ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

テルマエ・ロマエ

2012-04-28 17:04:05 | た行

思ったより、おもしろかった(笑)

「テルマエ・ロマエ」66点★★★

ヤマザキマリの人気コミックの映画化です。


***********************************

公衆浴場が大人気で
風呂好きの都だった古代ローマ帝国。

浴場設計技師ルシウス(阿部寛)は、
あるとき、ローマの風呂からタイムスリップしてしまう。

着いたのはなんと、現代日本の銭湯。

まったく状況が飲み込めない彼だが、
湯の出る蛇口や
壁にかかれた富士山の絵などに感動しまくる。

そしてルシウスは
売れない漫画家(上戸彩)に出会い――?!

************************************

テルマエ・ロマエとはラテン語で
「ローマの風呂」という意味だそう。

原作マンガを1巻でやめたのは、
古代ローマでアイデアに詰まる→現代日本にタイムスリップ→ネタを持ち帰る、
のパターンに先が見えそうだったからだけど、

意外に風呂がらみのネタを
湯水のごとく考え付くなあ、と感心。

TOTOだかINAXだかのショールームにタイムスリップするなど、
どんどん出てくるアイデアに
おもわず笑っちゃいました。


ローマ人と阿部ちゃんたちが日本語で会話するのが
ヘンに吹き替えっぽかったり、

彫りの深い役者を選抜してあったり、

でもみんな真面目にやっててるのが
バカバカしくも許せるというか。


マンガで読んでいた部分でも、
阿部氏の当惑顔など
映像ならではの味で、笑うところもあったし。

未読のかたはかなり笑えるでしょう。

それに
阿部寛の裸一貫が意外に多い。
これはやっぱりサービスなのか?!

迫力ありました(笑)


★4/28(土)から全国で公開。

「テルマエ・ロマエ」公式サイト
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする