2005年アメリカ
監督:スティーブン・スピルバーグ
主演:トム・クルーズ
(監督、主演の割には、日本であまり話題にならなかったような気がします。
金曜ロードショー、4月10日放映)
SFXは凄かった。特に、最初、地下から破壊兵器?が出現し、街を破壊し人々を殺戮しまくるシーンは凄かったです。でも、そこだけ。
あとは、突っ込みしまくるので、『宇宙戦争』のファン、スピルバーグ監督やトム・クルーズのファンの方は、読まないでください。
① まず、何と言っても、アメリカ映画、特にSF映画は家族愛が好きだなあと感じます。必ず、家族愛を絡ませます。この映画では、子どもを連れて元妻の居るボストンに宇宙人の殺戮を避けながら、ひたすらボストンを目指します。『デイ・アフタ・トゥモロー』を思い出しました。
② 先述したように、地下から殺戮マシーンが現われ、街を破壊しまくるのですが、なぜか主人公だけ助かります。見た感じ、現場に居合わせたほとんどすべての人が殺されます。でも、主人公ひとりだけ助かります。8割の人間がやられるのならともかく、主人公ひとりだけです。何か理由があるのならいいのですが、私にはその理由が思い及びません。
それから、その殺戮が始まる前、凄く得体の知れないことが始まる予感をさせるのですが、街の人は、興味津々で近づいていきます。不思議です。
③ 子役の女の子演技、パニックを起こす表現や、あまりの恐ろしさに茫然自失になる演技は、天才のように感じます。
でも、視聴者にとっては、単なるわがままで、パニック少女で、イラつくだけでした。「なぜ、言う事を聞かない?」なんて思います。長男も同様にわがままです。まあ、これは、「バラバラだった親子が、事件を通じて一つになる」というテーマであるので、文句の言うところではないのですが、イライラします。
④ 主人公がボストンを目指すのは分かるのですが、その他大勢の人々も目指すのは、何の理由があるのでしょうか?ボストンに行けば助かるという根拠があるのでしょうか?不思議です。
⑤ その大勢の人々ですが、冒頭シーンだけでなく、何度もあちこちで殺戮は徹底的に行われているのに、凄く多数の人が何を逃れてボストンに逃れているのです。
街によっては、電気がつくのも不思議です。あのマシーンは、建物や人だけでなく、機械も使用不能にしてしまうらしい。だから、車も動かない。よって、戦闘機や戦車などでの攻撃もできない。だから、人類の抵抗としてはバズーカ攻撃が精々のようです。そのバズーカも、マシーンにはシールドが張られていて無効です。
フェリ-で逃げるシーンがありますが、襲われているのに、フェリーが機能するのは矛盾しています。
⑥ 話が進むにつれ、宇宙人の攻撃の仕方がゆるくなってきます。地下に隠れているのですが、蛇のような探索機が地球人を探します。息が詰まるようなかくれんぼが展開されますが、「なぜ?」です。
今まで、すき放題建物も破壊してきたのに、なぜそんな慎重な行為をするのか、理解できません。さらに、その探索が、映像と音だけです。アレだけの圧倒的なマシーンを持っているのなら、赤外線センサーも当然あるはずですが、ないみたいです。
何度か音を立てて(しかもわざとかと思うほど迂闊さ)、視聴者をドキドキさせるのですが、それだけ怪しいのなら、さっさと破壊してしまえばいいのに、さらに宇宙人が降りてきて探索を始めるのです。
そこまで、詳細な探索をするのなら、アレだけの人がまだ逃げているというのは不思議です。
⑦ さらに、もっとストーリーが進むと、今度は一度、地球人を生け捕りにしてから、ひとりずつ吸血マシーンに取り込もうとします。まるで、主人公が逃げるチャンスを与えているようです。
SFXには満足ですが、最初の殺戮シーンがメインだったようで、後の長時間はストレスや疑問点だらけでした。
監督:スティーブン・スピルバーグ
主演:トム・クルーズ
(監督、主演の割には、日本であまり話題にならなかったような気がします。
金曜ロードショー、4月10日放映)
SFXは凄かった。特に、最初、地下から破壊兵器?が出現し、街を破壊し人々を殺戮しまくるシーンは凄かったです。でも、そこだけ。
あとは、突っ込みしまくるので、『宇宙戦争』のファン、スピルバーグ監督やトム・クルーズのファンの方は、読まないでください。
① まず、何と言っても、アメリカ映画、特にSF映画は家族愛が好きだなあと感じます。必ず、家族愛を絡ませます。この映画では、子どもを連れて元妻の居るボストンに宇宙人の殺戮を避けながら、ひたすらボストンを目指します。『デイ・アフタ・トゥモロー』を思い出しました。
② 先述したように、地下から殺戮マシーンが現われ、街を破壊しまくるのですが、なぜか主人公だけ助かります。見た感じ、現場に居合わせたほとんどすべての人が殺されます。でも、主人公ひとりだけ助かります。8割の人間がやられるのならともかく、主人公ひとりだけです。何か理由があるのならいいのですが、私にはその理由が思い及びません。
それから、その殺戮が始まる前、凄く得体の知れないことが始まる予感をさせるのですが、街の人は、興味津々で近づいていきます。不思議です。
③ 子役の女の子演技、パニックを起こす表現や、あまりの恐ろしさに茫然自失になる演技は、天才のように感じます。
でも、視聴者にとっては、単なるわがままで、パニック少女で、イラつくだけでした。「なぜ、言う事を聞かない?」なんて思います。長男も同様にわがままです。まあ、これは、「バラバラだった親子が、事件を通じて一つになる」というテーマであるので、文句の言うところではないのですが、イライラします。
④ 主人公がボストンを目指すのは分かるのですが、その他大勢の人々も目指すのは、何の理由があるのでしょうか?ボストンに行けば助かるという根拠があるのでしょうか?不思議です。
⑤ その大勢の人々ですが、冒頭シーンだけでなく、何度もあちこちで殺戮は徹底的に行われているのに、凄く多数の人が何を逃れてボストンに逃れているのです。
街によっては、電気がつくのも不思議です。あのマシーンは、建物や人だけでなく、機械も使用不能にしてしまうらしい。だから、車も動かない。よって、戦闘機や戦車などでの攻撃もできない。だから、人類の抵抗としてはバズーカ攻撃が精々のようです。そのバズーカも、マシーンにはシールドが張られていて無効です。
フェリ-で逃げるシーンがありますが、襲われているのに、フェリーが機能するのは矛盾しています。
⑥ 話が進むにつれ、宇宙人の攻撃の仕方がゆるくなってきます。地下に隠れているのですが、蛇のような探索機が地球人を探します。息が詰まるようなかくれんぼが展開されますが、「なぜ?」です。
今まで、すき放題建物も破壊してきたのに、なぜそんな慎重な行為をするのか、理解できません。さらに、その探索が、映像と音だけです。アレだけの圧倒的なマシーンを持っているのなら、赤外線センサーも当然あるはずですが、ないみたいです。
何度か音を立てて(しかもわざとかと思うほど迂闊さ)、視聴者をドキドキさせるのですが、それだけ怪しいのなら、さっさと破壊してしまえばいいのに、さらに宇宙人が降りてきて探索を始めるのです。
そこまで、詳細な探索をするのなら、アレだけの人がまだ逃げているというのは不思議です。
⑦ さらに、もっとストーリーが進むと、今度は一度、地球人を生け捕りにしてから、ひとりずつ吸血マシーンに取り込もうとします。まるで、主人公が逃げるチャンスを与えているようです。
SFXには満足ですが、最初の殺戮シーンがメインだったようで、後の長時間はストレスや疑問点だらけでした。