蝶舞いぬ 苦しきことも 彼岸入り
梅士 Baishi
放生会で賑わう筥崎宮庭園は、曼珠沙華がたくさん咲い
ていた。
彼岸花である。
本当は庭園で見るより田んぼの畦道の風景として眺め
たい花である。
明日は彼岸入りである。
遠い台風の風の音を聞きながら、父が亡くなる夢を見た。
父がいなくなって、愛犬が探し回っていた。
床に入って眠ろうとしていたころ、愛犬が顔をくっつける
ようにして寄り添って寝た。
信頼しているのだ。
しかし、考えてみれば、その愛犬は父より先に他界した。
思い出深い愛犬だった。
切ない彼岸の夢である。
【 高すぎる法人税率の歪 】
震災復興税を錦の御旗に、増税ありきで税制改訂を進
めている左翼民主党政権はまさに貧乏神である。
増税と善意の寄付とは根本的に違うものを、その区別の
つかない愚かな「市民の声」をマスコミがクローズアップし
て増税財務官僚を支援する。
増税は権力による強制である。
自由に依拠する善意の寄付とは異質である。
市場経済の原理に逆行する徴税権力の増強を許すわ
けにはゆかない。
財務省官僚にとって、財政赤字幅を増税で解消すること
は一石二鳥である。
赤字責任を解消しつつ、増税権力を伸ばすことができる
からである。
つまり、出世できる。
日本の法人税率は、40.6%、世界で一番高税率である。
その上、さらに5%以上の増税を検討している。
本来なら、倒産状況の財政赤字団体であるから、公務員
を半減するリストラ案こそが検討されなければならない。
明らかに、企業努力によって収益を上げることを悪とみ
なして利益を剥奪する左翼思想である。
民主党政権は純然たる左翼政権であることを示している。
大川隆法著 幸福の科学出版刊『沈みゆく日本をどう
救うか』で松下幸之助霊がおっしゃるように、「社会保障と
税制の改革が一体だ」という増税論は「これはもう完全に
社会主義ですよ」、「オバマさんがやっていることも同じだ」
ということを、「野田はわかっとらん」のですよねぇ。
増税をして税収が上がったためしがないというのに、それ
でも増税をやるというのは、公務員の権力欲と左翼政権
の亡国願望以外の何物でもあるまい。
書店では今でも、これ見よがしにニーチェの本が並んで
いる。
あれを教養書とでも思っているのだろうか。
「神は死んだ」というのは、光が消えた、自由は死んだと
いうことになる。
唯物論の本質である。
亡国民主党の増税論は、「自由は死んだ」という殺人予
告を国民に突きつけているに等しい。
その前に、飴玉やるからという子供騙しに乗せられるよ
うであっては、「日本のゆとりとは思考停止のことらしい」と
思われても仕方のないことである。
どうも、いけませんなあ。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi