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夏休みは無かったけれど、読書感想分だけは書きました。

本読み大好きな次男と、日頃、ブック※※で安く買った本を回し読みしている。



その中で共通して好んで読むのが『高野和明』。

中でも「13階段」は秀逸で、他にも「幽霊人命救助隊」とか「6時間後に君は死ぬ」とか。

13階段 (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社





その高野和明著 『ジェノサイド』が面白い。

ジェノサイド
クリエーター情報なし
角川書店(角川グループパブリッシング)




普段、文庫本しか買わないのに、立派な、ハードカバーのこの本を・・・プチ贅沢。

早速次男と回し読み。そして一歩先に読み終わった。


この作者の凄いと思う所は、とにかくよく調べられている。

参考文献だったり直接の取材だったり。



人類滅亡の危機と新薬開発、人の出会いと戦争と。

一見、途方もない空想物語のようで、実は、近未来の、現実に起こりうる空恐ろしい話でもある。



これ、米国大統領もそうだけど、民族紛争と宗教戦争に明け暮れる人たちや、戦争の事しか考えていない
軍需産業関係者全員に是非読んでもらいたい。



少し大げさかもしれないけど、この本を読むと、この地球上に「核の脅威」がある限り、子ども達の
未来は、残念ながら暗いものに思えてならない。

まぁ・・・・そう言ってしまったら、身も蓋も無いけれど、その時代その時代で救世主は現れるもので
これからの子ども達、頑張れ!







そしてもう一つ、

天空の蜂 (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社



『天空の蜂/東野圭吾』


10年以上も前に初版のこの本、あまりにも今の原発の状況を想像させて、これまた恐ろしい。

今、ようやく言われているけど、自分も含め、みな、原子力発電、特に高速増殖炉のことを知らな過ぎる。



単に原発の是非を題材にしているわけではない。

我々はみな、都合の悪い事象に目を背けがちで、本来、みな共通に知っておかなければならないこと、
知る義務があること、言い変えれば知らないと自分が損をすること、それに近い事が世の中には一杯ある、
そんなことも教えてくれる。



また、日本の首相が変わる。

国民不在の数合わせの茶番劇。

予想もしなかった大災害が起こってまだ5か月しか経っていないのに、何で政治家って、自分しか無い
のだろう。


誰になるか知らないけれど、首相、総理大臣、本読めよ!




『ジェノサイド』読めよ!

『天空の蜂』読めよ!




読んだら、読んだら、読んだら感想文、書くんだぞ~。忘れるなよ~。


夏休みは終わりだよん。
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