さすがです。
仕組みとして極めて優秀で、ネーミングも完璧です。
社会貢献を謳いつつ、実際には自分の利益につなげようとする
企みが妙に多い世の中で、珍しく価値ある試みだと思います。
ベストセラー作家達が発信! 国際貢献の新しいカタチ「Chabo!」(DIAMOND ONLINE)
http://news.goo.ne.jp/article/diamond/business/2008060802-diamond.html
” 経済評論家・勝間和代氏のベストセラー『お金は銀行に預けるな』(光文
社新書)の帯には、今、右のロゴマークが印刷されている。よくよく見る
と〈この本の売り上げの一部は世界中の難民・被災民の自立支援に使われ
ます〉とある。
実はこれ、勝間氏の発案によって実現した印税寄付プログラム。その名を
「Chabo!(チャボ)」という。「チャリティ・ブック・プログラム」の略
称だが、印税の20%を特定非営利活動法人JEN(ジェン)を通じて、海
外での様々な支援活動に充てる試みである。念のため申し添えておくと、
寄付分の金額が価格に上乗せされているわけではない。読者の側は、今ま
でどおりに本を買うだけで、チャリティに参加できるという仕組みだ。
寄付先のJENは、1994年に設立された国際支援団体で、これまで16ヵ
国で130万人を支援してきた実績を持つ。BOOK MAGICというサービスで
書籍を活用した寄付プログラムをすでに立ち上げていたこと、現地事務所
をもっていて使途について厳しく監視しているといった点が決め手となっ
て、今回、「Chabo!」との連携に至った。寄付金の使い道に関しては、
都度、公式ブログ等で報告される予定だ。
5月のスタート時点で「Chabo!」に参加表明している作家は、勝間氏を
筆頭に5名。『世界 No.2 営業ウーマンの「売れる営業」に変わる本』の
和田裕美氏、『はじめての課長の教科書』の酒井穣氏、『ビジネスマンの
ための「発見力」養成講座』の小宮一慶氏、そして『投資信託にだまされ
るな!』の竹川美奈子氏と、いずれもビジネス書の世界でおなじみの面々。
それだけに、今回の試みは、出版界全体を巻き込んだムーブメントに発展
する可能性がある。
〔中略〕
「本来は飛べない鳥であるチャボが、世界で羽ばたくことができたら……」
という願いを込めて名付けられた同プログラム。勝間氏は「本を自由に読
めるということはとても幸せなこと。それが叶わない世界の子供たちに思
いを馳せながら、わたしたちにできることを考えていきたい」と語る。”
「本物」の社会貢献というものがどのようなものか、
よく分からない、判断できないという方も多いでしょう。
これがひとつのお手本です。
立ち上げの段階でこれだけの方々が参加されていたら、
もう既に成功は決まったようなものです。
まずは社会貢献それ自体が目的となっていること、
何かしらの免罪符かイメージ操作の手段となっていないこと、
その社会貢献の仕組みそれ自体が優れていること、
そしてより多くの人を巻き込んでムーブメントを形成し、
より多くの人々にとって目指すべき規範となり得ること。
これだけの条件が揃っていれば「本物」と言って良いでしょう。
まさに今回の勝間さんの試みなどその好例です。
あとは使い道をどうするのか、です。
寄付先として、私も知らない団体の名前が出てくるかもしれません。
興味深いところです。
仕組みとして極めて優秀で、ネーミングも完璧です。
社会貢献を謳いつつ、実際には自分の利益につなげようとする
企みが妙に多い世の中で、珍しく価値ある試みだと思います。
ベストセラー作家達が発信! 国際貢献の新しいカタチ「Chabo!」(DIAMOND ONLINE)
http://news.goo.ne.jp/article/diamond/business/2008060802-diamond.html
” 経済評論家・勝間和代氏のベストセラー『お金は銀行に預けるな』(光文
社新書)の帯には、今、右のロゴマークが印刷されている。よくよく見る
と〈この本の売り上げの一部は世界中の難民・被災民の自立支援に使われ
ます〉とある。
実はこれ、勝間氏の発案によって実現した印税寄付プログラム。その名を
「Chabo!(チャボ)」という。「チャリティ・ブック・プログラム」の略
称だが、印税の20%を特定非営利活動法人JEN(ジェン)を通じて、海
外での様々な支援活動に充てる試みである。念のため申し添えておくと、
寄付分の金額が価格に上乗せされているわけではない。読者の側は、今ま
でどおりに本を買うだけで、チャリティに参加できるという仕組みだ。
寄付先のJENは、1994年に設立された国際支援団体で、これまで16ヵ
国で130万人を支援してきた実績を持つ。BOOK MAGICというサービスで
書籍を活用した寄付プログラムをすでに立ち上げていたこと、現地事務所
をもっていて使途について厳しく監視しているといった点が決め手となっ
て、今回、「Chabo!」との連携に至った。寄付金の使い道に関しては、
都度、公式ブログ等で報告される予定だ。
5月のスタート時点で「Chabo!」に参加表明している作家は、勝間氏を
筆頭に5名。『世界 No.2 営業ウーマンの「売れる営業」に変わる本』の
和田裕美氏、『はじめての課長の教科書』の酒井穣氏、『ビジネスマンの
ための「発見力」養成講座』の小宮一慶氏、そして『投資信託にだまされ
るな!』の竹川美奈子氏と、いずれもビジネス書の世界でおなじみの面々。
それだけに、今回の試みは、出版界全体を巻き込んだムーブメントに発展
する可能性がある。
〔中略〕
「本来は飛べない鳥であるチャボが、世界で羽ばたくことができたら……」
という願いを込めて名付けられた同プログラム。勝間氏は「本を自由に読
めるということはとても幸せなこと。それが叶わない世界の子供たちに思
いを馳せながら、わたしたちにできることを考えていきたい」と語る。”
「本物」の社会貢献というものがどのようなものか、
よく分からない、判断できないという方も多いでしょう。
これがひとつのお手本です。
立ち上げの段階でこれだけの方々が参加されていたら、
もう既に成功は決まったようなものです。
まずは社会貢献それ自体が目的となっていること、
何かしらの免罪符かイメージ操作の手段となっていないこと、
その社会貢献の仕組みそれ自体が優れていること、
そしてより多くの人を巻き込んでムーブメントを形成し、
より多くの人々にとって目指すべき規範となり得ること。
これだけの条件が揃っていれば「本物」と言って良いでしょう。
まさに今回の勝間さんの試みなどその好例です。
あとは使い道をどうするのか、です。
寄付先として、私も知らない団体の名前が出てくるかもしれません。
興味深いところです。
『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 』(勝間和代,光文社) |