南方に あじさいの雨 ぐずりたる
馬糞 Bafun
空梅雨の雨は、南方の海にずんだれている。
しかし、その分、シベリアか軽井沢か、避暑地の夏のような冷たい
乾いた風が心地よい。
大陸の夏は、こんな風なのだろうと思う。
あじさいの花が今まさに旬だが、さて、シベリアの夏にも咲いている
ものか、シーボルトが初めて西洋に紹介したくらいだから、よほど蒸
し暑い梅雨の国でもない限り、見ることのできない花のだろう。
空梅雨のすがすがしい朝ではあるが、陰気な鳩の鳴き声で目覚め
るというのはいかにも心地悪い。
この辛気臭い鳥を平和の象徴とはどこから来たものか。
しかも、何度追い払っても戻ってきて巣作りをする。
昨日の朝は、鳩の大捕り物だった。
ブーブー言いながら逃げ回ったが、二羽とも取り押さえた。
しかし、両手に捕まえてはみたものの、どうしたものかと困った。
鳩は、豆鉄砲を食らったように目を白黒しているばかりである。
お互い困ったが、仕置きしないわけには行かない。
『こんどひっ捕まえたら、食うちゃるけんね。アグネスチャンも、こん
なおいしい鳩を食べないなんて信じられないって言いよったし。』
そう恫喝してバケツの水に突っ込んだ上で捨てたら、ああ、びっくり
したけどさっぱりしたという顔で飛び去って、近くの屋根で顔を見合
わせていた。
自分たちは安泰平和と刷り込まれているのだろうか。
鳩のハーブ蒸し、鳩手羽の岩塩焼きがメニューに浮かんだが、食
べ物というのは習慣のものだ。
日本には鳩を食う習慣がない。
うまいと言われても、気持ち悪い。
牛肉を食えるようになった日本人である。
次は、第三のビールに合わせて、鳩焼きを食べよう!
【環境問題とはでっち上げなのか】
武田邦彦+日下公人対談による『つくられた環境問題』には驚い
た。
かつて、学生の研究発表にCO2による地球温暖化というのは嘘だ
という研究について発表があった。
そういう見方があってもよいが、世界中が地球温暖化防止のため
にCO2排出規制の国際会議までしているのはなぜかという問には
答えていなかった。
しかし、その反対説を日下公人氏が後押ししているということにな
ると、これは大変なことなのではないか。
明白な事実のように受け止めていたということは、洗脳されていた
ということでもある。
武田氏によると、大気中のCO2は海水の温度が上がると増え、下
がると減るという関係があり、温暖化によって海水温が上がるので
はないという。
また、地球の温度は、海水によって安定しており、海水の大半は
深い水深の2℃であるから、急速な温暖化は起こらないという。
海が、地球の気温安定化と高温化防止の装置になっているわけで
ある。
恐竜時代は、現代の5倍のCO2濃度があったらしい。
また、騒ぐほどの地球温暖化も起こっていないという。
太平洋の島が水没しそうだというNHK放送も、海面上昇が原因と
決め付けているが、ただの地盤沈下によるものだと反論する。
ベニスの水没促進現象も、同様に考えられるだろう。
結局、地球温暖化ではなく、都市部の温暖化が地球規模の温暖化
にすりかえられているというのだ。
【CO2排出権取引は日本を狙った振り込め詐欺か】
では、なぜ、世界が一致してCO2排出規制に動くまでになったのか。
確かに、環境問題に対して、武田氏のような反対意見は報道され
たことがないのではないか。
みんなが、既成事実のように、CO2による温室効果が地球温暖化
を進めていると刷り込まれている。
これは、一種の洗脳を疑わなければならない。
もし、これが意図的なでっち上げだとしたら、誰がなぜでっち上げた
のか。
それとも、一部学者の仮説を、マスコミのマッチポンプで反論を許
さない地球規模の大問題に仕立て上げたのか。
NHKは盛んに、地球温暖化を印象付けて「大変だ~」とキャンペー
ンを張っている。
大変だ~という事件にしなければ、マスコミは注目されない。
かつて、テレビ朝日の久米宏によるダイオキシン汚染報道によっ
て、埼玉県の農家が数億円規模の被害を受けたことがあった。
事実無根の嘘報道だったのだが、そもそも、ダイオキシン自体が
喧伝されているような毒性はないそうである。
NHKとか、朝日とかいうマスコミ企業のインチキには困ったものだ
し、毒性も強い。
武田氏の、環境問題でっち上げ反論は、誠実に受け止めて再検
討すべき問題を含んでいる。
CO2排出権取引というのも、根拠がないことにもなる。
日本から金を出させる、国際的な振り込め詐欺というべき仕掛けか
もしれない。
大気汚染や海洋汚染、水質汚染を防止する公害対策は進めなけ
ればならない。
同様に、原油依存体質のエネルギー政策は、原子力やメタンハイ
ドレードの活用によって自給体制に転換しなければならない。
しかし、環境問題をでっち上げて、詐欺的に使ってはなるまい。
経済は、モラルであり、誠実でなければならないからである。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi