鬼百合に 黒蝶舞いて 鬼神たり
馬糞 Bafun
文月の 短冊に書き 花と蝶
馬糞 Bafun
一輪、また一輪と花を落としていた鬼百合だが、最後
の花を咲かせたとき、天から舞い降りてきた蝶が、一さし、
舞って行った。
一期一会の舞であった。
人もまた、美しくありたいものである。
美とは、表現するものである。
表現とは、その心を表すものである。
女が美しいと願うならば、その心の内を清めるべきで
ある。
女性の美しさもまた、まぎれもなく、その心の表現で
ある。
外見に奢らず、外見に嘆かず、老いてもなお女性らし
い心の美しさは表現されるものである。
美のありかを、見失ってはならない。
美しい国、日本もまた、日本人の、心の表現であるの
だ。
心を磨くためにこそ、人は生きている。
Bafun