「図書館戦争」より
こっちに軍配。
「県庁おもてなし課」70点★★★★
*****************************
高知県庁が観光促進のために設置した
「おもてなし課」。
しかし
職員の掛水(錦戸亮)たちは
何をしたらいいのか戸惑うばかり。
そんななか
地元出身の人気作家(高良健吾)から
冷ややかなアドバイスを受け
アルバイトの多紀(堀北真希)が
おもてなし課に加わることになる――。
*****************************
てらいのなさ、感じのよさが売りになる作品。
高知県のご当地ムービーであり
その直球すぎる地元応援っぷりも、
錦戸亮と堀北演じる男女の
幼すぎてまるで発展しない恋愛も、
海に向かって叫ぶベタっぷりも
主演二人の「感じよさ」と、
スパイスの一さじとして効く高良健吾の存在感で
ま、いいか、と許せてしまう(笑)
ピュアな素朴さがいいよね、と。
「さしでがましい」など綺麗な言葉が
堀北の声にのると響くのもいいし
お役所の何が「ダメ」なのかを
高良氏が指摘する前半部分は
「よくぞ言ってくれました!」と気持ちいい。
一度行ってみたいと思っていた
(しかし「遠いよ~」と脅され続けている)
高知県の美しい自然
そして
なんとなく人のよさそうな県民性が伝わり、
ご当地ムービーとしては成功ではないでしょうか。
素っぽい錦戸亮の“お役所っぽさ”と、
ニヒルな(古っ)役どころの高良の
ちぐはぐなやりとりも笑えました(笑)
NHK朝の連続テレビ小説でも
おかしくなかったかもね。
あれ?梅ちゃん先生・・・?
そして画面にチラッと出てくる県観光大使名簿に
高知出身のイラストレーター、デハラユキノリさんの名前があるのを見逃さなかったぞ(笑)
★5/11(土)から全国で公開。
「県庁おもてなし課」公式サイト