怖いかといえば、怖いっす。
「IT/イット“それ”が見えたら、終わり。」68点★★★☆
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1989年、アメリカ・メイン州デリー。
中学生のビル(ジェイデン・リーバハー)は
ある雨の日、小さな弟ジョージーのために
船のおもちゃを作ってやる。
しかし、それを持って遊びに出たジョージーは
そのまま、帰らなかった――。
ジョージ―だけでなく
町では子どもが次々に行方不明になっていた。
ビルは仲間とともに
ジョージ―を探そうとするのだが――?!
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全米で大ヒット!ということで
期待値MAXでしたが
うん。割とフツーだったかな(笑)
いや、怖いんですけどね。
割にオーソドックスなお化け屋敷的「ギャー!!」な脅かしと
さらにサーカスの不気味さ。
そして「スタンド・バイ・ミー」要素が大きい。
そうそう、あれもスティーヴン・キングの原作だったし。
1989年を舞台に、そうした懐かしアメリカン要素があるところが
アメリカの心をくすぐったのかなあ。
原作もずいぶん昔に読んだけど、確かにこんなイメージで
でも「何がIT(それ)かよくわからん」な印象があった。(ダメですなあ)
この映画では
“恐怖”が「それ」を生み出す、という理屈がすごくわかりやすかった。
脅かし要素のオンパレードに
ちょっと引き気味にはなってしまったけど
いま、自分が中・高校生だったら
絶対、みんなで見に行ってると思う(笑)
そういう空気、大事だし、好き。
(でもR-15なのか…)
負け犬な少年グループが
「仲間!」な感じで団結し、
淡い恋やちょっとした笑いもあり、
利発な太めちゃんが、町の歴史を調べて
「この町に“それ”が起こる理由がある」と発見するあたりはおもしろい。
子どもの話に耳を傾けない大人、
子どもを虐待する大人――など
“大人”なるものへの憤怒も、子ども視線で活写されていると思いました。
★11/3(金・祝)から全国で公開。
「IT/イット“それ”が見えたら、終わり。」公式サイト