goo blog サービス終了のお知らせ 

figromage

流出雑記 

2014/1/20

2014年01月20日 | Weblog
9時に目覚める。ミルクティー。身支度して、部屋が広いので太陽礼拝してみた。
稽古場のギャラリーまで徒歩15分。

元々は繊維問屋街だった河原町というところにあるギャラリーADO。問屋街の空き店舗に今は若手のアーティストたちがそれぞれの小さな店を持ち、雑貨や服を売っている。河原町は京都にあるのと漢字も読みも一緒の河原町で勝手に親近感がわく。

造形作家の曽田朋子さん熊本入り。クリエイションメンバーで周辺散策し、早川倉庫という公演やライブもできる元造り酒屋の倉庫見学。
北岡神社にお参りする。鳥居を挟んで楠の巨木が対に立っている。夫婦楠と呼ばれていて、男女でお参りのルートが違っていた。

熊本、昼間は3月のはじめのように温かい。お昼は稽古場近くのおいしいカレー屋にと行ってみたが定休。
ギャラリーの方にオススメされた近くのスーパーホテルにあるレストランのランチに。いろんな定食がある。珍しいのは馬刺しランチ、馬すじ煮込み、馬すじカレー。馬すじに興味はあったが食べ慣れない馬に構えてカレイの煮付けにした。
今日はミーティングで終わり、本格始動は明日から。

夜、岡田さんにいい八百屋を教えてもらう。熊本の野菜は美味しいのだと聞く。賑やかな商店街のなかにある八百屋には熊本産野菜がたくさん並び、キャベツひと玉100円、トマトのアイコひと袋100円などレタス、マッシュルーム、ネギなども安い。

同じマンションに滞在しているケティングさんとダイエーに必要な調味料買いにいく。
2週間ばかりだから少量でいい。
味噌なんか買っても使い切れないので、味噌汁はインスタントにして、調味料は主に野菜のために小さいかつお醤油、マヨネーズ、バター、コンソメ、胡椒を揃える。そして米、グラノーラ、南関あげという油あげ、卵、いなばのタイカレー缶イエロー、おにぎり用の華ひじきというふりかけ。八百屋でキャベツ、紅あずま、アイコ。
重たくなった買い物袋を下げてマンションに帰りつく。
紅あずまを適当な大きさに切って鍋に水を少し張り茹で蒸す。キャベツも1/8に切って鍋に。炊飯器セットし、その間にアイコを洗って食べてみたらすごく美味しかった。
南関あげというのは軽くてぱりぱりしている。切って湯通ししてからインスタント味噌汁に入れる。ほとんど気泡だから出汁がすぐに染みる。よく知っている油あげとは全然違う食感。味噌にコクが出る。
柔らかくなった紅あずまとキャベツを皿にあげてバターを落とす。
それぞれの甘みがバターの塩気に引き立てられて美味しい。キャベツには醤油も少し垂らす。
公演で住んだことのない地域に行っても大抵ホテル住まいで、野菜を買ったり料理したりしたことがなかった。土地の物を見て買って火を通して食べる。これも滞在制作のおもしろさのひとつと思う。

2014/1/19

2014年01月20日 | Weblog
昨夜降った雪、わりと積もっている。

伊丹空港までどうやって行くか。
京阪~モノレール経由か地下鉄~バス経由で迷う。京阪の方が1000円くらい安いので、雪が溶けて歩けるなら京阪を使いたい。

とりあえずぜんざいを食べきる。
餅について思う。腹持ちがよいとも消化によいとも聞くが、なぜそのように相反する言説が存在しているのか。
体感としては餅を食べると胃にずっしりくる餅感が食べてしばらく持続する。胃にもたれる感じとは違う。粘状に溜まって重い感じ。このずっしりはぜんざいの小豆との相乗効果で得られるもののような気もする。しかしこの餅感は4~5時間経ったのちにまるで無かったことのように胃が軽くなる。つまり消化によいのだろうか。ここでは時間の経過によって餅の消化に対する感覚は異なってくると結論付けておく。

着ていた寝間着と化粧道具をキャリーバッグの中に詰め、台所を片付け、カレーに火を入れて味見し、掃除機をかけて置き手紙を書いて家を出る。雪はうちの前の道以外はほぼ溶けていた。

叡電で出町柳、京阪で門真市まで行きそこからモノレールで伊丹空港。

不慣れな飛行機 空港での搭乗手続き 手荷物の中にうっかりハサミを入れていて、刃の長さが持ち込み基準をこえていると没収になった。

飛行機の真ん中あたり窓側で翼の見える席だった。
滑走路をころころ進んで離陸前に機体が高圧に唸る。乗り慣れないだけだろうと思うが、あの唸りを聞くと冒瀆を犯す乗り物だと毎回思う。 地面を離れる。体が浮く瞬間、浮力、この感じには対応できないよという自分の体が浮くことに対して何の関与もしていない五臓六腑を携えた形の心許なさがある。
家々、街並みは引いていくにつれて、四角形ひとつひとつに生活があるのだという実感がわかないほどおびただしく広がり、それも見える範囲はほんの一部で、その上に誰が配置したわけでもないひとかたまりの雲が漂っていたりする。これがフィクションでないとしたら何なだろうと思ってしまうほど、現実は想像を絶している。知る由もないものが恐ろしいほどの数、バラバラに存在していること。関わっているもの、関わることのないもの、そんなこと想像すらしないものまで。
ひとすじの線になった川の砂粒や、あの中のひとつの家の冷蔵庫の奥で賞味期限の切れたチューブのわさび、古紙回収で集められた新聞のフォントのひとつ。
1時間くらいで熊本空港に着く。空港から出ているバスに乗り、熊本交通センターというところまで1時間ばかり。
停留所で横堀さんとケティングさんが待っていてくれた。2週間滞在と思えないほどコンパクトな荷物ですねと言われる。そのままウィークリーに案内してもらい、荷物を置いて夕食に出掛ける。
斜め前のマンションに滞在している今日タイからやってきたダンサーのピチェさんと4人で。ピチェさんのマンションはなぜかクリスマスのような電飾で飾られている。
賑やかな商店街のあたりを歩く。ピチェさん豚肉がだめで、魚を食べられる店を探す。居酒屋の呼び込みのお兄さんがお探しですかと近付いてきた。変わっているのはこの界隈の居酒屋の色んなチラシをもっていて、魚が食べられるところと伝えたら、この店なら長崎港直送の魚を出していて、土日は食べ物30%オフだと案内してくれた。
お刺身とからし蓮根、一文字のぐるぐる、というネギを巻いた名物。それに温かいものをとろうと鰤しゃぶになった。
英語の会話が半分くらいしか聞き取れないが、ピチェさんの人柄の良いことだけはよく伝わってきた。
横堀さんもケティングさんも安心して居れる人達だ。
10時過ぎに部屋に戻る。
ミルクティーを飲みたかったので、近所のコンビニで熊本の牛乳とスティックシュガーを買う。紅茶は持参した。
お茶を入れてゆっくり飲み、衣類はタンスに、シャンプーは浴室に、あるべきものをあるべきところに配置して、出来るだけここが部屋として落ち着くように整える。

お湯がなかなか出ないと思ったら湯沸かし器の電源が入っていなかった。寝室の電気の消し方がわからず困っていたら壁に小さなリモコンがあった。電気ケトルとエアコンとドライヤーを同時に使ってブレーカーを落とす。毛布のラベルが「京都西川」とある。熊本で京都生まれの布団に包まって眠る。