※ アップが遅くなってしまいました。
東証にとって有利な展開が続いています。
あのゴールドマン・サックスが日本株を
「相対的に安全な避難場所」とする分析を発表しており、
これは国内機関投資家の買いの100倍の価値があります。
直近1年のカナダドルの動き
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=cadjpy=x&d=c&k=c3&h=on&z=m
→ 105加ドル/円台を回復しました。
ただ対米ドルで0.97という水準。
これは最近の推移で言えばかなり低い数値です。
直近1年の豪ドルの推移
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=audjpy=x&d=c&k=c3&h=on&z=m
→ 今週、指標の悪化を受けて一時期軟調でしたが、
101豪ドル/円台に戻って堅調です。
先週は大きく下げた東証ですが、
週末のNYの急騰を見る限り、
当面の先行きは明るいです。
サウジ、大規模増産か=日量1000万バレル前後に=中東誌(時事通信)
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-080613X662.html
” 中東経済専門誌ミドル・イースト・エコノミック・サーベイ(MEES)
は13日、サウジアラビアが今月22日に開催する原油生産国と消費国の
会合を前に、大規模な増産を検討していると報じた。
ロイター通信によるとMEESは「実施されれば、生産水準は過去最高近
くの日量1000万バレル前後に達する」と指摘した。”
→ 何だか米とサウジが協力して
原油高騰を抑えにかかっているような印象です。
サウジがこのような判断を下した理由は不明ですが、
米政府の働きかけの存在も充分想定されます。
日本株、相対的に安全な避難場所として存在感高まる=ゴールドマン(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200806120100.html
” ゴールドマン・サックス証券(GS証券)は、12日、世界的にインフレ
圧力が強まりエネルギー価格も高騰し金融機関の資本が圧迫されるなかで、
日本株は「相対的に安全な避難場所としての存在感を高めている」と指摘
した。
日本ではインフレが歓迎されているほか、企業収益の予想修正モメンタム
に底入れの気配が見られること、外国人の買いの拡大に加え、事業法人に
よる自社株買いの継続が予想され、個人投資家も高配当利回り株投信に資
金を移す可能性があることなどが背景。同社がリポートを発表した。
リポートによると、GS証券は最近、世界的なインフレ上昇が汎アジア経
済と市場に与えるインプリケーションをテーマとしたコンファレンス・コ
ールを実施。そこでは、多くのアジア諸国で実質金利がマイナスに転じ、
食品や燃料その他のコモディティの価格が急騰する中、インフレを阻止す
る唯一の方法は利上げと通貨切り上げにあるとの結論に至った。GS証券
は、インフレの上振れと2009年の成長の下振れは日本を除くアジア市
場のリスクになると考えており、インフレはアジアの一部の株式市場(特
に南アジア)にマイナスの影響を与える可能性が高いと見ている。
しかしながら長年デフレにあえいできた日本は、唯一インフレが歓迎され
る主要国となっているといい、日本のコアコアCPI(生鮮食料品とエネ
ルギーを除いたCPI)は08年3月に10年ぶりにプラスに転じ、国債
利回りはこれを受けて1.3%から1.8%に上昇していることを指摘して
いる。
また企業収益に関しGS証券は、09年3月期と2010年3月期のトッ
プダウン収益予想を修正した。従来予想は平均円/ドルレートを95円と
し金融セクターの減益を想定した慎重な前提に基づくものだったが、08
年3月期決算発表を受け、ほとんどの輸出企業が円/ドルの想定レートを
100円としているほか、銀行が増益を達成する公算が強まったため。修
正後の収益予想は、東証1部上場企業(金融除く)の当期利益予想を09
年3月期10.2%減、2010年3月期12.5%増としている。〔後略〕”
→ 元記事は実に素晴らしい分析で、
末尾の方には国内投資家の動向の具体例として
JA共済連の動きまで射程に捉えています。
マクロの視点も完璧で、さすがと言うしかありません。
何かしら「風格」さえ感じます。
このようなリポートを発表したということは、
GSは既に東証の主要銘柄をかなりのボリュームで買っている
可能性がある、ということではないでしょうか。
ただ日本国内に居住するものとしてはは、
「インフレが歓迎される」には同意しかねますが。
◇ ◇ ◇ ◇
さて注目銘柄、今週の復活に期待です。
【日立建機(東証一部 6305)の株価推移】
[4月30日] [6月13日]
3,280円 → 3,240円 ▼ 40(-1.22%)
【森精機製作所(大証一部 6141)の株価推移】
[4月30日] [6月13日]
1,915円 → 1,948円 △ 33(+1.73%)
【竹内製作所(JASDAQ 6432)の株価推移】
[4月30日] [6月13日]
2,515円 → 2,800円 △ 285(+11.3%)
【SUMCO(東証一部 3436)の株価推移】
[5月9日] [6月13日]
2,745円 → 2,455円 ▼ 290(-10.6%)
【マツダ(東証一部 7261)の株価推移】
[6月9日] [6月13日]
573円 → 599円 △ 26(+4.54%)
「株式」 森精機 個別銘柄ショートコメント(フィスコ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080610-00000012-fis-biz
” 寄り付き前に発表された機械受注は前月比5.5%増、3.0%増程度だった。
コンセンサスを上回ったことで、設備投資関連の中心銘柄として買い材料
視されているもようだ。なお、CSでは投資判断を「アウトパフォーム」
から「ニュートラル」に格下げ、国内、アジア・オセアニア市場の需要見
通しを下方修正としているもよう。”
→ 機械受注は現状、思ったほど悪化していないというところ。
PERの面では依然として割安と私は考えます。
会社側予想は市況悪化を前提としており、
為替の想定も(107ドル/円)追い風に転じつつあります。
◇ ◇ ◇ ◇
東京外為市場・正午=カナダドルに短期的な先高期待(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200806110079.html
” カナダドル/円は104円後半から105円前半付近で一進一退となった。
カナダ銀行(中央銀行)は10日、政策金利である翌日物金利を3.0%に
据え置いた。発表前の市場では0.25%の利下げ予想が大勢だったため、
発表後にカナダドルは103円半ばから104円後半に大きく上昇した。
その後は買いが一服となったものの、短期的には「予想外の据え置きでカ
ナダドル買い地合いが続きやすい」(さらに別の外銀)、「原油価格の上
昇と比べると(資源国通貨である)カナダドルには上昇余地がある」(後
出の外銀)──などとする声が出ている。
米ドル/カナダドルは前日海外市場で、4月以来のカナダドル安水準とな
る1.03カナダドル付近から1.02カナダドル付近へと急落。その後は
1.02カナダドル前半でもみあいとなった。”
→ 全くその通りだと思います。
私は加中銀の政策金利据え置きには目を疑いました。
昨今の資源高と相対的な景況を考えれば
加ドルは上に向かうしかないでしょう。
東京外為市場・正午=ドル107円前半へ上昇、対豪ドルでの買いが波及(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200806120082.html
” 正午過ぎのドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点からドル高
が進み107円前半で取引されている。オーストラリアで発表された5月
就業者数が予想外の減少となったことをきっかけに、午前の取引では豪ド
ル売り/ドル買いが活発化。ドル買いが他通貨に波及する形でドル/円は
上昇、ユーロ/ドルは下落した。豪ドル/米ドルは1カ月ぶり豪ドル安水
準をつけた。
豪連邦統計局が日本時間の午前10時半に発表した5月就業者数(季節調
整済み)は前月比1万9700人の減少と、事前の1万3500人の増加
予想を大きく下回った。失業率も4.3%と予想の4.2%を上回った。
予想を大きく下回る結果を受けて、豪ドル/米ドルは0.94ドル後半から
0.93ドル後半まで100ポイント近く急落。1カ月ぶり安値をつけた。
〔中略〕
豪州の就業者数について、豪マッコーリーのシニアエコノミスト、ブライ
アン・レディカン氏は「今回の減少は極めて力強い伸びが続いた後のもの
で、主にニューサウスウェールズ州に集中しており、深刻な低迷の兆しと
は言えないことに留意する必要がある」と指摘。ただ同時に「賃金上昇の
ピークが過ぎ、インフレが今後数カ月間に低下し始めるとの確信をオース
トラリア準備銀行(RBA、中央銀行)に与える」と話している。
豪では前日、ウエストパック・メルボルン研究所が発表した6月豪消費者
信頼感指数が前月比5.6%低下し、84.7と15年ぶりの低水準を記録。
「相次ぐ利上げによる景気減速が目立ってきた。RBAの金利据え置き見
通しが強まっている」(外銀)との声が上がっている。〔以下略〕”
→ もうひとつこちらも。
これが週央に豪ドルが下がった原因です。
NZに比較すれば依然豪ドルが有利でしょうが、
やや先行きが不透明となってきました。
今後も豪ドルは相対的な優位性で強い展開が続くと思われますが、
意想外の指標の悪化に注意が必要です。
【 いとすぎの為替ポジション 】
今週は特に動きなし。
順当だと思います。
加ドルロングを増やしておいたのが
功を奏しそうです。
2008/06/04 104.46 CAD/JPY Lev ×3
2008/06/02 105.58 CAD/JPY Lev ×3
2008/04/01 92.06 AUD/JPY Lev ×3
現在 > 105.07 加ドル/円
101.46 豪ドル/円 (損益 144%)
▼ ポジション解消済み
2008/05/22 106.83 CAD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/05/23 104.46 CAD/JPY Lev ×4
2008/05/22 105.16 CAD/JPY Lev ×3
2008/05/16 104.06 CAD/JPY Lev ×3
2008/05/05 99.44 AUD/JPY Lev ×3
2008/05/07 99.41 AUD/JPY Lev ×3
2008/04/18 96.97 AUD/JPY Lev ×3
2008/04/18 103.44 CAD/JPY Lev ×4
2008/04/23 102.27 CAD/JPY Lev ×2
2008/04/01 92.06 AUD/JPY Lev ×1
2008/04/04 93.68 AUD/JPY Lev ×2
2008/04/09 100.12 CAD/JPY Lev ×4
2008/04/02 94.36 AUD/JPY Lev ×4
2008/03/28 98.18 CAD/JPY Lev ×10 (ショート)
2008/03/20 98.08 CAD/JPY Lev ×5
2008/03/20 96.16 CAD/JPY Lev ×5
2008/03/14 94.02 AUD/JPY Lev ×10
2008/03/07 103.58 CAD/JPY Lev ×5
2008/03/07 95.54 AUD/JPY Lev ×5
2008/02/26 100.08 AUD/JPY Lev ×4
2008/02/29 97.18 AUD/JPY Lev ×6
2008/02/22 105.54 CAD/JPY Lev ×5(ショート)
2008/02/16 107.08 CAD/JPY Lev ×5
2008/01/31 106.30 CAD/JPY Lev ×10
2008/01/15 106.84 CAD/JPY Lev ×2(ショート)
2008/01/11 106.92 CAD/JPY Lev ×2(ショート)
2008/01/10 107.97 CAD/JPY Lev ×4(ショート)
2007/12/11 110.81 CAD/JPY Lev ×2
2007/11/22 94.49 AUD/JPY Lev ×2
2007/11/17 114.10 CAD/JPY Lev ×2
2007/10/18 119.40 CAD/JPY Lev ×2
加中銀の政策金利据え置きにより、
俄然有利な展開となってきました。
加ドルは107~108加ドル/円、
豪ドルは103~105豪ドル/円を目指す展開を想定しています。
↓ 先月からの記載 ↓
世界経済が落ち着きを見せるとともに、
コモディティ価格の高騰を背景に資源国通貨が
円や米ドルをアウトパフォームする可能性が高まっています。
※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
※ このウェブログを参考とし、めでたく投資収益を得られた方は、
収益への課税分を社会に貢献する組織・団体に寄付して下さい。
(当ウェブログのこちらのカテゴリーも御覧下さい。)
~~~~~~~~(2008年の注目銘柄)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【インテリックス(東証二部 8940)】 [5月21日] [6月9日]> ショート
81,000円 → 66,900円 ▽ 14,100(+17.4%)
【インテリックス(東証二部 8940)】 [4月30日] [5月21日]
103,000円 → 81,000円 ▼ 22,000(-21.4%)
【サンフロンティア(東証一部 8945)】[4月30日] [5月9日]
55.700円 → 68,500円 △ 12,800(+23.0%)
東証にとって有利な展開が続いています。
あのゴールドマン・サックスが日本株を
「相対的に安全な避難場所」とする分析を発表しており、
これは国内機関投資家の買いの100倍の価値があります。
直近1年のカナダドルの動き
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=cadjpy=x&d=c&k=c3&h=on&z=m
→ 105加ドル/円台を回復しました。
ただ対米ドルで0.97という水準。
これは最近の推移で言えばかなり低い数値です。
直近1年の豪ドルの推移
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=audjpy=x&d=c&k=c3&h=on&z=m
→ 今週、指標の悪化を受けて一時期軟調でしたが、
101豪ドル/円台に戻って堅調です。
先週は大きく下げた東証ですが、
週末のNYの急騰を見る限り、
当面の先行きは明るいです。
サウジ、大規模増産か=日量1000万バレル前後に=中東誌(時事通信)
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-080613X662.html
” 中東経済専門誌ミドル・イースト・エコノミック・サーベイ(MEES)
は13日、サウジアラビアが今月22日に開催する原油生産国と消費国の
会合を前に、大規模な増産を検討していると報じた。
ロイター通信によるとMEESは「実施されれば、生産水準は過去最高近
くの日量1000万バレル前後に達する」と指摘した。”
→ 何だか米とサウジが協力して
原油高騰を抑えにかかっているような印象です。
サウジがこのような判断を下した理由は不明ですが、
米政府の働きかけの存在も充分想定されます。
日本株、相対的に安全な避難場所として存在感高まる=ゴールドマン(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200806120100.html
” ゴールドマン・サックス証券(GS証券)は、12日、世界的にインフレ
圧力が強まりエネルギー価格も高騰し金融機関の資本が圧迫されるなかで、
日本株は「相対的に安全な避難場所としての存在感を高めている」と指摘
した。
日本ではインフレが歓迎されているほか、企業収益の予想修正モメンタム
に底入れの気配が見られること、外国人の買いの拡大に加え、事業法人に
よる自社株買いの継続が予想され、個人投資家も高配当利回り株投信に資
金を移す可能性があることなどが背景。同社がリポートを発表した。
リポートによると、GS証券は最近、世界的なインフレ上昇が汎アジア経
済と市場に与えるインプリケーションをテーマとしたコンファレンス・コ
ールを実施。そこでは、多くのアジア諸国で実質金利がマイナスに転じ、
食品や燃料その他のコモディティの価格が急騰する中、インフレを阻止す
る唯一の方法は利上げと通貨切り上げにあるとの結論に至った。GS証券
は、インフレの上振れと2009年の成長の下振れは日本を除くアジア市
場のリスクになると考えており、インフレはアジアの一部の株式市場(特
に南アジア)にマイナスの影響を与える可能性が高いと見ている。
しかしながら長年デフレにあえいできた日本は、唯一インフレが歓迎され
る主要国となっているといい、日本のコアコアCPI(生鮮食料品とエネ
ルギーを除いたCPI)は08年3月に10年ぶりにプラスに転じ、国債
利回りはこれを受けて1.3%から1.8%に上昇していることを指摘して
いる。
また企業収益に関しGS証券は、09年3月期と2010年3月期のトッ
プダウン収益予想を修正した。従来予想は平均円/ドルレートを95円と
し金融セクターの減益を想定した慎重な前提に基づくものだったが、08
年3月期決算発表を受け、ほとんどの輸出企業が円/ドルの想定レートを
100円としているほか、銀行が増益を達成する公算が強まったため。修
正後の収益予想は、東証1部上場企業(金融除く)の当期利益予想を09
年3月期10.2%減、2010年3月期12.5%増としている。〔後略〕”
→ 元記事は実に素晴らしい分析で、
末尾の方には国内投資家の動向の具体例として
JA共済連の動きまで射程に捉えています。
マクロの視点も完璧で、さすがと言うしかありません。
何かしら「風格」さえ感じます。
このようなリポートを発表したということは、
GSは既に東証の主要銘柄をかなりのボリュームで買っている
可能性がある、ということではないでしょうか。
ただ日本国内に居住するものとしてはは、
「インフレが歓迎される」には同意しかねますが。
◇ ◇ ◇ ◇
さて注目銘柄、今週の復活に期待です。
【日立建機(東証一部 6305)の株価推移】
[4月30日] [6月13日]
3,280円 → 3,240円 ▼ 40(-1.22%)
【森精機製作所(大証一部 6141)の株価推移】
[4月30日] [6月13日]
1,915円 → 1,948円 △ 33(+1.73%)
【竹内製作所(JASDAQ 6432)の株価推移】
[4月30日] [6月13日]
2,515円 → 2,800円 △ 285(+11.3%)
【SUMCO(東証一部 3436)の株価推移】
[5月9日] [6月13日]
2,745円 → 2,455円 ▼ 290(-10.6%)
【マツダ(東証一部 7261)の株価推移】
[6月9日] [6月13日]
573円 → 599円 △ 26(+4.54%)
「株式」 森精機 個別銘柄ショートコメント(フィスコ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080610-00000012-fis-biz
” 寄り付き前に発表された機械受注は前月比5.5%増、3.0%増程度だった。
コンセンサスを上回ったことで、設備投資関連の中心銘柄として買い材料
視されているもようだ。なお、CSでは投資判断を「アウトパフォーム」
から「ニュートラル」に格下げ、国内、アジア・オセアニア市場の需要見
通しを下方修正としているもよう。”
→ 機械受注は現状、思ったほど悪化していないというところ。
PERの面では依然として割安と私は考えます。
会社側予想は市況悪化を前提としており、
為替の想定も(107ドル/円)追い風に転じつつあります。
◇ ◇ ◇ ◇
東京外為市場・正午=カナダドルに短期的な先高期待(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200806110079.html
” カナダドル/円は104円後半から105円前半付近で一進一退となった。
カナダ銀行(中央銀行)は10日、政策金利である翌日物金利を3.0%に
据え置いた。発表前の市場では0.25%の利下げ予想が大勢だったため、
発表後にカナダドルは103円半ばから104円後半に大きく上昇した。
その後は買いが一服となったものの、短期的には「予想外の据え置きでカ
ナダドル買い地合いが続きやすい」(さらに別の外銀)、「原油価格の上
昇と比べると(資源国通貨である)カナダドルには上昇余地がある」(後
出の外銀)──などとする声が出ている。
米ドル/カナダドルは前日海外市場で、4月以来のカナダドル安水準とな
る1.03カナダドル付近から1.02カナダドル付近へと急落。その後は
1.02カナダドル前半でもみあいとなった。”
→ 全くその通りだと思います。
私は加中銀の政策金利据え置きには目を疑いました。
昨今の資源高と相対的な景況を考えれば
加ドルは上に向かうしかないでしょう。
東京外為市場・正午=ドル107円前半へ上昇、対豪ドルでの買いが波及(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200806120082.html
” 正午過ぎのドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点からドル高
が進み107円前半で取引されている。オーストラリアで発表された5月
就業者数が予想外の減少となったことをきっかけに、午前の取引では豪ド
ル売り/ドル買いが活発化。ドル買いが他通貨に波及する形でドル/円は
上昇、ユーロ/ドルは下落した。豪ドル/米ドルは1カ月ぶり豪ドル安水
準をつけた。
豪連邦統計局が日本時間の午前10時半に発表した5月就業者数(季節調
整済み)は前月比1万9700人の減少と、事前の1万3500人の増加
予想を大きく下回った。失業率も4.3%と予想の4.2%を上回った。
予想を大きく下回る結果を受けて、豪ドル/米ドルは0.94ドル後半から
0.93ドル後半まで100ポイント近く急落。1カ月ぶり安値をつけた。
〔中略〕
豪州の就業者数について、豪マッコーリーのシニアエコノミスト、ブライ
アン・レディカン氏は「今回の減少は極めて力強い伸びが続いた後のもの
で、主にニューサウスウェールズ州に集中しており、深刻な低迷の兆しと
は言えないことに留意する必要がある」と指摘。ただ同時に「賃金上昇の
ピークが過ぎ、インフレが今後数カ月間に低下し始めるとの確信をオース
トラリア準備銀行(RBA、中央銀行)に与える」と話している。
豪では前日、ウエストパック・メルボルン研究所が発表した6月豪消費者
信頼感指数が前月比5.6%低下し、84.7と15年ぶりの低水準を記録。
「相次ぐ利上げによる景気減速が目立ってきた。RBAの金利据え置き見
通しが強まっている」(外銀)との声が上がっている。〔以下略〕”
→ もうひとつこちらも。
これが週央に豪ドルが下がった原因です。
NZに比較すれば依然豪ドルが有利でしょうが、
やや先行きが不透明となってきました。
今後も豪ドルは相対的な優位性で強い展開が続くと思われますが、
意想外の指標の悪化に注意が必要です。
【 いとすぎの為替ポジション 】
今週は特に動きなし。
順当だと思います。
加ドルロングを増やしておいたのが
功を奏しそうです。
2008/06/04 104.46 CAD/JPY Lev ×3
2008/06/02 105.58 CAD/JPY Lev ×3
2008/04/01 92.06 AUD/JPY Lev ×3
現在 > 105.07 加ドル/円
101.46 豪ドル/円 (損益 144%)
▼ ポジション解消済み
2008/05/22 106.83 CAD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/05/23 104.46 CAD/JPY Lev ×4
2008/05/22 105.16 CAD/JPY Lev ×3
2008/05/16 104.06 CAD/JPY Lev ×3
2008/05/05 99.44 AUD/JPY Lev ×3
2008/05/07 99.41 AUD/JPY Lev ×3
2008/04/18 96.97 AUD/JPY Lev ×3
2008/04/18 103.44 CAD/JPY Lev ×4
2008/04/23 102.27 CAD/JPY Lev ×2
2008/04/01 92.06 AUD/JPY Lev ×1
2008/04/04 93.68 AUD/JPY Lev ×2
2008/04/09 100.12 CAD/JPY Lev ×4
2008/04/02 94.36 AUD/JPY Lev ×4
2008/03/28 98.18 CAD/JPY Lev ×10 (ショート)
2008/03/20 98.08 CAD/JPY Lev ×5
2008/03/20 96.16 CAD/JPY Lev ×5
2008/03/14 94.02 AUD/JPY Lev ×10
2008/03/07 103.58 CAD/JPY Lev ×5
2008/03/07 95.54 AUD/JPY Lev ×5
2008/02/26 100.08 AUD/JPY Lev ×4
2008/02/29 97.18 AUD/JPY Lev ×6
2008/02/22 105.54 CAD/JPY Lev ×5(ショート)
2008/02/16 107.08 CAD/JPY Lev ×5
2008/01/31 106.30 CAD/JPY Lev ×10
2008/01/15 106.84 CAD/JPY Lev ×2(ショート)
2008/01/11 106.92 CAD/JPY Lev ×2(ショート)
2008/01/10 107.97 CAD/JPY Lev ×4(ショート)
2007/12/11 110.81 CAD/JPY Lev ×2
2007/11/22 94.49 AUD/JPY Lev ×2
2007/11/17 114.10 CAD/JPY Lev ×2
2007/10/18 119.40 CAD/JPY Lev ×2
加中銀の政策金利据え置きにより、
俄然有利な展開となってきました。
加ドルは107~108加ドル/円、
豪ドルは103~105豪ドル/円を目指す展開を想定しています。
↓ 先月からの記載 ↓
世界経済が落ち着きを見せるとともに、
コモディティ価格の高騰を背景に資源国通貨が
円や米ドルをアウトパフォームする可能性が高まっています。
※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
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~~~~~~~~(2008年の注目銘柄)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【インテリックス(東証二部 8940)】 [5月21日] [6月9日]> ショート
81,000円 → 66,900円 ▽ 14,100(+17.4%)
【インテリックス(東証二部 8940)】 [4月30日] [5月21日]
103,000円 → 81,000円 ▼ 22,000(-21.4%)
【サンフロンティア(東証一部 8945)】[4月30日] [5月9日]
55.700円 → 68,500円 △ 12,800(+23.0%)