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流出雑記 

2012/8/14

2012年08月15日 | Weblog

午前中に豪雨はやみ、燃えるゴミも無事回収された。

昨夜の雨で実家のある宇治のあたりが浸水しているとニュースで知る。滅多に止まることのない京阪が運転見合わせ、JRの宇治線も。実家自体は高い所にあり、3階なので被害はない。

夕方車で迎えにいくと母よりメール。今日宇治に猫たちを預け、明日福井に帰る。

冷蔵庫の中一掃お昼ごはん。夫ラーメンに焼豚たくさんと煮卵。私残っていたキャベツのカレーコールスロー、煮卵をパンに乗せて食べる。食べきれなかったキュウリは味噌漬け、サラダほうれんそうは生食用なのに申し訳ないが茹でて冷凍。

4時に来る予定だった母3時に来る。慌てて荷物をまとめ、2匹猫バックに入れ、猫砂トイレごと、かりかり、自分の着替えなど車に積み込み、植木の水やりをお隣に頼んで宇治へ。車で移動がはじめての小麦は若干パニックになっていて過呼吸なんじゃないかというほど荒い呼吸でずっと鳴き、バックから出ようとする。本人にしてみれば何が起こっているのかわけがわからないので、命の危機ともとれるのだろう、というくらいの慌て方だった。小一時間ほどで無事到着。部屋に放すと、暗い場所が好きな小麦は風呂場に落ち着いた。勝手知ったる小梅はいくつかの定位置を渡り歩き好物をもらっている。興奮冷めやらぬ小麦はまだものを食べるどころじゃない様子。

夕飯は冷蔵庫にあるもの、作ってあったケチャップ煮、五目御飯、かぼちゃの煮つけはつぶして片栗粉を混ぜ、バター醤油で焼き、かぼちゃ餅、トマトときゅうりと玉ねぎスライスを和風ドレッシングで合えて1分くらいレンジにかけて冷ます。そうすると味が馴染み玉ねぎの辛みも抜ける。

食後、先週出産した幼馴染みに会いにいった。母と手土産の菓子を買いに車でJR宇治駅方面へ向かったら、道路脇に茶色い土砂が積んであったり、まだ砂が残っていたり、水に浸かったあとを見る。

幼馴染みは男の子を産んだ。自分の妹達以外の生後一週間ほどの新生児を真近でみるのははじめてだった。なんて柔らかな体か。どういうジェスチャーともとれない奇妙な動きを突発的に繰り出す。ジェスチャーというより、動機の不明な反射、反応という感じの。でもこっちを見ている。寝不足ながら母となった幼馴染みはとりあえず元気で、細い体には重たすぎるほど張った乳を息子に与え、父は授乳の時間をはかる役。片方10分と決まっているらしい。父もまだ抱くのが怖いと言っていた。確かに、あまりの柔さに抱くのが怖くて私は触るだけだった。3時間おき、1回の授乳に1時間ほどかかってしまうそうで、寝る間がない、というのは聞いてはいたが、体が裂ける痛みやまともに眠れず付きっきりで子供を育てることを引き受けたすべての母たちの偉業に改めておどろきを感じる。実際産んだ幼馴染みもこの大きさがこないだまでお腹に入っていたことが不思議だといっていた。

彼女と私がはじめて会ったのはそれぞれの母に抱かれた状態だった。もちろん覚えていない。でも人生でいちばん最初にできた友達である。たまたま同じ名前で誕生日が1日違い。転校するまでは常に一緒にいた。背格好も似ていたのでふたごと言われ、彼女の存在が特別すぎて他に友達を作ることがなかなかできなかった。

人が人を産むということがほんとうに素朴に不思議だと思った夜だった。


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