ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

スウィート・シング

2021-10-31 14:02:57 | さ行

いま撮られるべき物語だとつくづく。

 

「スウィート・シング」77点★★★★

 

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ビリー(ラナ・ロックウェル)は15歳。

 

普段は優しいけど、お酒に溺れがちな父(ウィル・パットン)と

まだ幼さの残る11歳の弟(ニコ・ロックウェル)と

小さな家で暮らしている。

母(カリン・パーソンズ)が出て行ってしまったので

ラナは家事をし、弟の勉強をみてやったりする。

 

クリスマスの日、ラナとニコは久しぶりに母と会い

食事ができることを楽しみにしていた。

だが、いまの恋人と現れた母に父が激怒し、結局、母に会えなかった。

 

そしてその夜、父は酔い潰れて帰ってきて――。

 

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ジム・ジャームッシュ監督と並んで

米インディーズ界でその名を知られる

アレクサンダー・ロックウェル監督の新作です。

 

ジャームッシュ監督に比べると

寡作な監督ですが

こんな作品をあたためて、作っていたんだなあとしみじみ。

 

それほど、この小さな物語に

シンプルに揺さぶられました。

 

冒頭は、チャップリンの映画のような

音楽とモノクロームの映像でスタート。

 

タイヤに釘を置いてイタズラをする悪ガキたちの様子が

ププッとなんだか微笑ましいのですが

すぐに舞台が現代で、彼らがタイヤ屋に頼まれて

その「仕事」をしてるとわかる。

そう、これは現代のシビアな現実を生きる姉弟の物語なのです。

 

主人公は巻き毛が美しい15歳の姉ビリーと

まだ幼さの残る11歳の弟ニコ。

彼らは優しいけれど、酒に溺がちな父と小さな家で暮らしている。

母親が出て行ってしまったため

ビリーは家事をし、弟の面倒を見ている。

 

典型的な貧困家庭のヤングケアラーの姿。

でも、そこにはささやかな、日々の営みの温かさがあるんですよね。

一番好きだったのは、クリスマスのシーン。

ビリーがニコが欲しがっていたおもちゃのでかい銃を

たぶん中古品屋で買ってきてて

むきだしのそれを

台所のアルミホイルで包んで、プレゼントにするんですよ。

 

翌朝、起きてきたニコはアルミホイルをビリビリやぶいて大喜び。

うわお、立派なギフト包装じゃん!いいアイデア!と思う。

 

こんな具合に、彼らは精一杯のアイデアと機知で

日々を暮らしてるんです。

 

でも、姉弟の望みは母と父が一緒にいてくれる「普通の家庭」。

その望みを追いかけて

姉弟はある冒険に出て、危機にも陥っていく――という展開。

 

 

貧困、両親の不仲、虐待、事件、逃避行――

終始、悲しみと不穏の予感にヒリヒリさせられるんだけど

それでも子どもの視線でみる日常のきらめきと、おだやかな一瞬も

素晴らしく切り取られていて

決して「悲惨」な印象はないんです。

 

画面は常にモノクロームで

ビリーが感じる「キラキラ」な瞬間だけ

カラーになるのも印象的で。

 

それになにより主演のビリーを演じる少女の輝きに

目を奪われるのですが

なんとビリーもニコも監督の実の子どもたち。

さらに彼らの出て行っちゃった母親役を演じるカリン・パーソンズも

監督の奥さんで、姉弟の実の母っていうんですから

びっくり!

 

こんな時代に、この物語って

何か実事件にインスパイアされていてもおかしくないな、と思ったのですが

監督はプレスのインタビューでシンプルに

「いま、この映画をどうしても撮らなければならなかった」と語っている。

子どもたちの目線で子どもたちを撮りたかったこと

そして自身の子ども時代の経験も入っているようです。

 

それにしてもやはりプレスにある

ビリー役のラナ・ロックウェルの聡明さに驚きました。

ビリーが酔って帰宅したお父さんに

無理矢理、髪を切られるシーンがあるんですが

そのシーンについてのラナの洞察が見事すぎる。

「あれは父親にとってビリーが

大人の女性になっていているという証しで、

彼は娘の髪が自由と成長を表していることに気づいた。

彼にとって脅威だった」って。

 

そのとおりだと観ていて思ったけど

15歳でここまで言語化できるなんて

ホント素晴らしいよ――。

先が楽しみですな。

 

ヤングケアラーの姉と弟を描いた作品といえば

「祝福~オラとニコデムの家~」(16年)

という素晴らしいドキュメンタリーもあった。

ぜひこちらも!

 

★10/29(金)からヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。

「スウィート・シング」公式サイト

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グレタ ひとりぼっちの挑戦

2021-10-24 00:54:27 | か行

冒頭、座り込みをはじめる15歳の背中の

あまりの小ささに、衝撃を受けた。

 

「グレタ ひとりぼっちの挑戦」74点★★★★

 

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ちなみに最初の宣伝ビジュアルのほうが好きなので、そちらを使用いたしましたw

 

18歳にしてノーベル平和賞候補になること3回。

世界で最も有名な環境活動家となった

スウェーデン出身、グレタ・トゥーンベリさんの

ドキュメンタリーです。

 

もちろん彼女のことは応援していて

2018年のCOP24でのスピーチ、2019年の国連気候行動サミットのスピーチにも

スガン!ときた向きですが

 

この映画は

2018年の夏、15歳の彼女の最初の座り込みストライキからを追っていて

なかなか貴重。

知らなかった彼女の素顔を知ることができて

とてもおもしろく、大事だなと感じました。

 

応援しているワシでも

最近の彼女の言動が、よりキツくなっていると感じていて

拒絶する人もいるだろな、心配していたのですが

この映画には、本当に彼女の思いがシンプルに詰まっているので

あらゆる人にみてほしい。

 

 

なによりも

冒頭、おずおずとプラカードを持って座り込みをはじめる

その背中のあまりの小ささに

衝撃を受けたんですよ。

 

本当に、こんな少女にいま我々は

どれだけの責任を背負わせてしまっているのか――と

胸に突き刺さります。

 

そして、たった一人でストックホルムの国会議事堂前に座る彼女の前を

多くの人が通り過ぎていく。

しばらくして

「一緒に座ってもいい?」という最初の一人が現れたとき

開始数分にして、涙腺がグッときてしまいました(笑)

 

いや、ここからの彼女の軌跡、ここからの出来事が

どれだけドラマチックか!って話なんだけど

 

一人の少女が、勇気をもってその一歩を踏み出し、

それが誰かに伝わり、つながっていく。

その瞬間が、ここに捉えられているんですよ(う。泣ける

 

同時にカメラは彼女の家族や、自宅で愛犬と過ごす様子など

彼女の素顔を映し出していく。

 

アスペルガー症候群の症状があり

本来は人と話すのが苦手なこと、

動物好きな彼女が、気候変動にショックを受けたきっかけ(うっ、わかるよ、わかる・・・

 

そこから

興味を持ったことには驚異的な記憶力を発揮し、知識を吸収したのだそうで

なるほど!納得。

 

気候変動に関するあらゆるデータを頭に入れ

どんな質問にも答えられるがゆえに

あの核心をつき、堂々と明快なスピーチができるんだな、と。

抜群の強みだなあと、思うのでした。

 

 

そして同年、COP24に招かれ、堂々かつ率直な言葉で注目を集め

彼女に賛同した若者たちが、各国でデモを行っていく。

(会議の前、着る服に少々悩む様子まで写ってる。笑)

 

エリゼ宮でマクロン大統領と対面し、

各国に招かれ重鎮と会い、どんどん注目されていく――んですが

しかしどれだけみなに賞賛されても

彼女にとっても、そして地球にとっても意味はないんですよね。

 

「賛同するなら、何とかしなさいよ!」と

観ていて、彼女のいら立ちもよくわかる。

 

さらにSNSで批判にさらされ、誹謗中傷され、殺人予告まで受けて

ヒヤヒヤする。

 

「そこまでがんばらないでも・・・」と声をかけたくなるんだけど

でも、そうじゃないのだ。

その姿に、動かないといけないのは誰だ。

「このままでは自然の反撃はくる。それは病気かもしれない」と最初から言ってた彼女の

まさに、コロナ禍こそがその警告の一端でしかないわけだし。

 

彼女が動かした人は多い。

しかしまだまだ入り口にも立っていない、という思いが

映画からも、最近の彼女のスピーチからも感じられるのです。

もどかしさはよくわかるけど、ちょっと心配――と思いながら

 

来週発売の「AERA」で

ネイサン・グロスマン監督(30)にインタビューさせていただきました。

彼女を撮り始めたきっかけ、その渦中にいた経験、そして

最近の彼女に対する筆者の印象にも

答えてくださっています。

 

映画と併せて、ぜひご一読ください!

 

こっちが最新の宣伝ビジュアルです。

 

★10/22(金)から新宿ピカデリーほか全国順次公開。

「グレタ ひとりぼっちの挑戦」公式サイト

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〈主婦〉の学校

2021-10-18 00:19:36 | さ行

癒される〜!

 

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「〈主婦〉の学校」75点★★★★

 

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アイスランド・レイキャビックにある

伝統ある「家政学校」のドキュメンタリー。

 

決して「主婦」育成校ではなく

男女共学で

(さすがジェンダーギャップ指数12年連続1位の国!

ちなみにご存じとは思いますが、日本は153カ国中、120位です

 

1学期のあいだ定員24人の生徒たちが

寮で共同生活を送りながら、

料理や裁縫や掃除などを教わる、という場所。

 

映画は、学期のはじまりに集まってくる

生徒たちの日常から始まります。

 

きちんとアイロンをかけ、きちんと料理を作り、

きちんと服を縫い、きちんと掃除をする。

画面から流れてくる空気、清潔な白さと

丁寧に作られる温かな食事や、細やかな手仕事――

なにもかもが美しく、気持ちよく、観ているだけで心が落ち着き、癒されます。

 

そして、その作業をみていると

それらすべてが、単なる労働や仕事ではなく

「きちんと生きること」につながっているんだ、とわかる。

 

1942年創業のこの学校は

かつては確かに

よき主婦育成のための「花嫁学校」だったそうですが

(ジュリエット・ビノシュ主演の「5月の花嫁学校」(20年)みたいなね)

1990年代に男子学生を受け入れるようになり

 

さらに社会の空気をも反映して

その存在意味と意義が変わってきている。

 

でも、やっていることは、おそらく変わってないんですよ。

 

正直、普通だったら

「そんなの、クリーニングに出せばいいじゃん」

「買ってくればいいじゃん」となりそうなほど

基礎中の基礎であり、丁寧すぎるほど丁寧。

 

だからこそ、いまの社会で、それが

もったいない精神や環境問題、

サステナブルにもつながる別の大きな意味を帯びた、ということが

実におもしろい。

 

さらに、ここでの学びが

自立と、自分の得意分野を知る道しるべにもなり

卒業生にはTV局でのヘアメイクなど、働く女性になった人も少なくない。

 

男性もまた、芸術家や俳優など、クリエイティヴ色満載で

なかには、なんと環境大臣になった人もいるんです。

 

いやー、マジで通いたい!

 

しかも料理がすべてツボ(笑)。

草原でベリーをとってタルトケーキを作ったりとか

毎食のメニューを見ているだけで

確実に太る、これは・・・・・(ま、健康的でいいってことで!)

 

一学期3ヶ月制だそうですが

ずっと、いたくなるなあここ。

 

ひとつ、疑問だったのが、窓辺に飾られた壺。

1942-1982と銘があるんだけど

これが何なのか、すごく気になる。

犬や猫にしては長生きすぎるし

創業当時の校長を偲ぶ何かなのかしら。

 

もしわかったら書き足します(笑)

 

★10/16(土)からシアター イメージフォーラムほか全国順次公開。

「〈主婦〉の学校」公式サイト

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Our Friend/アワー・フレンド

2021-10-17 03:00:17 | あ行

決してお涙話じゃないんだけど、うっ、とくる・・・(泣)

 

「Our Friend/アワー・フレンド」78点★★★★

 

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ジャーナリストのマット(ケイシー・アフレック)と

舞台女優の妻ニコル(ダコタ・ジョンソン)は

まだ幼い2人の娘を育てる夫婦。

 

そんなある日、ニコルが末期がんの宣告を受けたことで

一家の暮らしは一変する。

 

マットが妻の介護と子どもたちの世話に

押しつぶされそうになっていたそのとき

手を差し伸べたのは

二人の共通の友人であるデイン(ジェイソン・シーゲル)だった――。

 

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妻の病気をきっかけに、

その夫と、夫婦共通の友人である男性の人生が交差するお話。

 

パッと聞いて

「ちょっといい話すぎね?」くらいに

最初は思ったのですが、

 

泣いた・・・(苦笑)。

 

しかも、あるジャーナリストのエッセーをもとにした実話だそうで

泣けた・・・(笑)

 

でも、決して「病気で亡くなる妻の涙、涙の物語」じゃないんですよ。

乱暴に言えば、病気は、ひとつのきっかけでしかない。

 

全体に、どこか

少し俯瞰したような死との向き合い方があって

味わったことのない領域へと、

さりげなく、自然に導いてくれるんです。

 

 

主人公はまだ若い夫婦、マットとニコル。

妻ニコルが、突然の余命宣告を受け、

それを知った夫婦共通の友人・デインがヘルプにやってくる。

 

住み込みで、夫婦と子どもたちのケアをし

一家に溶け込んでいくデイン。

 

一見、献身的な友情!って思えるし、それは間違ってはいないんだけど

実はデインにとってそれは

完全な「献身」だけではなく

自身の問題(仕事や恋愛など)から

一種、逃げる口実にもなっていた、ということが明かされていく。

 

同時にニコルとマットの夫婦も

出会ったころの激情を経て

最近はちょっとしたズレを生じさせていたことが  

わかっていったり。

 

ひとつの「死」という試練を前に

3人の男女がそれぞれの人生を振り返り、

あるときはズーンと落ち込み、のろのろと起き出し、

少しずつ踏みだし、去っていくのです。

 

登場人物の些細なリアクションにも、起こる出来事にも

ラフでざっくりとしつつ

計算されつくした技があって。

 

映画全部から

この世を去るあらゆるものへの、感謝と讃辞を感じました。

 

 

ケイシー・アフレックも、ダコタ・ジョンソンもいいけど

デイン役のジェイソン・シーゲルがめっちゃいい。

角度によって、ビミョーにライアン・ゴズリング入ってるようで

でもいい感じに三枚目にもなるんだよなー。

 

★10/15(金)から新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国で公開。

「Our Friend/アワー・フレンド」公式サイト

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DUNE/デューン 砂の惑星

2021-10-16 22:36:08 | た行

いや~IMAX、堪能しましたよ、これは。

 

「DUNE/デューン 砂の惑星」IMAX版  75点★★★★

 

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ときは1万1091年。

 

砂の惑星(デューン)と呼ばれるアラキスには

「スパイス」という貴重な天然資源があり

その利益をめぐり

長年、激しい争いが起きていた。

 

そんななか宇宙帝国の皇帝が、

アラキスを収める権利を

凶暴なハルコネン家から、民衆から愛されるアトレイデス家に委譲する、と命じる。

 

そしてアトレイデス家の子息ポール(ティモシー・シャラメ)は

父(オスカー・アイザック)と

母ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)とともに

砂の惑星に降り立つ。

 

だが、それは恐るべき罠だった――!

 

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いや~、久々のIMAX体験。

「テネット」(20年)ぶりくらいですかね)

堪能&没入いたしました!

 

CGに頼らず作られた

ズッシリとくるメカの重みと、砂の重み。

地響きをたて、腹に響くハンス・ジマーの音楽。

 

そんなドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のアート世界に

ティモシー・シャラメの美しさがハマって

眼福でございました(笑)

 

SF大作ながら決して「アベンジャーズ」的にならないところが

ドゥニ・ヴィルヌーブらしさなんですよね。

 

 

ストーリーは宇宙規模。

強大な権力を持つ皇帝や公爵家どうしの裏切りと闘い――という王道SFサーガで

なんか「スター・ウォーズ」みたい?

二翼の乗り物とか完全に「ナウシカ」っぽいけど?とか思うけど

いやいや、この原作が、それらすべてのもとになってる、と知ると

また深ーい。

 

ヴィルヌーヴ監督の足跡も、ここに来るべくしてきた、という感じで

空に浮かぶシンプルにして謎めいた宇宙船の造形は

「メッセージ」(16年)のイメージだし

ハンス・ジマーの腹響き音楽との効果は

「ブレードランナー2049」(17年)

で実証済みだもん。

 

自分の世界観の構築は完璧で

そこにハマる俳優も、完璧に想定している。

 

ということで

ハッキリ言って、これはティモシー・シャラメでなかったら

ちょっと考えられないというか、つらい155分になったかもしれん(笑)

それほどに、彼の

ちょっと浮世離れした、ビジュアル的に現代社会では異質なほどの

「王子感」がハマってるんですよね。

(本人がクレバーで気さくな青年、というところがまたスゴイんですが)

 

確固たる世界観を表現できる、技術の進歩もあれど、

これは彼を得てこそ、の映画だったのではつくづく。

 

個人的には

 

砂が水のように、海のように流れて見える様子が

めちゃくちゃ美しくて、好きでした。

 

1965年にフランク・ハーバートによって書かれた原作が

どれほど映画人やクリエーターたちを魅了したのかを

改めて感じ入りもするのですが

 

その魅力をひもとく手がかりには

アレハンドロ・ホドロフスキー監督がかつて挑戦した本作への思いと

デヴィッド・リンチ版への爆笑なダメ出しを含む

ドキュメンタリー「ホドロフスキーのDUNE」(13年)が最高なので

こちらもぜひ合わせてご覧ください!(笑)

 

★10/15(金)から全国で公開。

「DUNE/デューン 砂の惑星」公式サイト

コメント (3)
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