朝駆けて 追い山見むか 先の盆
梅士 Baishi
明日七月十五日は関東の盆である。
九州ではただの十五日にすぎない。
ただ、博多では、夜明け前の追い山の激しく切ない朝
なのである。
今夜はもう、飾り山も街を去ったであろう。
しかし、毎年この時期に東京の叔母からお中元が贈ら
れてきた。
九州からはどうも時期はずれの贈り物で、お中元とい
うのがぴんとこなかったが、今年からそんな気がした。
それで、叔母にふくさ屋の辛子明太子を送った。
今年は叔父の二周忌の盆である。
叔父は広告代理店を創業し、息子の代で大繁盛したが、
リーマンショックを境に手仕舞いしたのを見取ってこの
世を去った。
いい思いをさせてもらったという満足感もあったろう
が、負債こそなかったとはいえ、結局、会社が台無しに
なったという心労から胃癌を発症したのかもしれない。
自分は司法崩れという失敗人生と、念願の救世主の法
に出会えたという幸運を裏表に今日あるが、歴史に名を
残すというこの世的成功は大志として目指すべき課題で
ある。
このまま果てようとは思わない。
死に甲斐は死ぬまでの課題である。
猛暑耐えがたく、近くのホテルのレストランで読書を
した。
無愛想な屈強のボーイも、笑顔を返してくれた。
笑顔はよいものだ。
『素顔の大川隆法』という総裁インタヴューを読ませ
ていただいた。
饗庭直道の出版の話題が気になった。
最近、出版に反抗的な雰囲気があったのだが、『最強
国家ー日本の決断』という本を自費出版したらしい。
幸福の科学出版からではない。
何かしらの確執があるのだろう。
弟子筋には錚錚たる出自の魂が集まっている。
自分の表現を通したかったのだろう。
饗庭直道氏は、総裁の子飼いの竜であり、幸福実現党
のホープ、いずれ日本の大統領になる慶応ボーイである。
過去世は平清盛と認定されている大物である。
個性派であり、鼻っ柱が強い。
アメリカ共和党のアジア顧問としてのポジションを得
ているほどのやり手でもある。
その初出版が、幸福の科学出版からは出せなかったと
いうのは口惜しいことであろう。
そこを自費出版で出すというところに、彼の政治家と
しての独立精神が感じられる。
早速、アマゾンに注文を出した。
へそ曲がりが面白い。
【 幸福実現党の存在感 】
街宣車の上から手を振る必要はない。
共産党のような雰囲気で、消費税反対なんてのを柱に
する必要もない。
言うんだったら、饗庭直道のように、最強国家を目指
すといえばよい。
国防強化、抑止力としての核武装宣言、原発推進であ
る。
しかし、もっとも本質的なことは、「私たちは、人気
取りの選挙や政治に反省を迫っているのです」、という
べきである。
「神も仏もいる政治を目指すことの何が危険なのです
か、日本の政治は神仏とともにあったんですよ」、とい
うべきである。
「いつまで、アメリカの自治区のようにして独立を先
送りするんですか、なぜ、中国の植民地になってもいい
というんですか」、と言うべきである。
マスコミ権力を恐れず、言うべきことを言う政治をこ
そ目指しているのである。
そのように啓蒙する選挙戦を展開して欲しい。
街頭に立って演説せよ。
その映像をインターネットで配信せよ。
できれば、英語版で配信せよ。
それが、マスコミに無視されても議席をとる幸福実現
党の政治スタイルであるはずなのだ。
断じて、選挙権者に媚びてはならない。
特に女性候補者よ、女であることに甘えるな。
ピンクの旗を立てて媚を売るな。
断固として、言うべきことを言って討ち死に覚悟の選
挙戦を戦い、そのドキュメントを後世に伝えよ。
共産党の看板ばかりが電柱に不愉快な顔をさらしてい
る。
選挙ポスターは竜馬の写真でいいのではないのか。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
幸福実現党応援隊・ 梅士党