これは本当に圧倒されました!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_jump.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/60/ff8fd3c7fcf96c11d94b8516521aa633.jpg)
「抵抗 死刑囚の手記より」90点★★★![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
岩波ホールがこの2月から
過去の名作を上映する
「岩波ホールセレクション」。
↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/6c/b046ada033ec91ddefb63f179a76586e.jpg)
その第二弾として3/20から上映される
1956年制作のフランス映画です。
1943年、ドイツ占領下のフランスで
レジスタンス活動をして投獄された若き青年
が
慎重かつ周到な計画と、ギリギリの精神力で
脱獄を試みる、という話。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_stretch.gif)
脱獄モノはいつの時代もハラハラさせられる
題材ですが
いや、これほど息をのみ
心臓をバクバクになった映画もありません。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_jump.gif)
しかし
ロベール・ブレッソン監督の手法は実にシンプルで
場面はほぼ狭い独房内と
1日数分だけ彼が出られる中庭のシーンのみ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cock.gif)
その限られたエリアのなかで
地道に脱獄計画を実行する主人公
に
カメラは密着し
その様子をじっと写している。
端正な顔をした主人公の
アップを多様して緊張感を盛り上げ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/up.gif)
無音の静けさで臨場感を盛り上げ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/up.gif)
主人公の息づかいと、気力の限界を
そのままに映し出してきます。
そしてもうこれは
プレス資料にある映画評論家・佐藤忠男さんの解説が
“神”
なので、引用させていただいちゃいますが
「(囚人の)青年が自分で知ることができるもの以外は
いっさい撮らないのである。
(中略)これが恐るべき効果を生む」
つまり青年が床をカリカリやっているときに
外で物音がする。
で、青年も、観客も固まる。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_stand.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dog_lose.gif)
そこで、看守が歩いてくるような
カットを挟むことをせず
音がやむまで、主人公と我々を固まったままに
させておくんです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_stand.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dog_lose.gif)
で、音がしなくなると
青年は、おもむろにカリカリやりだし![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_stretch.gif)
我々もまた、ホッと胸をなでおろす。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dog_shy.gif)
カメラが主人公が実際に見ることができる
知ることのできる情報しか写さないことで
観客は本当に
独房にいる主人公自身
になったかのような気分になり
「結果、いま体験していることの
かけがえのない貴重さが増すのである」(by.佐藤忠男)
ということです。
わずか97分を永遠に感じることが
すなわちとてつもない充足感につながる。
こういう感覚が
まさに映画の至福ではないでしょうか。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_jump.gif)
試写終了後、
隣の席の60代とおぼしき男女は
「うーむ・・・」「・・・すごかったわね・・・」と言ったきり
固まったまま
立ち上がろうとしませんでした。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_stand.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_stand.gif)
ぜひ、体験してください。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_jump.gif)
★3/20~4/16まで岩波ホールで公開。ほか全国順次公開。
「抵抗 死刑囚の手記より」公式サイト
第一弾(2/20~3/19上映)の
「海の沈黙」も
ジャン=ピエール・メルヴィル監督の伝説的な処女作。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/91/dd6e1a47045b90645a2b9b09b937bc68.jpg)
今後、この上映ラインナップは注目ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_jump.gif)
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「抵抗 死刑囚の手記より」90点★★★
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岩波ホールがこの2月から
過去の名作を上映する
「岩波ホールセレクション」。
↓
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その第二弾として3/20から上映される
1956年制作のフランス映画です。
1943年、ドイツ占領下のフランスで
レジスタンス活動をして投獄された若き青年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_stand.gif)
慎重かつ周到な計画と、ギリギリの精神力で
脱獄を試みる、という話。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_stretch.gif)
脱獄モノはいつの時代もハラハラさせられる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dog_smile.gif)
いや、これほど息をのみ
心臓をバクバクになった映画もありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_jump.gif)
しかし
ロベール・ブレッソン監督の手法は実にシンプルで
場面はほぼ狭い独房内と
1日数分だけ彼が出られる中庭のシーンのみ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cock.gif)
その限られたエリアのなかで
地道に脱獄計画を実行する主人公
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_stretch.gif)
カメラは密着し
その様子をじっと写している。
端正な顔をした主人公の
アップを多様して緊張感を盛り上げ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/up.gif)
無音の静けさで臨場感を盛り上げ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/up.gif)
主人公の息づかいと、気力の限界を
そのままに映し出してきます。
そしてもうこれは
プレス資料にある映画評論家・佐藤忠男さんの解説が
“神”
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
「(囚人の)青年が自分で知ることができるもの以外は
いっさい撮らないのである。
(中略)これが恐るべき効果を生む」
つまり青年が床をカリカリやっているときに
外で物音がする。
で、青年も、観客も固まる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_stand.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dog_lose.gif)
そこで、看守が歩いてくるような
カットを挟むことをせず
音がやむまで、主人公と我々を固まったままに
させておくんです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_stand.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dog_lose.gif)
で、音がしなくなると
青年は、おもむろにカリカリやりだし
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_stretch.gif)
我々もまた、ホッと胸をなでおろす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dog_shy.gif)
カメラが主人公が実際に見ることができる
知ることのできる情報しか写さないことで
観客は本当に
独房にいる主人公自身
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_stretch.gif)
「結果、いま体験していることの
かけがえのない貴重さが増すのである」(by.佐藤忠男)
ということです。
わずか97分を永遠に感じることが
すなわちとてつもない充足感につながる。
こういう感覚が
まさに映画の至福ではないでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_jump.gif)
試写終了後、
隣の席の60代とおぼしき男女は
「うーむ・・・」「・・・すごかったわね・・・」と言ったきり
固まったまま
立ち上がろうとしませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_stand.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_stand.gif)
ぜひ、体験してください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_jump.gif)
★3/20~4/16まで岩波ホールで公開。ほか全国順次公開。
「抵抗 死刑囚の手記より」公式サイト
第一弾(2/20~3/19上映)の
「海の沈黙」も
ジャン=ピエール・メルヴィル監督の伝説的な処女作。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/91/dd6e1a47045b90645a2b9b09b937bc68.jpg)
今後、この上映ラインナップは注目ですね。
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