英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『探偵Xからの挑戦状!!』 第1回「DMがいっぱい」辻真先

2009-04-04 21:21:07 | ドラマ・映画
 「ケータイ小説とテレビ番組を連動させた全く新しいスタイルのミステリー番組」と謳っています。

 番組携帯サイトで人気作家が執筆したケータイ小説の「問題編」(6日間)を読むことができ、連載の最終日には番組携帯サイトで「犯人当て」の投票で誰が犯人かをあてるという楽しみもあります。
 最終日には「問題編」「解決編」がテレビで放映されます。番組ではドラマ仕立てで、謎が解き明かされます。
 もちろん、携帯小説を読まなくても、テレビだけでも充分楽しめるようになっています。

 ただ、携帯とテレビのコラボレーションをアピールするため、ナビゲーターとして、谷村美月と竹中直人が登場しますが、ドラマの臨場感をなくすだけのように感じます。
 第1回は辻真先さんが執筆。ダイイングメッセージがテーマでした。第一回目ということもあって、小手調べの趣が強かったです。
 携帯小説で書かれていた辻真先さんらしい軽妙な会話や描写、それから味を添える脇役がカットされていたのが、残念です。余計なナビゲーションを入れるより、原作を忠実に再現して欲しいです。(私の好きな神保悟志さんが出演していらっしゃいました)
 死体発見者がやたら吐き気をもよおすところだけ強調しなくてもいいのに。

 演出に疑問を感じた第1回でした。
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気象情報(天気予報)とコンピュータ将棋

2009-04-04 19:51:00 | 気象
 今日の天気予報は、はずれでした。私は直接関係ありませんが、花見の幹事の方にとって、今日の予報の外れは、恨めしいものとなったでしょう(今日の予報についての文句は後述します。駄文を読み続ける今期のある方は読んでください)。

 天気予報は、的中するのは当然、外れれば文句を言われるという悲しい定めが伴います。一昔前と比べて、予報の的中率は上がっていると思います。ただ、気象庁が示す、予報の的中率は、その判定が甘くて、その数値は少し差し引かなくてはなりません。
 それはともかく、観測機器や通信手段やコンピュータの処理能力の進歩などを考えると、現在の気象情報は、相当物足りないもののように思えます。
 しかしながら、すごく精度の高くなったものもあります。上空の寒気の予想はすごく正確で、一週間後の寒気の位置も、予想と現実のズレは少ないです。
 ここからは、私の推測かなり入ります。データ量が増えたこと、そして、解析能力も高くなったことにより、天気の各要素の予測の精度は上がっている。しかし、それらを総合的に判断し、実際に天気の予報を出すのは非常に難しいのではないでしょうか。

 この辺り、コンピュータ将棋と似ているように思います。過去の豊富な実戦データ、しらみつぶしに指し手を調べ、十数手後の局面を作図する能力、詰みがあるかの検証、これらの能力はコンピュータは遥かに人間を凌駕しています。しかし、局面自体の有利不利の判断(大局観)が、人間に及ばない。それでも、最近は県代表クラスを越えたのではないかといわれています。

 天気予報においても、肝心な大局観がまだまだであるように思えます。
 すごい量の気象データや過去のデータ、高速の演算処理能力を持ってしても、ベテラン予報官の、経験の積み重ねと大局観には及ばないのではないでしょうか。
 しかし、実際の天気はデリケートです。ちょっとした風の向きの違いによっても雲の発達の仕方が変わり、それによって日の射し方も変わり、気温もずれてくる…
その結果、天気も変わる。熟練の予報官の予測も外れてしまう。あるいは、コンピュータのはじき出した予測も無視できない、それを加味した結果誤ってしまうと言うこともあるかもしれません。
 将棋も天気予報も、勝つために、あるいは、予報をはずさないため、人間も努力を重ねていることでしょう。棋士の場合は、勝敗に直結し、予報官は外れれば非難を浴びる。
 将棋は新定跡が生まれたり、過去の常識が覆され(特に近年)、目覚しく進歩しているように感じます。気象の世界はどうなのでしょう?新しい発見や新しい法則などが研究されているのでしょうか?

 将棋も天気予報も、今後コンピュータによる解析はますます進歩するでしょう。将棋(棋士)とコンピュータの関係は、棋士の研究にも使われますが、ライバルという関係でもあります。コンピュータに追い抜かれるのは、寂しく、つまらなくなるような気がします。
 予報官とコンピュータの関係は、使用者と道具の関係だと思いますが、今後、予報官の判断よりコンピュータの解析の方が重視されるという日が来るかもしれませんね。

 ちょっと、話がずれますが、今日の北朝鮮のミサイル発射の誤報は、まさに伝言ゲームのようでした。最新システムが捉えたデータを、人間が余計な判断を付け加え、ついには「発射」という判断を加えて伝達してしまった。
 今回の記事の論旨からはやや外れますが、最新システムでも使う人間が誤ると役に立たないという典型的な事例でした。


 さて、今日の予報についてです。

 外れたのを鬼の首を取ったように非難するという意味ではなく、こんな予報が出ていて、実際の天気は高だったという記録を報告するという意味です。

 週間天気予報による4月4日の予報の移り変わりです。すべて、午後7時前の気象情報(NHK)のものです。

 3月28日の予報   曇り一時雨  最低気温5℃ 最高気温16℃ 
 3月29日の予報   曇り一時雨  最低気温5℃ 最高気温15℃
 3月30日の予報   曇り一時雨  最低気温6℃ 最高気温17℃
 3月31日の予報   曇り     最低気温6℃ 最高気温17℃
 4月 1日の予報   曇り時々晴れ 最低気温6℃ 最高気温17℃
 4月 2日の予報   晴れのち雨  最低気温5℃ 最高気温17℃
 4月 3日の予報   曇りのち雨  最低気温3℃ 最高気温17℃
かなり、予報がぶれていますね。

 昨日(3日)の予報では、今日(4日)の雨が降り出しは午後6時頃とのことでした。降り出しても長時間は降らないとも。
 実際の今日の天気は、午前9時ぐらいからポツリポツリ降り始め、小雨ですが10時ごろから8時ごろまで降り続けました(福井市は昼頃から降り始めたようです)。
 振り出す時刻、降り続ける時間、さらに最高気温も大きく外れました(実際の最低気温4.5℃、最高気温11.1℃)。

 頑張ってください。
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