夏空の 楠の大樹が 背伸びをし
馬糞 Bafun
夏の空はまさに隆盛である。
暑くても、ギャーギャーとせみが鳴いても、夏は心地
がよい。
冬の寒さの下で、待ち望んだ解放だったから。
「アクロスの前でふと見上げると、UFOがいて、独特
の飛行で飛び去りました。レーザー光ではなかったです
よ」。
職場の新人が目撃証言をした。
レーザー光でも飛行機でもなかったと、言っても誰も
信じてくれない、とも。
きっとそうなのだろうと思う。
UFOや宇宙人がいなくて、この広大無辺の大宇宙に地
球人しかいないという方が異常である。
どこにそんな証明があるのか。
蓋然性の問題なら、宇宙人がたくさんいると推定すべ
きであろう。
実際、20種類以上の宇宙人が確認されているという。
最も多いのが、太陽系からも近いプレアデス星団から
来ているらしい。
よく人をさらって人体実験をしている「グレイ」は、
サイボーグの生命体だという。
「グレー」はロボットではない。
生命体だからである。
手軽に旅行できる地球の旅先で、人間にいたずらをし
て遊んでいるのではないかともいう。
その被害はアメリカの過疎地に最も多くあるが、日本で
も増えているという。
原因不明の症状を退行催眠という方法で調べていると、
かつてグレイにさらわれた時に消された、恐るべき記憶
がよみがえって、詳細に語り始めるのだという。
その体験談は、共通したグレイの正体を語っていると
いう。
凶暴なことで知られる爬虫類型宇宙人が、マゼンラン
星雲からきている「レプタリアン」だ。
これは、人間に変装する技術をもっている。
しかし、血の色は緑である。
以前、映画シリーズになっていたが、実話に基づくら
しい。
アメリカではそうした資料が既に漏れているというこ
とである。
地球人よ、思い上がってはいけない。
幕末は、黒船来航で明治維新の大変革を成し遂げたが、
現代の黒船とは、UFOなのである。
こういう話についてこれない人は、未来遅れの哀しい
原始人なのである。
グレイにご用心!
Bafun