人事ではありません。

公務員の人件費を削減するのであれば、

国会議員の歳費の切り下げも当然です。
このふたつはワンセットでなければなりません。

それでこそ初めて特別会計に大鉈を振るえますし、
もはやあらかたの使命を負えた政府系金融の改革も可能なのです。

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