選挙の度に≪がっかり≫してきたのですが……今回も……
『群馬県民は……』
正確に言うと「群馬5区」なのだが。(群馬だけではなく、同じシチュエーションなら、全国どこでも同じ反応だったかも)
小渕氏の“楽勝”だった。いや、“楽勝”と言うと、当事者から異議が出そうなので、“圧勝”と言うべきなのかもしれないが、ドキュメント映像を見ると、やはり“楽勝”と言いたくなってしまう。
なぜなら、“県民”というと範疇が広くなってしまうので、支持者(“ファン”と言った方がいい気もするが)はマスコミから「カネと政治」で「やり玉に挙げられた被害者」という風潮だった。「マスコミには負けない」と息巻いている支援者の言葉も聞かれた。
有権者も小渕氏が行く先々で出迎え(「○時に△町◎▽通り」という情報が行き渡っていた)、温かい励ましの声を掛け、手を握る。サインなどを求めるシーンも見られ、≪政治と選挙は全く別物≫と強く感じさせた。
当の小渕氏は、確かに“お詫び行脚”ではあった。しかし、単に「お詫び申し上げます」という言葉を繰り返すだけで、それが、「心配や迷惑を掛けたこと」に対してなのか、「政治資金の収支が一致しない事に対する説明責任を果たしていないこと」に対してなのか、「政治資金の運用に不正があったこと」に対してなのかは、全く言及していないのである。
説明する間もなく選挙になったという事情もあるが、誠実に対処するならこの選挙期間に説明する機会はいくらでもあったはずだ。まあ、政治屋(政治家ではない)としては、当選するのが第一なので、まずは当選。その後、説明なのであろう(秘書や後援会に責任を押し付けてしまう可能性もあるが)。政治資金の収支の不整合やワイン問題など、納得のいく説明を求めたい。
野党、特に民主党が情けなかった。あれだけ国会で追及しておきながら、対立候補を擁立できなかったのは、野党第一党の価値はないと言われても仕方がない
小渕氏の他にも議員になって欲しくない人が多く、最高裁判所裁判官国民審査のように、「なって欲しくない立候補審査」もあるべきである。
『本当に聞く耳持たない安倍総理』
『ZERO×選挙2014』(日本テレビ系)で、安倍総理が鉄壁の防御を見せた。
村尾キャスターの質問に総理が答える形式であったが、予め質問の内容を聞いていたのか、質問を想定したマニュアルがあったのか、長々と都合の良い数字や理論を繋ぎ合わせた持論を展開した。横槍を入れさせないよう、息継ぎも瞬時に終える防御力。さらに、村尾キャスター何とか口を挟もうとするが、それに被せるように語調を強くする巧みさ。その上、イヤホンを外して雑音をシャットアウトする荒業も繰り出した。
『へこたれないと言うか…』
佐藤ゆかり氏
……郵政関連法案に反対した野田聖子元郵政大臣への「刺客」として岐阜1区に落下傘候補として出馬したが、野田議員も徹底抗戦した。選挙区では野田氏が勝利、比例で佐藤氏が復活当選。
その後、野田氏が復党し、岐阜1区の自民党公認をめぐって対立。結局、次の選挙(“政権交代選挙”)では東京5区で立候補(落選)。
2010年、参議院選挙には自民党公認で比例代表から出馬。比例順位2位で初当選。
郵政民営化で造反した議員への刺客として起用されたが、自民党のゴタゴタ騒動に巻き込まれた感があったが、ウィキペディアを見ると、自らが“お騒がせ体質”のようだ。
「大阪に身をうずめる」決意で、民主党の元官房長官・平野博文氏らを破り当選。
確か、郵政選挙の時には「愛知に嫁に来た」という旨の決意を述べていたような……
それに参議院議員を辞職しての鞍替え。
参議院は軽いんだね。やはり、一院政でいいのでは。
「民主大物、比例重複相次ぐ『覚悟ない』失望の声」という記事
これは事実であるし、保険を掛けて良かった大物議員もいた(管元総理、川端元総務大臣、平野元官房長官)し、選挙区薄氷の思いで当選した大物議員も多かった。
この記事では『海江田氏周辺は、「党首が落選すれば党へのダメージは大きい。『保険』をかけておくことはやむを得ない」』というコメントが載っていたが、党首の海江田氏は、保険さえも役に立たなかったとは……
ただ、この記事、“印象操作”の疑惑もある。自民党の大物議員も重複立候補しているのだが……
自民党では、前職で農相・西川公也氏が敗れ、比例で復活当選(閣僚としては唯一、選挙区で敗北)。“うちわのようなモノ”の松島元法相は選挙区で当選。
そもそも“死に票を少なくする”という名目はあるが、選挙で敗れているのに復活なんておかしい。優勢な大政党が更に優勢になるようにできているのも問題。
自民対象はもちろん、この他、任期があと5か月とは言え、県政を放り投げて出馬し当選した元佐賀県知事、踊りは軽やかだった沖縄2区の照屋氏、投票率の低さ、がっかりすることが多かった(毎度の事)選挙結果だった。
『群馬県民は……』
正確に言うと「群馬5区」なのだが。(群馬だけではなく、同じシチュエーションなら、全国どこでも同じ反応だったかも)
小渕氏の“楽勝”だった。いや、“楽勝”と言うと、当事者から異議が出そうなので、“圧勝”と言うべきなのかもしれないが、ドキュメント映像を見ると、やはり“楽勝”と言いたくなってしまう。
なぜなら、“県民”というと範疇が広くなってしまうので、支持者(“ファン”と言った方がいい気もするが)はマスコミから「カネと政治」で「やり玉に挙げられた被害者」という風潮だった。「マスコミには負けない」と息巻いている支援者の言葉も聞かれた。
有権者も小渕氏が行く先々で出迎え(「○時に△町◎▽通り」という情報が行き渡っていた)、温かい励ましの声を掛け、手を握る。サインなどを求めるシーンも見られ、≪政治と選挙は全く別物≫と強く感じさせた。
当の小渕氏は、確かに“お詫び行脚”ではあった。しかし、単に「お詫び申し上げます」という言葉を繰り返すだけで、それが、「心配や迷惑を掛けたこと」に対してなのか、「政治資金の収支が一致しない事に対する説明責任を果たしていないこと」に対してなのか、「政治資金の運用に不正があったこと」に対してなのかは、全く言及していないのである。
説明する間もなく選挙になったという事情もあるが、誠実に対処するならこの選挙期間に説明する機会はいくらでもあったはずだ。まあ、政治屋(政治家ではない)としては、当選するのが第一なので、まずは当選。その後、説明なのであろう(秘書や後援会に責任を押し付けてしまう可能性もあるが)。政治資金の収支の不整合やワイン問題など、納得のいく説明を求めたい。
野党、特に民主党が情けなかった。あれだけ国会で追及しておきながら、対立候補を擁立できなかったのは、野党第一党の価値はないと言われても仕方がない
小渕氏の他にも議員になって欲しくない人が多く、最高裁判所裁判官国民審査のように、「なって欲しくない立候補審査」もあるべきである。
『本当に聞く耳持たない安倍総理』
『ZERO×選挙2014』(日本テレビ系)で、安倍総理が鉄壁の防御を見せた。
村尾キャスターの質問に総理が答える形式であったが、予め質問の内容を聞いていたのか、質問を想定したマニュアルがあったのか、長々と都合の良い数字や理論を繋ぎ合わせた持論を展開した。横槍を入れさせないよう、息継ぎも瞬時に終える防御力。さらに、村尾キャスター何とか口を挟もうとするが、それに被せるように語調を強くする巧みさ。その上、イヤホンを外して雑音をシャットアウトする荒業も繰り出した。
『へこたれないと言うか…』
佐藤ゆかり氏
……郵政関連法案に反対した野田聖子元郵政大臣への「刺客」として岐阜1区に落下傘候補として出馬したが、野田議員も徹底抗戦した。選挙区では野田氏が勝利、比例で佐藤氏が復活当選。
その後、野田氏が復党し、岐阜1区の自民党公認をめぐって対立。結局、次の選挙(“政権交代選挙”)では東京5区で立候補(落選)。
2010年、参議院選挙には自民党公認で比例代表から出馬。比例順位2位で初当選。
郵政民営化で造反した議員への刺客として起用されたが、自民党のゴタゴタ騒動に巻き込まれた感があったが、ウィキペディアを見ると、自らが“お騒がせ体質”のようだ。
「大阪に身をうずめる」決意で、民主党の元官房長官・平野博文氏らを破り当選。
確か、郵政選挙の時には「愛知に嫁に来た」という旨の決意を述べていたような……
それに参議院議員を辞職しての鞍替え。
参議院は軽いんだね。やはり、一院政でいいのでは。
「民主大物、比例重複相次ぐ『覚悟ない』失望の声」という記事
これは事実であるし、保険を掛けて良かった大物議員もいた(管元総理、川端元総務大臣、平野元官房長官)し、選挙区薄氷の思いで当選した大物議員も多かった。
この記事では『海江田氏周辺は、「党首が落選すれば党へのダメージは大きい。『保険』をかけておくことはやむを得ない」』というコメントが載っていたが、党首の海江田氏は、保険さえも役に立たなかったとは……
ただ、この記事、“印象操作”の疑惑もある。自民党の大物議員も重複立候補しているのだが……
自民党では、前職で農相・西川公也氏が敗れ、比例で復活当選(閣僚としては唯一、選挙区で敗北)。“うちわのようなモノ”の松島元法相は選挙区で当選。
そもそも“死に票を少なくする”という名目はあるが、選挙で敗れているのに復活なんておかしい。優勢な大政党が更に優勢になるようにできているのも問題。
自民対象はもちろん、この他、任期があと5か月とは言え、県政を放り投げて出馬し当選した元佐賀県知事、踊りは軽やかだった沖縄2区の照屋氏、投票率の低さ、がっかりすることが多かった(毎度の事)選挙結果だった。
人でも殺さない限りは当選しますよ、小渕さんみたいな存在は。
二日前に大手マスコミが一斉に与党圧勝の予想を発表するという、これ以上ないアシストをして現状維持でしたから、あれがなければどうにか過半数だったでしょう。得票率が有権者の18%に満たなかった自民党が単独過半数という、欠陥制度の小選挙区制度ですが、導入した小沢一郎の罪はあまりに深いと言わざるを得ません。
>まあいろいろと、わかっていたことですが、もう駄目です。
>人でも殺さない限りは当選しますよ、小渕さんみたいな存在は。
映像に映っていた応援者の多くはおばちゃんたちでした。
この人たちは、政治、法律、経済などを全く考えず、ひたすら応援します。
>得票率が有権者の18%に満たなかった自民党が単独過半数という、欠陥制度の小選挙区制度ですが、導入した小沢一郎の罪はあまりに深いと言わざるを得ません。
そうですか、有権者の18%でしたか。
過去3回(政権交代~今回)の衆議院選挙で見ると、得票率を5割ないのに絶対多数を占めています。
「1票の格差」で横断幕を持って歩く暇な弁護士の先生たちも、小選挙区制、比例復活と強い政党が非常に有利なこの制度を問題にしないのは、「頭が悪い」としか言えません。