-写真の部屋-

奥野和彦

路上

2022-11-13 17:52:19 | 写真


やっぱ冬はさ、
カラーにした方がよくなくね?
アタシなんかさ、
これじゃ何だか分かんなんくなっちゃうだろ?
ただでさえ、地味に目立たねえようにしてんだからさ
はい、もういいかい?
いつまでもここにいたら
あんたもアタシも車に轢かれるよ。
ね、カラーだよ。分かったね?



ホーム

2022-11-09 22:45:40 | 写真


今日も夜遅くになった。
コーヒーを飲みたいがこの所お腹の調子が良くないので我慢する。
今日の写真は地下鉄銀座線上野駅のホームである。
最近綺麗になったけれど
所々に昔のままの作りも残していて好きな駅である。

最近、写真はやはりプリントしようと
思うようになってPCやスマホの画面で見て終わりではダメだ、と。
紙になって束になって重さを増して
そこから削いで削いでまた付け足して、をしていくと
かなり純度の高いものが残る。
分かっていてなかなか出来ないのだけれど
どうせ自分自身の為なのだから納得いくまでやれば良い。
春を迎えるまでに200枚。いや、400枚。
プリントの山を作る。

借景

2022-11-09 00:48:23 | 写真


もう深夜である。
宵の口から時々ベランダに出て
皆既月食を見て、次は何百年後という事だから
もう見ることは無い。

こんな都会の真ん中のマンションから
夜の景色と欠けてゆく月を見たりするのは
ちょっといいんじゃないかな、と思う。


日の当たる居間

2022-11-07 17:08:30 | 写真


さて、
一人暮らしをしている長男が帰って来ている。
誕生日が近いから、と母親に呼ばれて
もう誕生日がうれしい歳でも無かろうと思うが
帰って来れば、誕生日なりの食べ物にありつけるし
甘い物も食べられて、まあ良いか、と。

今日は免許の書き換えに行くからと
親父の通院のついでに乗せてってくれと
言うからそのつもりでいても
なかなか起きて来ない。
朝食の親子丼もスープも冷めている。
母がヤキモキしている。



ベランダには次男が
どこからか仕入れて来た
ソーラーパネルらしきものが置かれ
コードで繋がったバッテリーみたいな箱に
電気が蓄積されていくらしい。
家に持ち込んではきたが
毎朝洗濯干しと同時に
母親がこれを広げて陽に当てている。
溜まった電気をどうするのか
何を何時間ぐらい動かせるのか?

なかなか大学を卒業せず
親はいつまでも気が抜けないし
そんな風だから母親にいつまでも
子供扱いされる。
とっとと職について
忙しくて帰れないよ〜ぐらいの事を
言ってみなさい。