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アイデンティティー

小林麻央さんがブログを再開されて・・・


「なりたい自分になる」と宣言されて・・・




自分の病気について公にするかしないか、それは人によって大きく悩むことなのだろう。

自分自身は、「何で隠さなきゃならないの?」と思うタイプ。


それは、自分のこと以外でも、隠す、というより「敢えて言わない」ことで、良い思いよりも嫌な思いをしてきた

ことの方が多いから。



それは両親の病気であったり友人の病気であったり。


でもこれは、これだけは人それぞれで。

置かれた環境にも左右されるだろうし。




ただ、自分のことだけを考えれば、敢えて周りの人たちの思いや感じ方を無視させてもらえば、やっぱり言った方が楽。


朝の情報番組での小倉キャスターの言葉、


「今は2人に1人が、がんになる時代ですが、死と隣り合わせの病気だから隠す傾向があるでしょ。でもオープンにした方が絶対楽」





麻央さんのブログの中で、

「癌患者というアイデンティティーが私の心や生活を大きく支配してしまっていたことに気がつきました。」




恥ずかしながら、「アイデンティティー」という言葉の意味が分からなかった。

ググってみた。


【自分が自信をもっていること、自分自身のよりどころ、のようなこと。】とか、

【周りを囲む人や状況が変っても、自分は自分であるという、意識を保つこと。】とか。


麻央さんが語っている意味は少し違うのかもしれないけれど。



ただ、自分にとっては、病気である、と言えることも一つのアイデンティティーであり、それをブログに記するのも

自分自身のよりどころである。






9月12日、検査結果を聞くまでは、自分もがん候補者。

立候補したわけではなく、消化器内科の先生の立派な推薦を受けたので、今はまだ辞退することはできない。


「ふざけていると手術になるよ!」

という妻の突っ込みはありがたいもので、それもこれも「がんなんてどうってことない」とお互い思えているから。




劇症肝炎と肝臓移植と、B型肝炎ウイルス、病気そのものが今や自分のアイデンティティーで、

それでも毎日楽しく、仕事と、日曜大工、あとやっぱりのど自慢出場を夢見ること、それらが自分自身のよりどころだ。
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