せみ時雨 子どもの頃の 山聞こえ
馬糞 Bafun
2007年7月29日 31.1℃、湿度84%、薄曇。
参議院選挙の朝、細腕の都会の立木が一斉に鳴き始め
ている。
蝉しぐれは夏の元気である。
冷夏でなくてよかった。
しかし、猛暑には、たらたらと汗が流れる。
暑さは試練でもある。
そろそろ、馬糞の旅に出たいものだ。
旅の楽しみは、温泉と温泉プールである。
ところが、スポーツは観光資源にはなっていない。
『スポーツ立国論』は、スポーツ観光による地域戦略
が有効である。
『スポーツと温泉、これが九州の観光である。』
そうなってほしい。
フットサルを市民スポーツに導入した佐賀県武雄市は、
「がばい」ばあちゃんと市長によって、大注目である。
【投票率に反映する、市民階級と奴隷階級】
午前7時、小学校の投票所が開いた。
新鮮な一票が先陣を競っていた。
この日、市民階級と奴隷階級が投票率に反映される。
民主主義の世の中にあっても、その自由選択によって、
政治に参加する市民と、そうでない「奴隷階級」に分か
れる。
投票を怠るならば、自ら奴隷階級のペナルティーに甘
んじるべきである。
その投票権は剥奪されるべきである。
その分、重い税負担を受けるべきである。
国民主権とは責任でもあるのだ。
その責任をあいまいにしてはならない。
選挙権失権制度を設け、活性市民と不活性市民に身分
差別するべきである。
それが、責任民主主義のけじめというべきではないのか。
【主権者教育改革論】
同時に、政治教育、基本法教育を徹底しなければなら
ない。
主権者教育には欠かせないことである。
ところが、これを教えられる教師はごく少ないであろ
う。
ゆえに、教職資格を自由化し、政財界、法曹の中から
しかるべき見識をもった人材に、主権者教育科目の教育
を委ねるべきであろう。
陪審制度よりも教育参加制度を充実させるべきなので
ある。
教職員に、公務員資格を与えるべきではない。
校長は、人事権を持った経営者としての資質をこそ問
うべきである。
教職員の資格は、文武両道と社会経験を要求されるべ
きである。
4年制大学卒ではあまりに不足である。
教職採用試験には、三年以上の兵役または、五年以上
の社会経験を資格要件とされるべきであろう。
他方、年齢制限は設けるべきではない。
政治家が務まるなら、教職も勤まる。
70歳でも良いのである。
さらには、体育の専門教職を大量に採用し、文武両道
の学校教育体制を再構築するべきである。
体育授業のできない教職は片手落ちであろう。
文武両道は、教員の要件でもあると言うことである。
特に小学校においては徹底されなければならない。
スキャモンの発達曲線を見ても、運動神経系の成長は、
幼児期から始まって、9歳から12歳という小学校の年
代に完成する。
プレゴールデンエイジとゴールデンエイジと言われる
年齢である。
この間に、運動音痴の素人教師に体育授業をやらせる
など、もってのほかである。
これを、「体育の空洞化」というのである。
学校長は、一般企業で10年以上の管理職経験者の中
から任命するべきである。
顧客との信頼関係を失うマネージメントを放置すべき
ではないからである。
企業型経営の論理が、教育現場にも適用されるべきで
あろう。
かくして、参議院選挙の日、結局は教育改革に思い至
るのであった。
梅士 Baishi