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英の放電日記
将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。
森信雄風? ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2014年3月号
2014-05-15 22:07:34
|
詰将棋
前問に引き続き、『将棋世界』2014年3月号掲載、中田七段詰将棋コーナー(第6問)です。
この問題は、3月号の中で一番苦労しました。
入玉形と言うこともあるかもしれませんが、作風がなんとなく中田七段作とは異質で、「森信雄七段風」に感じました。
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6 コメント
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Unknown
(
エスカルゴ
)
2014-05-16 08:13:22
ひさしぶりに詰将棋というものを解いてみましたが、前作も今作も、5分ぐらいで詰みを発見できました。やはり解けると気持ちがいいですね。両方とも難しい局面での盲点をうまく突いて打開するアイディアに優れた作品かと思いました。第一手が面白いです。
まあ私には前作のタイトルや今作の棋風などは全くわかりませんでしたが。
返信する
Unknown
(
ぴょん太
)
2014-05-16 11:38:17
「遠駒」という趣向ですね
香角飛を離して打つ際に、通常はどこまで離して打っても結果は同様になるのですが、詰め手順の中に何かの理由でそれが1か所に限定されるような手が含まれる時、それを「遠駒」と呼びます
「詰むや詰まざるや」には遠駒の傑作がそれこそどっちゃり登場します
この作品はごく短手順の中に遠駒の1手を入れた点が素晴らしいと思いますし、詰め上がりの非接触感というか浮遊感というか、それもまたもカッコいい!
攻め方の手順の中に「無駄」な手がなく、すべてが「おっ!」という手ばかりという点も、個人的にすごく評価が高いです…
もう少し「紛れ」があったら、看寿賞の短編候補になってもおかしくない位、レベルが高い作品だと思いました
(残念ながら私が数分で解ける作品では看寿賞は取れないと思います。ちょっと易し過ぎるでしょう笑)
返信する
中田詰将棋は
(
英
)
2014-05-16 15:05:15
エスカルゴさん、こんにちは。
>前作も今作も、5分ぐらいで詰みを発見できました
お付き合いいただき、ありがとうございます。
私の感触では、両作品は難易度が違いました。前作は5秒、今作は7分ぐらい掛かりました(最終手が見えませんでした)。
>まあ私には前作のタイトルや今作の棋風などは全くわかりませんでしたが。
変なタイトルを勝手につけています。
タイトルで延々と悩むことも多いです。
中田先生の作品は、小気味よい作品が多いです。サクサクッとした感触が好いです。
返信する
前作は
(
英
)
2014-05-16 15:43:59
ぴょん太さん、こんにちは。
前作で思わせぶりなタイトルをつけ悩ませてしまい、申し訳ありません。
「遠駒」という言葉は初めて知りました。
検索したところ、『詰将棋かも…』にたどり着きました。
http://torakamaneko.cocolog-nifty.com/blog/
「不定期講座 遠打」という記事で
『「詰将棋解剖学」(谷向奇道・「詰将棋パラダイス」1950年7月号)には次のような記述があるという。「実戦的常識の盲点を突いて、玉から一間以上離して飛角香を打つ手を遠駒という」。
また『詰将棋探検隊』(角建逸・毎日コミュニケーションズ1995年)には次のような記述がある。「個人的には、玉と打つ駒の間に三マス以上の距離は欲しいところですね」。』
という先例を挙げています。ただ、このあと懐疑的に検証していますが。
実戦の一般論(例外も多いです)では、「香は下段から」「大駒は離して打て」など遠くから打ったほうが効果的なことが多く、妙技感は小さいように思います。
本作に於ける初手の角打ちですが、大まかに分類すると9三からの遠見の角、8四~6六までの中間距離の角打ち、5三からの玉方の飛車の利きに打つ一間角打ち、4八からの接近角打ちとあります。
4八から打つのは明らかにダメです。▲5三角の場合、普通に対処するのなら△5三同飛と取ります。この変化の場合、6四~9三の地点の角打ちの場合、合い駒を稼げるので遠くから打ったほうが得になります。さらに、飛車で取られる場合は差が生じませんが、5三に成り返ることができる9三の方がさらに得です。
守備駒の飛車、角などの利きの内側から打ったほうが得な場合もありますが、一般的には遠くから打ったほうが得で、打った駒が取られやすい「近打」の方が振り感があり、妙技を感じます。
もし、守備駒の危機の外側から打たないと積まないのであれば、それは妙手だと思います。
>香角飛を離して打つ際に、通常はどこまで離して打っても結果は同様になるのですが、詰め手順の中に何かの理由でそれが1か所に限定されるような手が含まれる時、それを「遠駒」と呼びます
先ほど紹介したブログ主さんも疑問を呈していましたが、どのくらい離れていれば「遠打」と言えるのか?「1間」は果たして遠打なのか?という疑問は私も感じますが、「詰め手順の中に何かの理由でそれが1か所に限定されるような手」は「限定打」と表現するのが一般的だと思います。
『詰むや詰まざるや』を解いたことも、解こうと思ったこともない詰将棋初級者が異を唱えるのはおこがましいのですが、ぴょん太さんのお人柄を見込んで、疑問を呈させていただきました。
返信する
Unknown
(
ぴょん太
)
2014-05-17 00:46:41
まずお詫びですが、「遠駒」と「遠打」の意味が、長年のブランクの間に逆になってしまっていたようです
申し訳ありません
おっしゃる通りで、「遠駒」の「限定打」が「遠打」です
どこまでも離して打てる状況で、打つ場所が1か所に限定される場合、それを「遠打」と呼ぶものと理解しています
この詰将棋の場合、角打ちの場所として「9三~5七まで考えられるけれど、その5か所のうち詰むのは1か所だけで他の4か所は詰まない」ということで。まさに「限定打」です
私は『詰むや詰まざるや』を解いたことなどありません
ただ詰め手順を眺めて感動し、感心していただけです
でも、今の仕事も辞めた後、いわゆる「老後」になったら、易しめな問題から少しずつ解いていき、それを生きている証しにする…のも悪くないかな~なんて漠然と思っているだけです笑汗
いつか英さんとネットでも構わないので、是非1局指してみたいと思っていますよ
間違いなく英さんは…「あんな偉そうなこと言っていた割に…こんなものなの?」と、内心思われることでしょう
詰将棋も同じですよ~
町道場に行ったら1級と初段の間位でしょう
序中盤が弱いので終盤前に投了する…なんてことも多いと思います
終盤は香車1枚位は強いかも知れませんがたかが知れています
なので…あまり「初級者」とか謙遜しないで下され笑
遠打が何度も出てくるという点で…古今東西の詰将棋の最高傑作と言われる「図巧1番」を鑑賞されることを強くオススメします
詰将棋の「鑑賞」もまた、相当面白いと思いますよ
http://park6.wakwak.com/~k-oohasi/shougi/
このサイトでと…作品の傑作を十分に堪能することができます
もしこのサイトに行かれたのであれば、併せて、是非、「無双30番」も鑑賞されることを強くオススメします
返信する
Unknown
(
英
)
2014-05-17 16:31:27
ぴょん太さん、こんにちは。
>あまり「初級者」とか謙遜しないで下され笑
多少謙遜の意識はありますが、20手を超える詰将棋を解く棋力、気力ともにありませんし、大道棋の罠にはまります。
それに、詰将棋選手権の様子を見ていると、別次元だと感じます。
ご紹介のサイトを拝見しましたが、その量に圧倒されますね。
鑑賞しようと思いましたが、アプリケーションがセキュリティの関係でブロックされてしまいます。
また、機会を見つけて挑戦したいと思います。
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まあ私には前作のタイトルや今作の棋風などは全くわかりませんでしたが。
香角飛を離して打つ際に、通常はどこまで離して打っても結果は同様になるのですが、詰め手順の中に何かの理由でそれが1か所に限定されるような手が含まれる時、それを「遠駒」と呼びます
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(残念ながら私が数分で解ける作品では看寿賞は取れないと思います。ちょっと易し過ぎるでしょう笑)
>前作も今作も、5分ぐらいで詰みを発見できました
お付き合いいただき、ありがとうございます。
私の感触では、両作品は難易度が違いました。前作は5秒、今作は7分ぐらい掛かりました(最終手が見えませんでした)。
>まあ私には前作のタイトルや今作の棋風などは全くわかりませんでしたが。
変なタイトルを勝手につけています。
タイトルで延々と悩むことも多いです。
中田先生の作品は、小気味よい作品が多いです。サクサクッとした感触が好いです。
前作で思わせぶりなタイトルをつけ悩ませてしまい、申し訳ありません。
「遠駒」という言葉は初めて知りました。
検索したところ、『詰将棋かも…』にたどり着きました。
http://torakamaneko.cocolog-nifty.com/blog/
「不定期講座 遠打」という記事で
『「詰将棋解剖学」(谷向奇道・「詰将棋パラダイス」1950年7月号)には次のような記述があるという。「実戦的常識の盲点を突いて、玉から一間以上離して飛角香を打つ手を遠駒という」。
また『詰将棋探検隊』(角建逸・毎日コミュニケーションズ1995年)には次のような記述がある。「個人的には、玉と打つ駒の間に三マス以上の距離は欲しいところですね」。』
という先例を挙げています。ただ、このあと懐疑的に検証していますが。
実戦の一般論(例外も多いです)では、「香は下段から」「大駒は離して打て」など遠くから打ったほうが効果的なことが多く、妙技感は小さいように思います。
本作に於ける初手の角打ちですが、大まかに分類すると9三からの遠見の角、8四~6六までの中間距離の角打ち、5三からの玉方の飛車の利きに打つ一間角打ち、4八からの接近角打ちとあります。
4八から打つのは明らかにダメです。▲5三角の場合、普通に対処するのなら△5三同飛と取ります。この変化の場合、6四~9三の地点の角打ちの場合、合い駒を稼げるので遠くから打ったほうが得になります。さらに、飛車で取られる場合は差が生じませんが、5三に成り返ることができる9三の方がさらに得です。
守備駒の飛車、角などの利きの内側から打ったほうが得な場合もありますが、一般的には遠くから打ったほうが得で、打った駒が取られやすい「近打」の方が振り感があり、妙技を感じます。
もし、守備駒の危機の外側から打たないと積まないのであれば、それは妙手だと思います。
>香角飛を離して打つ際に、通常はどこまで離して打っても結果は同様になるのですが、詰め手順の中に何かの理由でそれが1か所に限定されるような手が含まれる時、それを「遠駒」と呼びます
先ほど紹介したブログ主さんも疑問を呈していましたが、どのくらい離れていれば「遠打」と言えるのか?「1間」は果たして遠打なのか?という疑問は私も感じますが、「詰め手順の中に何かの理由でそれが1か所に限定されるような手」は「限定打」と表現するのが一般的だと思います。
『詰むや詰まざるや』を解いたことも、解こうと思ったこともない詰将棋初級者が異を唱えるのはおこがましいのですが、ぴょん太さんのお人柄を見込んで、疑問を呈させていただきました。
申し訳ありません
おっしゃる通りで、「遠駒」の「限定打」が「遠打」です
どこまでも離して打てる状況で、打つ場所が1か所に限定される場合、それを「遠打」と呼ぶものと理解しています
この詰将棋の場合、角打ちの場所として「9三~5七まで考えられるけれど、その5か所のうち詰むのは1か所だけで他の4か所は詰まない」ということで。まさに「限定打」です
私は『詰むや詰まざるや』を解いたことなどありません
ただ詰め手順を眺めて感動し、感心していただけです
でも、今の仕事も辞めた後、いわゆる「老後」になったら、易しめな問題から少しずつ解いていき、それを生きている証しにする…のも悪くないかな~なんて漠然と思っているだけです笑汗
いつか英さんとネットでも構わないので、是非1局指してみたいと思っていますよ
間違いなく英さんは…「あんな偉そうなこと言っていた割に…こんなものなの?」と、内心思われることでしょう
詰将棋も同じですよ~
町道場に行ったら1級と初段の間位でしょう
序中盤が弱いので終盤前に投了する…なんてことも多いと思います
終盤は香車1枚位は強いかも知れませんがたかが知れています
なので…あまり「初級者」とか謙遜しないで下され笑
遠打が何度も出てくるという点で…古今東西の詰将棋の最高傑作と言われる「図巧1番」を鑑賞されることを強くオススメします
詰将棋の「鑑賞」もまた、相当面白いと思いますよ
http://park6.wakwak.com/~k-oohasi/shougi/
このサイトでと…作品の傑作を十分に堪能することができます
もしこのサイトに行かれたのであれば、併せて、是非、「無双30番」も鑑賞されることを強くオススメします
>あまり「初級者」とか謙遜しないで下され笑
多少謙遜の意識はありますが、20手を超える詰将棋を解く棋力、気力ともにありませんし、大道棋の罠にはまります。
それに、詰将棋選手権の様子を見ていると、別次元だと感じます。
ご紹介のサイトを拝見しましたが、その量に圧倒されますね。
鑑賞しようと思いましたが、アプリケーションがセキュリティの関係でブロックされてしまいます。
また、機会を見つけて挑戦したいと思います。