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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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知的財産の現状とは…北斗市~函館~函館空港~丘珠空港~札幌大通

2008年02月01日 21時31分06秒 | Weblog
世の中に無いものを、考えたり、思ったりする事だけは、きっと誰もが出来るのでしょう。
その思った事、考えた事を形にしたり、装置機能が作用させるとなるとかなり難しいものです。それが社会的に役立つ事になるのが発明であり、その権利が特許権なのでしょう。散々な苦労の賜物を、真似されて自分の職域を侵害された時に、損害賠償などを請求できる権利が知的所有権とでも言うのでしょうか。

昨今、新聞などで目にするのが、登録済みの知的所有権を投資信託などで証券化しようと言う試みがなされております。ファース本部は、既に100件近い特許や商標登録を申請していますが、私のところにも時折そのような提案が持ち込まれます。
工業的な技術は長年にわたり、多額の投資を行ないながら研究開発を行いますが、その完成した技術を盗む輩も多いのです。特許はその事の防止策のようなものです。

また工業所有権を得るには幾つかのルールがあります。例え自分のものでもチラシや新聞、カタログなどに発表したものや雑誌やインターネットに載ったものは、公知の事実として判断され、権利を得る事が出来なくなります。商品発表した後の特許出願は登録されず、特許庁が見過ごして特許登録されても、指摘された段階で無効になってしまいます。

ファース加盟工務店として加盟し、加盟時に技術を習得してから脱会し、その後、不当に模倣行為を行なっている工務店もありますが、当然ながら摘発される対象となります。
しかし、特許権利を振りかざしてばかりいても業界全体の発展を阻害する場合があります。
業界が相互に、他社、他人の権利を尊重し合えるような紳士協定の確立が望ましいのです。
つまり、模倣した業者は市場から自然淘汰される風土、風習が健全であろうと思われます。

今日は函館市内で経済産業省、北海道経済産業局主催の知的財産懇談会(写真)が行なわれました。役所の勉強会はとかく中身が薄いものと言うイメージがありましたが、今日はとても多くの情報が得られました。特にコーディネーターとして参加した弁理士、金丸清隆先生の助言は実に建設的で的を得たものでした。また、経産省の地域経済部長さんが参加者の質疑に対して、しっかりと回答を言い切る姿勢に感銘した懇談会でもありました。

懇談会の終了後、早々に函館空港から飛行機で札幌に移動し、札幌では北海道内でやはり新規事業を行なう経営者の方々との新年会に参加してきました。
現在、外の気温はマイナス7℃です。
明日の土曜日はもっと冷え込む予報ですが北斗市の本社に戻ります。
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