ワシは
シュージン=神木隆之介氏のキャスティングが
ニュースになったときから
「ピッタリじゃん!」と思いましたよ。
映画「バクマン。」65点★★★
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真城最高(サイコー)(佐藤健)は
さしたる目的もない、凡庸な高校生。
クラスメイトのアズキ(小松菜奈)に恋し、
彼女の絵をこっそりノートに描いている。
ある日、サイコーは高木秋人(シュージン)(神木隆之介)に
そのノートを見られてしまう。
サイコーの絵の才能に感動したシュージンは言う。
「二人で漫画家を目指そう!」
こうしてシュージンが原作、サイコーが作画を担当する
高校生コンビが誕生する。
そして二人は
『週刊ジャンプ』の新人賞に応募するのだが――?!
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『デスノート』コンビによる
同名大ヒット漫画を
「モテキ」の大根仁監督が映画化。
漫画家を目指す高校生コンビの
成長と友情の物語。
導入の“ジャンプ史”みたいなの面白かったし、
基本は原作漫画ベースに
エピソードがほどよく取捨選択され、
サクサク進んでいきます。
二人の設定を高校生にし、
ライバルの新妻エイジ(染谷将太)ほか
一緒にジャンプ連載を目指す仲間たちとの友情を
クローズアップしたのも
持っていきかたとして美味いと思う。
アズキ役の小松菜奈氏も可愛かったし
(「渇き。」は壮絶だったけどね)
「ラッコ11号」を描く平丸役の
新井浩文氏にはウケたし(笑)。
ただ幼少時代のサイコーと
叔父・川口たろう氏(宮藤官九郎)の回想シーンを挟む
パターンの単調さや
サイコーとシュージンの創作の描写、
そしてなぜか挟まる
バトルシーンで一気に冷めたんですよねー。悔しい。
単調な作業である「漫画の創作シーン」を
映像で見せるのが
ムズカシイというのはわかる。
大根監督が大の漫画好きだっていうのも
絶対にわかるんだけど
マンガを描いている場面で
インクが空を飛び、ページが魔法のように出来上がっていく描写って
血のにじむような一筆一筆を
軽んじてるように見えやしないか。
ワシには残念ながら
そう見えてしまいました。
それに
二人が描くマンガの中身が
もっと魅力的に見えるとよかったんだけどなー。
ただ、一部でも話題になっているように
エンディングのスタッフロールが
めちゃくちゃ凝ってておもしろい!(笑)
プレス資料も凝ってる!
見どころは多々アリです。
★10/3(土)から全国で公開。
「バクマン。」公式サイト