この映画を09年公開のモキュメンタリー「アルマズ・プロジェクト」と
勘違いしていた、なさけない番長(苦笑)
「アポロ18」47点★★☆
アポロ17で終わったはずのアポロ計画には、
実は公表されていない18号のミッションがあった。
そのミッションに携わり、
月に降り立った宇宙飛行士たちの
極秘映像を入手したスタッフたちが、
「月で何があったのか?」の謎を解き明かしていく……という話。
モキュメンタリーとは、
モック(=うそっこ)のドキュメンタリーのこと。
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」、そして
「パラノーマル・アクティビティ」系譜で、
いまだ
「ホントは月に行ってないんじゃないか」など
さまざまな説のあるアポロ計画を描くという
着眼点バッチリな映画です。
ニセとわかっても、この手の映画は
その手法のおもしろさにギャフンとなるんですよね~。
で、まずこの映画は、意外とハッキリ
「うそっこ」を表明している。
だって、NASA秘蔵の貴重な映像のはずなのに、
躊躇なしにポンポン編集してるし(笑)
ミュージックビデオなみの
いさぎよくスピーディーなスタイルが笑える。
最初から「ニセモノですよー」と明記したうえでの遊びであり、
そのうえでドキドキ、ハラハラを提供してくれてるところは
いいと感じます、
極秘のミッション、無人カメラに映る「なにか」、
そして惨劇が――?!
と、確かにパーツはそそられるんですが、
実際のところすべて「どこかで見た」ありもののつぎはぎ、という点が微妙。
まんま「エ○リアンじゃん!」と誰もが突っ込むよなあ、コレ(苦笑)とか。
それでも、映画としてちゃんと決着をつけたのはエライ。
オチは「へえ」というアイデアでした。
4/14(土)から渋谷TOEIほかで公開。
「アポロ18」公式サイト