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流出雑記 

2014/6/24

2014年06月24日 | Weblog

晴れ

今日から2週間、朝から奈良の大学で仕事。昨夜は普段なら眠りの底にいる朝5時半起きられるかどうか自信のないまま寝たので、1時間毎に目が覚めて、結局目覚ましの鳴る前に起きた。

小梅と小麦もつられて起きてきた。

家を出る前の小一時間、朝のテレビは好きだ。昼のテレビは憂うつ。夜のテレビは居間を演出。

いつもはたぶん最下位の燃えるゴミが今日は一番のりだった。

自転車で最寄りの地下鉄駅へ。半袖シャツのサラリーマンたちがやや小走りで駅に向かうので、乗る予定の電車には間に合う時間なはずだけど、つられて小走りしたら、一本早い地下鉄に乗れた。

地下鉄から近鉄連絡駅の竹田での乗り換えがいちばんスムーズであるけれど、一時間の乗車時間、通勤通学時間帯でずっと座れない。少し遠回りになる近鉄の終点である京都まで出て、そこから乗れば一時間眠ったまま気付くと奈良に着くというコースが朝向き。橿原神宮も終点なので乗り過ごして焦らないところがいい。けれど電車はそのまま折返し京都行きになるので、数年前に来ていたときに眠りこけて、気付くと逆行していて冷や汗をかいたことがあった。携帯のアラームを到着3分前にかけておく。でも今日は初日の緊張感なのかぼーっとしながらも目は覚めていて、携帯でずっと工藤静香の歌を動画検索して延々聞いていた。何かのテレビで一瞬嵐の素顔が流れたのが尾をひいて。MUGOん…色っぽい、黄砂に吹かれて、慟哭、雪月花、いいと思うのはことごとく中島みゆきの作詞だった。                                          時々半目で見る風景に緑が増えて奈良が深まり、畝傍御陵前という駅名はフリガナなしでは困難だなあと覚醒しきらない頭で思ったりしていた。

駅に着く。たしか駅中のコンビニはampmでファミマではなかったと思う。駅から学校まで歩いて10分ほど。その途中の道はほとんど変わらず。校舎の青色がいい。

洋画の研究室。毎日違う先生が指導にあたられる。今日はいちばん若い先生で、今日はガイダンスと構図決めに時間結構使うと思うのでゆっくりしてくださいと言われる。ガイダンスの内容は人物画、人間をモチーフにすることについて、で黒板にプロジェクターでギリシア美術から始まる美術史の人物を描いているものをざっと見せていき、近現代まで来ると、シンディー・シャーマン、やなぎみわ、タカラヅカ、コスプレ文化までフォローし、さらに日本の洋画界に未だあるザ西洋趣味の絵を出して、こんなのは美術でもなんでもないと批判した。ついでに私が着ているポーランドの民族衣装もなんとかしてほしい。

その先生は構図、バックの布の色やその他のモチーフも生徒に決めるように指示をする。十数人全員女の子の2回生のクラスだが、考えようと積極的な数人と別のおしゃべりをやめない数人と沈黙している数人が混在していて一向に決まらない。最終的に先生がまとめた。ただポーズは今回ちょっとおもしろい。だらっと椅子にもたれ掛かるようなポーズで「モデルをやる気がないような感じ」という雰囲気の東欧の民族衣装を着た日本人がいて、そのまわりには枯れた植木鉢やひょろひょろの観葉植物、自転車の車輪、頭蓋骨、鴨の剝製、メキシコ土産の顔の器、ゴミの入った水色のゴミ袋などが配置されたわけのわからないシチュエーションが出来上がった。今日は3時間の授業時間のうち6ポーズする予定が1ポーズのみで終わったけれど、この構図からどんな絵が作られるのかは興味があるのでたのしい仕事になりそうな予感がする。

京都に戻って松ヶ崎のTUTAYAで工藤静香を探したけれどJPOPの棚のカ行に見あたらない。無いはずないと歩き回っていたら懐メロコーナーだった。3枚組のベストを借りて帰る。


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