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燃える氷

「メタンハイドレート」・・・次世代エネルギー資源と言われるこの物質をご存知
でしょうか。





1、2年ほど前から、少しの時間を見付けて好きな本を読む事にしている。
(と言ってもほとんどの場合トイレで用を足しながらだけど。)

その中で最近強烈に印象に残ったのが、「メタンハイドレート」の功罪について
書かれたこの本、

燃える氷
高任 和夫
祥伝社

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この本、読んでいると、どこがフィクションでどこまでがノンフィクションなのか
わからなくなる。

でも実際に「メタンハイドレート」が存在し、日本が国をあげて開発、商品化に向
けて動いているのは確かだ。


  その中心となるのが『メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム






そしてもし、この「メタンハイドレート」の商業化に成功すれば、日本がいきなり
資源大国になる可能性がある。

そう思って読み進めていると、著者の意図するのは反対の方向だった。






先のチリやハイチの大地震、このニュースを見ていて思わずうなってしまった。

「メタンハイドレート」開発の功罪の「罪」の方、これがまさに開発による海底地盤
の変形に伴う大地震とメタンガスの異常発生、著者はこの点を危惧している。





不思議なのが、日本の将来のエネルギーを根底から変えてしまうかもしれない、
この「メタンハイドレート」がイマイチ知られていない事。

まだ不確実なものだからなのか、何かの理由で(本にも書いてあるが)情報操作が
本当に行われているのか。


地球規模の天変地異が伴う(可能性がある)のならば、確かに慎重に物事を運ばな
ければならない。






読後感として、とても不思議な感覚の残る本だった。
コメント ( 3 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
Unknown (junseok)
2010-03-06 08:16:04
こんにちは。

そういう物質があるとは知りませんでした。
日本って水以外の資源に乏しいイメージがありましたもので。

先日テレビで中国の発展と水不足についての特集がありました。中国が発展すれば多くの水を必要とし、そしていずれ河が干上がってしまうだろうと。
それに中国は農業大国なので農業で水不足が続くと世界的な食糧問題にも直結してしまいます。

国の発展と将来の危機というのは切っても切り離せないものなのでしょう。

僕はco2の25%カットを掲げたので、政府をあげて、日本全体のエコ事業に取り組んで欲しいものです。韓国はそれによりIT大国に成長したんです。掲げるものだけ掲げて、あとは放置ってどうかと思います。

もったいない。
 
 
 
裏腹 (かんぞう)
2010-03-06 21:17:13
junseokさん、こんばんは。

この本、単純に小説として面白いので、本当のところがどこにあるのか、難しいのです。

でももし、この計画が成功すれば、今、海外に頼り切っているエネルギー資源の問題がかなり解決するだけに、凄く大きな事なんですよね。

ただ、危険と裏腹だとするなら必ずしも喜んでばかりいられません。

一つの大事を成すのに多少の犠牲は必要なのかもしれませんが、それが地球崩壊となると本末転倒ですもんね。
 
 
 
メタンハイドレート (unknown)
2010-09-14 08:02:31
地震国日本に影響の可能性が危惧されるならば、
近海では開発をスベキデナイ。

一旦開発大成功をして国際的にも脚光を浴びてる
最中に、日本国土で地震・環境破壊が起こったので
中止をすると言っても、各国が許してくれないほどの
効果があると思われる。

各国は日本国が犠牲になってくれとイジメの対象に
成るのが落ちと危惧、それより資源輸入国として
営営と勤勉と努力をしていく民族で在りたいです。
 
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