御年92歳(!)
現役の巨匠。
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「Don’t Blink ロバート・フランクの写した時代」67点★★★
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1950年代に撮影された写真集「アメリカンズ」で知られる
巨匠ロバート・フランクのドキュメンタリーです。
1924年にスイスに生まれた彼は
御年92歳で、バリバリ現役。
「写真は一枚目が素晴らしい。カメラを意識すると、人は変わるから」
「被写体には話しかけないし、話しかけられるのも嫌いだ」などなど
巨匠の「写真の撮り方、心得」が学べて
「わお!」な映画ですが
監督が、彼の映像作品の編集をしていた
ローラ・イスラエル女史で
ゴリゴリのロックから始まり、
音楽に合わせて彼の写真と足跡が語られ
全体がコラージュ写真のようというか、
ロックな、いやビートニクな感じ。
正直、普通のドキュメンタリーとは違うので
ちょっと見ずらくはあります。
まあ
ローリング・ストーンズのツアーに同行して映画を撮ったり、
トム・ウェイツらが出演した映画を撮った
彼のノリやソウルを、よく表しているなと思いました。
昨年、公開されて話題となった
「写真家ソール・ライター 急がない人生でみつけた13のこと」
のソール・ライターとも近しかったそうで
「ハーパス・バザー」や「ヴォーグ」のファッション写真を経て
ジャーナリズムや映画製作に方向を定めていった
ロバート・フランク氏の成り立ちは
ソール・ライターのそれと比較してもおもしろいですねえ。
ちょうどBunkamura ザ・ミュージアムで
ソール・ライター展が開催されているので
合わせて見るといいかも!
★4/29(土・祝)からBunkamura ル・シネマほか全国順次公開。
「Don’t Blink ロバート・フランクの写した時代」公式サイト