ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

Black&White/ブラック&ホワイト

2012-04-16 23:18:59 | は行

CIAがこんなことしてていいんかいな
バカバカしくも、意外にツボるコメディです。

映画「Black&White/ブラック&ホワイト」69点★★★☆

「チャーリーズ・エンジェル」のマックG監督による
アクション&ロマコメです。

CIAの諜報員コンビ、
FDR(クリス・パイン)とタック(トム・ハーディー)。

チャラ男で女好きなFDRに対し
タックはマジメな紳士タイプ。(ただしバツイチ、子アリ)

そんな個性の違う二人が
ひょんなことから同じ女性ローレン(リース・ウィザースプーン)に恋をする。

どちらがローレンを射止めるか、
二人は正々堂々と勝負をすることにするが、

しかしCIAの情報網を”職権乱用”し
戦いはエスカレート。

果たして、勝負の行方は――?!


もう少しスパイアクション方面に行くかと思いましたが、
ロマコメ要素が8割という印象。

ドタバタ加減もよく、下ネタ方面にもさほどいかず、
普通に楽しい映画でした。

これで男二人を手玉に取るウィザースプーンが、
いけすかないイケイケ女だったりすると、全然印象が違うんでしょうが、

男運のないサッパリ系キャラで、
女性の眼にもいやらしくない。


互いのデートを監視するわ、盗聴するわの
「ありえねー」スパイ合戦の暴走がおかしく、

ローレンが商品さながらに二人を品定めし、

「面白いけど、自己チューっぽい
「マジメだけど、退屈そう」などなど、

相手との距離が近くなるごとに、その比較が
深く厳格になっていくのも笑える(笑)

女性には「どっちを選ぶ?」という
楽しみ方もあるでしょうね。

まあ、
どう見ても番長的には
勝負は見えてる気がするんですけどねえ。

だってチャラ男とマジメ男って
迷う余地あるの?

いや、なによりクリス・パイン、
猿人だよねえ……どんどん長くなってるよねえ(笑)

いや、でも勝負はわかりませんよ、これ。

★4/20(金)から全国で公開。

「Black&White/ブラック&ホワイト」公式サイト
コメント
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