2022 備忘録

思いついたことを書き残す。

暮らしと設計

2018年08月28日 | ひとりごと

月末間近。締め切り向け仕事が少々忙しい。そんな中GICC「群馬インテリアコーディネーター協会」の理事会に出席。
この会に入ってもう30年近くなる。知人からこの会を紹介され入会。建築設計にずっと携わっては来たものの公共建築においては「窓装飾工事」だとか「雑工事」などと呼ばれ本流の仕事扱いはされてこなかった。いっぽう独立して住宅の仕事が主力になると実はこちらのほうが遥かに重要。フィジカルな部分は必要条件に過ぎないのだ。

この会を通じて幾人もの優秀な人達と知り合うことができた。知識の吸収とともに得難い存在である。
いつのまにか最高齢者に近づく。会員もずっと若い人たちが多い。インテリアコーディネーターは女性の多い職域でもある。

この資格ができた頃よく現場でぶつかった。思考方法が少し違うのだ。建築設計においては最終のカラースキムまで含め仕事と思っているが途中から入ってきて口を出され閉口したことも。無地で考えていたものをいきなり花柄を提案されたのでは大きな迷惑。それはそれとして知識の偏在が原因である。そのこともこの会に入ってよくわかった。デザインとコーディネートの間にある線も面白いものだ。

理事会の議題も会員の感覚の違いを感じつつ受け止める。お世話になった会だ。ぜひ末永く続いてほしいと思う。