ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

ジョン・カーター

2012-04-10 22:53:44 | さ行

ヘソ曲がり番長としては
世間の評判に関係なく、擁護したいところだったんですが…。

「ジョン・カーター」3D版30点★★☆

「ファインディング・ニモ」など
名作ピクサーアニメを生み出してきた監督が
初の実写に挑んだ作品です。


時は19世紀。

人類は今だ知らないことだが、
火星には高度な文明が発達していた。

好戦的なゾダンガ王国に対し、
“善”であるヘリウム王国は、必死で攻防していた。

そして、そのころ地球では、
南北戦争に従事した元軍人ジョン・カーター(テイラー・キッチュ)が
ある理由から、目的を見出せずにさまよっていた。

そんなジョン・カーターは
洞窟であるものに触れた瞬間、火星へとワープしてしまう――!

未知の世界で彼はどんな体験をするのか――?!


いつにもまして、素直に公正な目で見たつもりですが、
これは――本年度、番長ラジー賞決定かも(苦笑)

だって2時間以上見てても、
何が言いたいのかサッパリわからん!(笑)

「スター・ウォーズ」と「アバター」を足したようなクリーチャーが出てきて、
万能の神みたいな人が出てきて、

主人公が重力の関係で火星をぴょんぴょん飛び回れて、
敵かなにかと戦って……って

だからなんなん?という(失笑)

そもそも一般的なアクションアドベンチャーに
そんなに深い意味を求めているわけじゃないんですが、

それでもこの「よくわからん」感は
貴重なほどにすごい(笑)

2時間13分、眠らずに見ただけ凄いというか。


実はこの元ネタは
「スター・ウォーズ」や「アバター」に多大なインスピレーションを与えた
伝説のSF小説「火星のプリンセス」なんだそう。

なーるほど~!それでどこかで見たような世界観なんだ!と思いますが、
やっぱり伝えたいことがわからない空虚さはあって(笑)


印象に残ったのは
ジャバ・ザ・ハットのミニ版みたいなクリーチャー。
忠実な犬みたいで可愛かったナ。


★4/13(金)から全国で公開。

「ジョン・カーター」公式サイト
コメント
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