安全と安心のために

「ウッドデッキ“DIY塗装”講座in本庄」


木製床の塗装についての体験会が本庄市久保医院のウッドデッキをお借りし開かれた。また自然素材由来の塗料について少しお話をさせていただいた。



久保医院は一昨年設計監理の仕事をさせていただいたが院長先生ご夫妻は環境問題に強い関心を寄せられていて、大規模災害への対応、太陽光発電など様々な仕掛けが実現した。そして安全な室内環境構築のために仕上げ材に自然素材塗料も採用された。



外部ウッドデッキがやや変色してきた機会に実験的に今回の体験会に場所を提供していただいた。
使用した塗料は「リボス」の外部用塗料「タヤエクステリア」だが、このメーカーはハンブルグ近郊にあり2001エコバウツアーの際工場見学をさせていただいた。

高気密高断熱といった省エネルギー対策は同時に「シックハウス」といったやっかいな問題を引き起こした。建設に携わる立場としては少しでも有害物質を近づけない配慮が必要であろう。

しかし目に見えない点で軽視されがちだ。耐震性能も地震が来なくては真価が発揮できない。
目に見えることにコストを掛けたほうが一時的には建築主を満足させやすい。
しかし、一度その重要性、危険性を知ってしまうと仕上げ材や空間気積などにコストが配分しにくくなる。知らぬが仏とは行かないのだ。